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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
ダムデム国

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65/166

65 プリンとピザ

ブックマークありがとうございます。

励みになります。


次の日は朝一で王都近くまで転移して

王都へ入るために門前に出来た行列に並んだ。

王都は厳重な城壁に囲まれ中に入るにも厳重な検問があるようで

念入りに身分証をチェックされていた。


朝一だったので人がそれほど居なかったのか

それ程待たずに順番が来たので身分証を見せ

中へと入ると一目散に冒険者ギルドを目指した

素材の放出とダンジョンの情報収集のためだ。


情報の収集はチャリオットは実に上手かった。

Sランク冒険者の肩書もだが麗しい仕草と話し方が

本当に上手く作用して面白いほどだった。


新たに出来たダンジョンは先発隊が組まれ偵察中で

一般の冒険者たちは入る事も出来ないそうだ。


素材とポーションを少し買い取って貰い

チャリオットから受け取ったマジックポケットの代金を

私の口座へ入金している間にチャリオットは

その偵察を自分達にもさせてくれとうまく話を持って行き、

あっさりとダンジョン内に入ることを許された。


神殿を狙ったかのように突然出来たダンジョンだったので、

中に居た教団員の何人かの消息が不明だったり

神殿内にあった施設などがどうなったのかも不明で

偵察もそう思う様にいっていない様だと言う。


その辺を重点に偵察して欲しいとお願いされ、

私とチャリオットは早速ダンジョンへと出向いていた。


見た感じ神殿の外観はそのままだった。

しかし入り口を入ると神殿のロビーの先の扉部分から階段が伸び

下へと下れるようになっていた。

そこから先がダンジョンなのだとはっきりと分かる感じだった。


チャリオットはどうか知らないけれど、

私は卵の事ですでに頭が一杯で顔は大分ニヤ付いていたと思う。


さぁ、ダンジョン攻略始まりだよ!!

気合は十分に入っていた。


まず第一層、お願いした通り鶏と果物の世界だった。

果物と言っても木に成る物が多く、

時々木の枝の上から鳴いている鶏も居た。


「チャリオット、果物は後回しで鶏を狩りつくすわよ。」


「重要事項なの?」


「卵が手に入れば美味しい物作り放題よ、食べたくないの?」


「それは最重要事項だね。」


そう言い合い二人揃って階層中の鶏を狩りつくした。


魔石は落とさなかったが卵か肉をドロップさせ

ふたりで狩った量を見るとかなり集められていた。

良かったよ、誰も居ないうちにここを攻略出来て、

本当に心からそう思った。


そうして二階層へと進む。

サトウキビと豚の階層

サトウキビはもちろん砂糖の品質改善と黒糖のため

豚の討伐はチャリオットに任せ私はサトウキビを刈り取った。

嬉しいことに海辺もあり、

魚介の採取も出来た事が何より嬉しかった。


そうして次は三階層

野菜とスパイスと牛乳の階だ。

野菜やスパイスがとにかく充実していた

中華系スパイスやインド系スパイスや胡椒

そしてバジルやシナモンや紫蘇やみつばなどハーブ系も多く

やっぱりここもチャリオットに牛の討伐を任せ

私はスパイス採取に夢中になった。


牛乳はチーズにもしたいしバターも欲しいし

生クリームも欲しい何ならヨーグルトも作りたいと考え

チャリオットの討伐数を見てからリポップも考えようと思って

チャリオットを探し合流すると、

案の定思うほどの量の牛乳は無かった。


しかしリポップ間隔が短かったので一度休憩をしてから

ふたりで狩りつくしまたリポップを待って狩りつくしを繰り返した。


卵と牛乳と砂糖が揃ったので、

チャリオットにプリンを作って食べさせ納得させてから、

この場で調味料作りのための時間をくれとねだった。


三温糖に黒糖、チーズにバター、生クリーム

それからケチャップにウスターソースなども作ったし

チリソースやラー油等々思いつくものをあれこれと作った。


後は酢があればマヨネーズも作れるし

醤油や味噌があればもっといろんな調味料が作れるのにと

手に入れたばかりの素材でとにかく作りまくった。


その間チャリオットはプリンに感動したのか

一階層に戻り卵を追加で手に入れたり牛乳を手に入れたりしていた。

お礼にピザを作って振舞うとさらに感動していた。


どうよ!!


これで私の料理知識も少しは生かせる様になると言うものだよ。

私はひとしきり喜びに打ち震えていた。



読んでくださりありがとうございます。

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