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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
ドモバス帝国

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98/166

98 魔剣です


溶岩湧き出る中に通路があり不思議なことに熱さは感じない

そんな階層だった。


でも熱さは感じないけれどグツグツブクブク言っている様子は

やっぱり見ているだけで恐怖を感じる

もし間違って落ちたりしたらどうなるんだろう?

この階層はあまり離れない様にして攻略しようと話し合い

厳重に結界を張って進んだ。


通路が狭くなかったのは幸いだが

溶岩の中から飛び出してくる炎を纏ったヘビの様な魔物や

体長2m越えの火を吐くトカゲの様な魔物が行く手を阻んで来た。


魔法攻撃にしようか悩んだが取り合えず鞭で攻撃してみると

結構あっさりと倒すことが出来たのは良いが

ヘビの様な魔物は溶岩の中に沈むとドロップ品も沈む様で

手に入れる事が出来なかった。


折角倒しても草臥れ損だったので鞭で引き寄せて

通路に引っ張り上げてから倒した。


それを見ていたチャリオットはこの階層は手伝うだけにすると宣言し

あまり動き回ることなく一緒に行動した。


トカゲの様な魔物も火を吐かれる前に倒してしまえば

どうって事無かったのでサクサク進むことにした。

ドロップ品はどちらも大きめな魔石と皮だった。

でもこの皮ってもしかしたら貴重な素材なんじゃないかと思わせた。

色と言い手触りと言い何となくそう感じた。


この階層はそう広く無いのだが通路が曲がりくねっていたりして

目の前の場所に進むために溶岩を飛び越える事も出来ず

遠まわりをする事になり見た目以上に時間が掛かった。


そして進んだ次の階も溶岩道階層で魔物が大きくなっていた。

ヘビの様な魔物は大きくなっていても

鞭の引き寄せを使えば問題なく引き寄せられたが

この階層のトカゲの様な魔物は炎を纏っていて面倒そうだった。


しかしこの階層も時間は掛かったがやっぱり難なく進み

気が付けばすでに夜も更けていたので

そろそろ休もうかとチャリオットに提案すると

ココじゃ落ち着けないだろうからもう少し進んでみようと言うので

攻略を進める事にした。


そして下りた次の階はボス部屋だった。


扉を開くと溶岩の中に一本道があり中央が広くなっている

炎を纏ったとても大きなドラゴンがそこに居た。


中央へと続く一本道を進んで行くと

ドラゴンの炎は熱を発しているらしく

近づけば近づくほどとても熱くなり簡単に近づけなくなった。


そこで近づくのを諦め『ダイヤモンドダスト』を発動し

徐々に凍り出すドラゴンを見て急ぎ近づき

チャリオットと二人で攻撃を仕掛けると

結構簡単に氷が砕ける様に崩れ去った。


そして大きな魔石と大きな皮と宝箱をドロップした。

宝箱には緩く湾曲した一振りの剣が収められていて

鞘は漆塗りの様な漆黒の輝きを放ち金で装飾されていて

とても立派そうな剣だった。


初めての宝箱からの武器、それもとても立派そうな武器に

胸が高鳴った。


鑑定してみると


漆黒の魔剣

攻撃する度に相手のHPを吸収する

攻撃力350


って、魔剣ですって、魔剣!!

この世界にもあったんだね魔剣


「これはどう見てもチャリオットのだね」


そう言ってチャリオットに差し出すと

しばらく何かを言いたそうにしていたが


「有難くそうさせて頂きます」と仰々しい態度で受け取った。


そうして辺りを見渡すとすぐそばには大きな転移紋と

離れた場所にも転移紋が現れていた

チャリオットの見立てだと離れた場所にあるのが

出入り口に通じる転移紋だろうと言うので

私達はすぐそばにある大きな転移紋に迷わず二人で乗った。


そうして転移した先には当然の様にイフリート様が待っていた。



読んでくださりありがとうございます。

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