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神眼の支配者 ~ハズレスキル【鑑定】が覚醒したので、俺を見捨てたSランク(予定)パーティを底辺から置き去りにします~  作者: イヌの名前はあとむ


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第11話:術式の「骨組み」

王都近郊のルミナ村に到着したレイとトールを待っていたのは、闇ギルドの術師によって引き起こされた魔物の大暴走スタンピードだった。


「グオオオオ!」

「キシャアアア!」


数百匹の魔物の群れが、地鳴りを立てて村へと押し寄せてくる。


応援に駆けつけたCランク冒険者たちが必死に防衛線を築こうとするが、圧倒的な数の前には文字通り「多勢に無勢」。このままでは数分で村が飲み込まれるのは明白だった。


「レイ、どうする!? さすがにこの数は……!」


トールが盾を構え、冷や汗を流す。


普通なら、ここで剣を抜いて突撃するか、強力な範囲魔法を放つところだ。だが、レイは違った。彼は黒大剣を背負ったまま、迫り来る魔物たちの「足元」を静かに見つめた。


金色の瞳──【神眼の支配者】を発動させる。


すると、レイの視界には、魔物の群れを後ろから操っている「目に見えない魔力の糸(術式)」が、まるで複雑なパズルや編み物のようになって立体的に浮かび上がった。


【集団狂奔の術式(ランクB・暗黒魔法)】

・構造:100以上の魔力結節ノードが網の目のように連結。

・特性:魔物の脳に直接「興奮と破壊」の命令を送り続けている。


(なるほど。魔法ってのは、こうやって緻密に組み立てられてるわけか)


通常の鑑定は、ただ「魔法の名前」がわかるだけだ。しかし、レイの神眼は、その魔法がどうやって作られているかという「設計図と骨組み」を完全に暴き出す。


(100以上の結節点があるが……そのすべてを支えている『要のパーツ(支点)』は、あそこだな)


レイは不敵に微笑み、一歩前に踏み出した。

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