表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神眼の支配者 ~ハズレスキル【鑑定】が覚醒したので、俺を見捨てたSランク(予定)パーティを底辺から置き去りにします~  作者: イヌの名前はあとむ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
26/38

第26話:ゼノスギルド、震撼

「──おい、嘘だろ……?」

「冗談だろ……あの『聖なる夜明け』が、全滅……?」

境界都市ゼノスの冒険者ギルドの広大なロビーは、まるでお通夜のように静まり返っていた。

カウンターの上には、レイがダンジョンから持ち帰った、ルキウスをはじめとする『聖なる夜明け』のメンバーたちのギルドバッジ(死亡が確認された際に自動でロックされる遺品)が、静かに並べられていた。

昨日まで「加護なしの無能」と嘲笑っていた青年が、街のトップエリートを一人残らず返り討ちにして戻ってきたのだ。周囲の冒険者たちは、レイと目が合うことすら恐れ、ガタガタと震えながら一斉に距離を取る。

「レイ君、少し奥の部屋へ来てくれるかい?」

受付の奥から姿を現したのは、顔の左半分に大きな切り傷を持つ、隻眼の頑健な老男。ゼノスギルドの支部長であり、かつて元Aランクの猛者として名を馳せたオズワルドだった。

応接室のソファに腰掛けたオズワルドは、レイが淹れてもらったハーブティーを一口すするのを見つめながら、重々しく口を開いた。

「ルキウスの遺体を回収班が確認した。……奴は、禁忌の魔薬『神の涙』を使っていたな。体内の魔力回路が完全に焼き切れていた」

「はい。とても苦しそうだったので、少しだけ楽にしてあげました」

レイは困ったような笑みを浮かべ、穏やかに応じた。

「……お前がやったことは、ギルドの規約上、完全な正当防衛だ。あいつらが先に仕掛けた証拠も、アルテ嬢の記録魔法できれいに残っているからな。だがな、レイ。ルキウスは王都のバルト伯爵家の息がかかった男だ。これで、あの権力狂いの貴族どもは、いよいよお前を本気で潰しにくるぞ」

オズワルドの隻眼が、レイの金色の瞳をじっと見据える。

「ありがとうございます、オズワルドさん。僕のことを心配してくれて、とっても嬉しいです」

レイはふわりと優しい笑みを崩さないまま、しかしその瞳の奥にある、絶対的な意思の光をオズワルドに見せた。

「でも、大丈夫です。売られた喧嘩は、相手の家が綺麗に潰れるまで、買い占めるのが僕の主義ですから」

その静かな、しかし毛が逆立つほどの絶対的な自信に、元凄腕冒険者であるオズワルドすら、背筋に冷たい戦慄が走るのを自覚せざるを得なかった。

「少しでも面白い、続きが気になると思ってくださったら、ページ下部の【ブックマーク】や【評価】で応援していただけると励みになります!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ