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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
ディンガル国

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83/166

83 王都到着


考える時間はたっぷりあったので

馬車に揺られながらあれこれ考えては休憩の度に提案し

作っては使って貰って感想を聞いていた。


テントもスナフキンが使ってた三角柱タイプじゃなく

良く海水浴場でも見かける様になった

折り畳みワンタッチの軽いタイプ

3,4人が余裕で寝られる様な広さなのに

持ち運び便利なコンパクトサイズにするのが難しかった。


荷台に取り付け型は荷台の両脇に幌と簡易板を取り付け

広げると簡易個室ベットの様にしてみた。

折り畳みのチェアは小さくても問題なかったので簡単に作れ

レインコートはポンチョ型で作った。

ついでに布団の様な寝心地を追求した寝袋も作った。

それらすべてスライムゼリーを使ってみたがそれも好評だった。


ランタンの様なのも作った。

球体にした鉄に光の魔石を練り込み懐中電灯の様なのを作り

そのまま懐中電灯としても使え

ガラスで作った容器にスライムのしずくを詰め込んで作った物と

組み合わせるとランタン風になる様にしてみた。


スライムのしずくをいったい何に使うのか良くわからなかったが

見ていると水のようだったので使ってみた

ついでにスライムのしずくを暖色系に染色してみたら

淡い光が心地よいくつろぎ空間を演出していて

思った以上に良い出来になった。


そんな制作活動をしていたお陰で退屈することなく

なんのアクシデントも発生することなく

あっという間に王都に着いた。

早い方の予定の7日が掛かっていたがそれなりに楽しい旅だった。


ディンガル王都は城壁できっちり囲まれている訳じゃなく

木で作った柵の様なもので囲い彼方此方に門があり

門の広さや大きさで人だけしか入れないとか

荷馬車専用だとか制限されている感じはあるが

結構出入りは自由な様で検問も簡単らしく

そんなに待たされる事なくみんなすんなりと入って行く

王都もこれで3か国目だがやっぱり色々なのだと実感した。


中は木造りの建物ばかりでそんなに密集した感じもなく

広さはさすが王都と言った雰囲気だが

路地もきちんとは整地されてもいないし

全体的にのんびり長閑な印象を受ける。


私たちは門を潜るとそのまま商業ギルドへと向かい

取り合えず私達も顔を出すことになった。

私が旅の間に考えた物を商標登録しようと言う話になったからだ


しかしここのギルドにチャリオットの顔は効かないらしく

執務室ではなく普通の会議室の様な所で係の人と話をしたのだが

殆どは実物を見せて説明しレシピも提出し

手続き自体は簡潔にしてくれていた様だが

それでも数があったせいもあり大変で

結構な時間が掛かってしまい本当に疲れた。


商業ギルドの前で

チャリオットが自分の実家に一緒に行くかと進めてきたが、

折角の里帰りなのだからゆっくりしたら良いと私が言うと、

面倒な事の片付けもしたいのでそれではと

7日後に冒険者ギルドで落ち合う約束をして別れた。


7日もあればこのディンガル国のマッピングも出来るし

ゆっくり街の探索も出来るだろうとおおよその計画を立て

街の外に出てゲルを設置して休むことにした。


何だか兎に角疲れていたので

久しぶりにひとりの夜をダラダラしながら過ごした。



読んでくださりありがとうございます。

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