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第14話:究極のカウンタースキル

ダンジョンの最深部。


自らが仕掛けた罠の爆発でボロボロになった闇術師が、遺跡の祭壇を背にして息を切らせていた。


「来るな……! 来たら、この祭壇に封印されている古代の『自動防衛ゴーレム』を起動するぞ!」


術師が祭壇のレバーを引くと、背後の壁が開き、魔力で動く鋼鉄の巨兵ゴーレムが姿を現した。その胸部には、禍々しい術式がギチギチに書き込まれている。


「壊せ! 目の前の敵をすべて粉砕しろ!」


ゴーレムの目が赤く光り、丸太のような剛腕がレイに向かって振り下ろされる。


トールが盾を構えて前に出ようとするが、レイはそれを手で制した。


「トール、下がってて。構造が見えれば、こんな鉄クズ、ただの動く玩具だ」


レイは真っ直ぐにゴーレムの胸部──【駆動術式】を見据えた。


【ゴーレム駆動核(ランクC)】

・構造:【魔力を流す】→【関節の疑似筋肉を収縮させる】

 ↓

分解:【関節の疑似筋肉を収縮させる】のプログラムを削除。


『──術式の部分解体を実行します』


パシッ、と小さな火花がゴーレムの胸で散った。


直後、振り下ろされようとしていたゴーレムの豪腕が、ピタリと空中で静止した。魔力は流れているのに、それを動きに変換する「構造」をレイが消し去ったため、完全にフリーズしてしまったのだ。


「な、なぜ動かない!? 動け、動けぇ!」


術師が狂ったように叫ぶ。


「無駄だ。こいつはもう、自分の腕の動かし方を忘れたんだ」


レイは一歩踏み込み、黒大剣の腹で、完全にカカシとなったゴーレムの巨体を軽く小突いた。バランスを崩した鋼鉄の巨兵は、ズガァァンと派手な音を立てて仰向けにひっくり返り、二度と動かなくなった。

【新作のお知らせ】


いつも本作をお読みいただき、本当にありがとうございます!


この度、新しい連載作品をスタートいたしました。


タイトル:『森羅家の生活魔法は戦闘不能? 〜カフェの雑用と馬鹿にされた三姉弟、Fランクから最強へ駆け上がる〜』

あらすじ:「カフェの雑用魔法」と蔑まれた三姉弟が、知恵と工夫で地味な日常魔法を昇華させ、Fランクから最強へと駆け上がる成長ファンタジー!


本作とはまた違った魅力の詰まったお話になっています。

少しでも気になった方は、ぜひ以下のリンクから覗いていただけると嬉しいです!


▼新作はこちらからお読みいただけます

https://ncode.syosetu.com/n6822mn/


※アプリをご利用の方は検索画面で Nコード『 n6822mn 』と検索していただくか、作者マイページの「活動報告」から直接お越しいただけます!


引き続き、応援よろしくお願いいたします!


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