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異世界ベーコン  作者: もょもと
12/22

9

いやいや、ベーコンが冒険者になれるわけないだろ。


突拍子もない事を言う女神様を冷めた目で見ていると


「まぁ話は最後まで聞きなさい。冒険者登録に必要なのはね、貴方が人間であるかどうかなのよ」


人間である事?いや、私ベーコンだよ。何言ってんの?


「そこは私が色々弄っておくわ、この世界には魔法があるのは知ってるわよね?」


まぁ知ってるけど、それが何だと言うんだ?


「この世界にはね、魔法によって姿を変えられた人間もちらほらいるのよ。それを利用するわ」


つまり元々ベーコンな俺だが、魔法によって姿を変えられたという設定で登録すると。


「そうそう、後は年齢だけど。とりあえず、熟成・・・40歳で良いわね!」


「今、人の年齢を熟成年数って言ったな?」


「い、言って無い・・・」


色々疲れたから聞き流すか、それにしても・・・。


「色々あってもう夜だぞ、こんな時間に冒険者登録出来るのかよ」


「流石にやってないわね、なので明日行きましょう」


そう思って持って来たのよ、そう言いながら腰に付いてた袋から色々出してきた。


「まず、お金ね。それに食糧と小さいけど布ね、包まって毛布替わりに使ってね」


ありがたい話だが、俺が持つには大変な量であり大きさだった。


「流石に持てないんだが・・・」


「大丈夫大丈夫!さっき弄った時に魔法も一つ覚えさせたから!」


流石にキレた、この説明不足の女神様にキレたのだ。


「は、羽だけは勘弁して!手入れが大変なの!!ベタベタはもう嫌なの!!!」


ぎゃああああああああああああ!


夜の街に女性らしき悲鳴が響き渡った。

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