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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
ドモバス帝国

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97/166

97 いまさらですが


帝都を出て北へ30分ほど歩くとそこにダンジョンの入り口があった。

緩い岩山の斜面の途中に大きな岩が置かれる様にしてあり

その岩はくり抜かれたように穴が開いていてそこが出入り口だった。


このダンジョンはあまり人気がないのか

出入りしている人影をあまり見かけないので

私たちは誰に邪魔される事も遠慮する事もなく中へと入った。


岩肌が剥き出しになっているが洞窟と言うより

坑道と言った感じの通路が続いていた。


取り敢えずは一本道なので進んでいくと

突然壁から手が飛び出しそして上半身だけが壁に現れる

壁がそのまま魔物の形になって表れた様なそんな感じ


咄嗟に避けたけれど、こんなのに抱きつかれでもしたら厄介だよね

だって気配が察知できなかったし力も強そうで何より気持ち悪い

取り合えず鞭を振れば簡単に討伐できたので

チャリオットと二人サクサク倒したけど

ドロップ品は魔石と鉄、なんか今更鉄かって気もしたが倒して進んだ


途中カーブしたり下ったりしたが一本道だった。

そうして魔物を倒しながら進み続けやっと下へと続く階段を見つけた

通路はけして狭くは無いけれど気分的に窮屈でしょうがなかった。


下の階層もまた坑道だった。

しかし今度は一本道でなく途中で何度か分かれ道があった。

そして出て来る魔物は上の階層と同じ壁魔物と時たま見かける岩人形

岩で出来た人型の様な魔物が歩いていた。


大きさは2m程の身長があり結構な威圧感があって

私は鞭で頭部から真っ二つにすることで簡単に倒せたが

チャリオットは彼方此方攻撃しているが倒せずにいる

どうも弱点を切り刻まないと倒せないらしい

それが頭部なのか胸部なのか確かめると

そのどちらも効いたので頭部か胸部かを潰せば良いという結論になり

それからは難なく倒せる様になった。

ドロップ品は魔石と魔鉄だった。


全ての坑道を廻り下の階へと降りるとまたまた坑道だった。

しかし壁魔物は色が変わり銅をドロップし

岩人形の数も増え

坑道の分かれ道も多岐に渡り面倒になっていた。


階層を攻略するのに時間が掛かる割には

閉塞感と言うか窮屈な感じがしてドロップ品にそう魅力もなく

何がってこのダンジョン採取素材がまったく無いのが残念だった。


そうして下りた次の階も坑道だった。

銅を落とす壁魔物と今度は色が変わった岩人形も居て

そいつはミスリルをドロップした。

しかし魔鉄の岩人形より硬くなっていて面倒だとチャリオットが言った。


もう殆ど迷路の様になっている坑道内を

只々魔物を倒して進むだけの作業状態

ダンジョンだと言うのにワクワクも楽しみもなく何だか飽きていた。


そしてやっと見つける次の階層

ココは広さは上の階層とそう変わらない様だが

銅を落とす壁魔物とミスリルの岩人形だけとなり

その魔物の数も増えた様だった。

冒険者の数がそう居ないせいか魔物の数が多い気がする。


私はあまり動かずに鞭を振るだけだが

結構動いて攻撃しているチャリオットは大分疲れが見える。

そろそろ休める所を探して休もうと提案したが

そもそも坑道内なので広い所があるはずもなく

構わずにゲルを設置して厳重に結界を張り隠蔽も掛けて休んだ。


とても疲れた様子のチャリオットのために

ニンニクをたっぷり使って豚肉を焼きスタミナ丼を作ってあげた。

そしてデザートにプリンが食べたいと言うので

アイスと果物も載せてプリンアラモードにして出したら

とてもとても喜ばれた。

そりゃそうだ、私も嬉しい特別仕様だ。


そして少し休んで夜にはまだ時間があるので

もう少し攻略を進めようと言う話になり攻略を続けた。


鉱物を手に入れるのが目的だったら

スライムダンジョンの方が絶対に楽しいだろう

そんな事を考えながら先を進んでいた。


そして進んだ次の階層も坑道だった。

しかし壁魔物の色が変わり銀をドロップする様になり

岩人形の色も変わっていて倒すとオリハルコンをドロップした。


おお、ここに来てオリハルコン

この世界で初めてお目に掛かるオリハルコン

でもすでにヒヒイロカネを手に入れているので価値は半減だが

オリハルコンと言えば伝説の武器の数々を生み出している

私が知るゲームの世界の話だが・・・

これは少しばかり手に入れておいても良いだろう

と言うかむしろ欲しいよ欲しい

少しだけやる気が出て来た私はこの階層を張り切って攻略した。


そうして進んだ次の階層はいきなりの溶岩地帯だった。



読んでくださりありがとうございます。

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