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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
ディンガル国

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79 商標登録


「商業ギルドの馬車が王都まで送ってくれると言ってますが

アオイさんはどうお考えですか」


「私まだ馬車の旅ってしたことないからちょっと嬉しいかも」


「馬車の旅ですと王都まで7日から10日掛かりますけど

その辺も大丈夫でしょうか」


「大丈夫だよ、って言うかその日程のズレってなに?」


「天候にもよりますし、馬の状態ですね」


なるほど馬が元気に走ってくれない事にはって話だね

やっぱり箒でひとっ飛びとは訳が違う

でも、馬車の旅初体験は楽しみかも


「何か用意した方が良い物とか何かある?」


「別に無いと思いますが

日程は商業ギルドの方に合わせてしまって良いですか」


「ええ、お願いします。

それより冒険者ギルドのマジックバックは良いの?」


「アオイさんが気の乗らない仕事はしなくても良いと思いますよ」


「そう言われちゃうと逆に申し訳なくなるんだよね

一度は無理のない程度に請け負うと約束してるし」


「それでしたらアオイさんの無理のない程度でお願いします

冒険者達もきっと喜ぶでしょう。」


やっぱりチャリオットって私の扱い上手くなってるよ。


私はマジックバックの200ℓサイズを50個ほど作り

自分で納入に行くのはちょっと嫌だったので

チャリオットにお願い(押し付け)して旅の支度を始めた。


やっぱり旅と言ったらおやつだよね。

でも私の手持ちの食材で作れるおやつは

冷やすと美味しいタイプばかりなんだよ

冷蔵庫欲しいな。


昔の冷蔵庫は木箱に氷を入れて冷やしたと聞いたけど

同じ様なのなら作れるよね。


でも、氷は解けたら終わりだしなぁ。

氷の魔石をうまく使えないか?

武器に属性練り込めるなら冷蔵庫型にした鉱物に練り込んで

それだと冷蔵庫の周りも冷えちゃうのか

ってそうだ、厚めの木で覆えば大丈夫か?


作ってみよう。


木材でお洒落なレトロ風冷蔵庫を作り

熱伝導の良さそうな銅でサイズぴったりの内装を作り

氷属性の魔石を練り込んでから取り付ける。


じゃ~ん!お洒落な冷蔵庫!!


って、中は氷が出来そうなほど冷えてるよ

これじゃ冷蔵庫じゃなくて冷凍庫だよ。


内装全部じゃなくて一部にすれば温度調整出来るか?

取り合えず背面だけを氷の魔石を練り込んだ鉄にして

他の面は普通の銅で内装を取り付け直してみる。

今度は思った通り良い感じの庫室内温度


やってみるものだね作れたよ冷蔵庫。

これで美味しいおやつが作れる。


ってそれよりこの冷蔵庫が普及すれば

冷えたエールが何処へ行っても飲めるようになるかも

アイテムボックス無くても食材を腐らせる心配も減るし


でも、エール冷やすとなると容量の問題も出て来るし

ビアサーバーの様に注ぐときに冷やせるタイプも考えてみるか

そうして作る樽に取り付けられる形のビアサーバー擬き


そうだナイスミドル様にちょっと会いたくなった事だし

この冷蔵庫と冷凍庫とビアサーバー

そして懐中時計と柱時計の商標登録相談してみようか

うん、そうしよう。


私はいそいそと商業ギルドへと顔を出し

ギルド長へ面会を申し込んだ。

程なくして通される執務室、この優待感がちょっとこそばゆい


早速柱時計と懐中時計と冷蔵庫と冷凍庫とビアサーバーのレシピを出し

懐中時計と冷蔵庫と冷凍庫とビアサーバーは実物を見せ説明しながら

商標登録の話をする。


「これはどれもこれもとても素晴らしい物です

早速登録いたしましょう。

それで製造の方はどういたしましょうか」


「ああ、私はそのそう言う事考えるのはまったく出来ないので

レシピの売却代金や商標登録の利益分だけで充分です。

後はすべてお任せしますのでよろしくお願いします。」


「それでは例えば私がこれらを作り独占販売したとしてもですか」


「そう言うのもすべて込みでお願いします。」


「分かりました、けしてアオイさんに悪い様には致しません

それは誓ってお約束します。」


ナイスミドル様がきっぱりと言ってくれたので

私は安心して商業ギルドを出た。


また何か思いついたらココに登録しに来ようと密かに誓った。



読んでくださりありがとうございます。

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