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「それではテストを開始します」
あれから2時間、ひたすらこの世界の常識を頭に叩き込んでいた。
叩きこんでいたが・・・本当にこんなのが、この世界の一般常識で良いのか?
「では、第一問」
今回は冒険者登録をする人が俺だけだったので、試験官と一対一だ。
「塩と砂糖。甘いのはどちらでしょうか?」
「砂糖」
「よろしい、では第二問」
「人に危害を加えた場合、加えた人物はどうなりますか?」
「捕まります」
「では、第三問」
段々頭が痛くなって来た、確かに一般常識ではあるかも知れないが・・・。
「では、第十問」
確か本には十問で終わりと書いてあったな、つまりこれがラストだ。
「冒険者が危機的状況に陥りそうな時、最初に何をするべきか答えなさい」
これは本には書いて無かったな、オリジナル問題みたいなもんか?
だがとても簡単だ、答えなんてこれ以外ないだろ。
「逃げ道の確保、出来ればすぐに逃げる」
命あっての物種、死ななきゃどうとでもなるのだ。
「これでテストを終わります、次は肉体テストです。試験会場まで向かって下さい」
そう言うと、試験官は部屋から出ていった。
合格したかどうかは全てのテスト後に発表されるらしい。
俺はいそいそと次の試験会場まで向かった。




