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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
ディンガル国

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86 荷馬車改造

ブックマークありがとうございます。

とても励みになります。


大分ぐっすり寝ていた様で目覚めるとすでに昼近かった。

コーヒーを飲みゆっくりと支度をして

昼食は街で何か美味しい物でも探して食べようと決め向かった。


街はダムデムの様にきっちりと区分けされている感じではなく

彼方此方に住宅があり商店があり

そして食堂があったり工房があったりとバラバラで

唯一王城らしき建物の傍に冒険者ギルドと商業ギルドが並んでいて

そこが主要個所なのだと主張している様だった。


露店があればと思ったが食べ物を扱う露店は見当たらず

街中を歩きながら食堂を見つけ取り合えず入ってみた。


お勧めを注文して出て来たポトフとパンを食べながら

ポテサラが食べたくなった。

今なら材料が揃っているからいつでも作れるんだよ、ふふふんと

心の中で誰にではなく自慢していた。


今日は王都の散策と決めていたので

目についた店は片っ端から入ってみた。

武器屋に防具屋に薬屋に食料品店にパン屋

道具屋に酒屋に装飾品店

あまり目を引く物は無かったが装飾品店は勉強になった。


この国はブローチが人気らしく店の品の6割がブローチで

大小様々な大きさの宝石をあしらった物が並んでいて

デザイン的にもきっと男の人も付けるのだろう

後2割が髪飾り残りが指輪とその他と言った感じだった。

意外にも指輪やネックレスなどは人気が無い様だ。


そして髪飾りはやたらと派手な飾りが付いたかんざしの様な

結った髪に刺して飾るタイプかカチューシャの様なタイプで

櫛型の髪を纏めたりするのやピン止めの様なのは無かった。


こうして実際色々と見て回らないと気づかない事も多いと

改めて実感してその後も彼方此方を覗いて回りゲルへと帰ると

ゲルの前でチャリオットが待っていた。


何事だ?


「どうしたの?」


「アオイさんに急ぎお願いがありまして。」


「何よ?なんか嫌な予感しかしないけど」


取り合えず話を聞くと

急遽ドモバスの帝都までまた荷馬車の護衛を頼まれたらしい

そこであの座席型クッションや

荷馬車設置型のベットなど荷馬車の改造をして欲しいそうだ


「もうあの快適さを知ってしまったから僕には無理なんです」


「あの荷馬車を使えばいいじゃん」


「依頼主が違うのに無理じゃないですか兎に角お願いします

僕には本当にもう普通のでは無理なんです。」


何やらアブナイ発言の様に聞こえてしまいますよチャリオット

でも仕方ないそれは私にも関係してくる事だしやりましょう。


商業ギルドへと急ぎ駆け付け荷馬車の改造をした。

御者台のクッションに

荷台の両脇に取り付けた簡易ベット付き組み立て型個室


何となく思いついて

スライムゼリーはゴムの代わりにもなるんじゃないかと思い

ついでに車輪の改良を試みた


車輪を鉄製にしてスライムゼリーを凝縮しタイヤの代わりにし

簡単なサスペンションも取り付けてみた

スライムゼリーマジ有能バッチリタイヤになってくれたよ

これで乗り心地も大分改良されたはず。


ついでのついでに荷台の後ろを軽トラの要領で

荷台の枠が下せるように改良し

荷物の積み下ろしが楽になるようにもした。


これだけやれば十分だろう

明日からの旅がまた楽しくなることを願いながら作業を終えた。



読んでくださりありがとうございます。

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