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異世界ベーコン  作者: もょもと
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13

「つまり、君は元人間という事でいいのかな?」


「はい、そうなんです。いつの間にかこの姿になっていまして・・・」


取り調べを受けてる最中に自分の状況を説明した。


ただ、そのまま説明してしまうと元々ベーコンであるという事がバレてしまう。


なのでここは、女神様と一緒に考えた記憶喪失という案でいくことにした。


いつの間にかベーコンだった。自分が人間であるという記憶と名前は覚えているが

それ以外の記憶は全部忘れているという設定だ。


「ふーん、ちょっと水晶持ってきてー」


「分かりました!」


尋問官が後ろに控えていた男性に声をかけていた。何をするつもりだ?


「まぁ落ち着いてくれ、簡単な検査をするだけだから」


「検査ですか?」


「そそ、それを使えば君が人間かどうか分かるから」


なんでも水晶に手をかざすと、色が水晶に付くらしい。


それで、付いた色によって人かどうか判断するという話だ。


「水晶持ってきました、ここでいいですか?」


「あぁ、そこそこ。真ん中に置いて」


テーブルの真ん中に水晶が置かれた、自分よりも恐らく2倍は大きいな・・・これ。


・・・そろそろこの状況にツッコミを入れても良いだろうか?


「えーっと・・・トングで挟むの止めて貰っても良いですか?」


「あ、あぁごめんね。手が油で汚れるの嫌でさ」


そう言いながらテーブルの上に俺を置いた。


のそのそと水晶に近付く、これに手をかざすんだったな。


そっと手をかざしてみた・・・何も色が付かないんだが?


「あーなるほどね、本当に人間なのか君」


「え、どういう事ですか?」


「実は色が付いた時点で人間じゃないんだよ、何かまでは詳しく分からないけどね」


どうやら嘘を教えられていたらしい、こっわ・・・。


「でも、その水晶の特性を知ってたら細工が出来るんじゃないですか?」


「あぁその点は大丈夫。この水晶かなり繊細でね、弄ると簡単に割れるんだよ」


毎回水晶を誤魔化そうとする奴がいて困ってるんだよね

尋問官はそう言いながら、俺に向かって笑いかけてきた。


「おめでとう、君はれっきとした人間だ。その事を自警団が保証しよう」


何とか首の皮が繋がって良かったよ。俺は1人、安堵の表情を浮かべていた。

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