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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
ダムデム国

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61/166

61 魔力枯渇?


「そもそもなんだけれど、

召喚出来るって事はその逆も出来るんだよね?

だって、私の世界とここを繋いでるって事だから」


「以前何度か試した様だが

成功したかどうかは定かではない。」


「こっちは定点があるけど向こうには無いから

何処に転移するかも分からないって事か。

そう言えば召喚者をどうやって決めているんだろう?

ただ空間を繋げているだけじゃないのか。

その辺詳しく調べて行けば帰る事も可能になるのか?」


「さっきから独り言ばかりだよ。」


チャリオットに声を掛けられて我に返った。

でもそうだね、そう考えると

下手に召喚紋を壊すのはやっぱりやめた方が良いのかな。


「どんなダンジョンにするか私の意見って聞いて貰えるの?」


「どんなとは?」


「たとえばシヴァ様のダンジョンの様な実り豊かにするとか」


「シヴァは転生者の記憶を頼りにしたようだな。」


「私どうしても卵と牛乳が欲しいのよ、

だから採取が難しいなら魔物のドロップ品にして欲しいなって」


「可能ではあるが、

人の身で入れぬような封印場所も作らねばならぬ事

それを忘れてはいないであろうな。」


「もちろんだよ、一層は果物と鶏でドロップ品を卵と肉

二層はサトウキビ畑で豚肉

三層は野菜とスパイスと牛で牛乳と肉

そこから先は銀牙に任せるからそんな感じでお願い。」


「随分と厄介な事だ。」


「そう言えばダンジョンって成長するって聞いたけれど、

それって階層が増えるの?それとも広くなるの?」


「大抵は階層が増える様にしている。」


「って事はそれも選べるって事?なんか色々凄いね。

考えているだけでワクワクしてきたけれど

実際本当に出来るのかまだ信じられないわ

で、どうやって作るの?」


「ここから力を使う、お主は我に魔力を与えよ。」


「銀牙に魔力流すだけで良いって事?」


「そうだ。」


「最後の確認として、教典は回収してね。

そして転移紋は厳重に封印してそれだけは間違いなくお願い」


「分かっている、では始めるか。」


銀牙はそう言うと前足に力を入れる様にして構えたので、

私は銀牙に触れ魔力を与える様に巡回させる。


どの位の時間が経ったのだろう、

私の中の魔力がかなり無くなっていくのが自分でも分かる。

ドンドンと吸い尽くされる感じがはっきり分かる。

初めて魔力の枯渇が心配になって来た。


でも卵と牛乳と砂糖のためだ

こんな所で挫けてはいられない

たとえ魔力が枯渇しようともここは踏ん張りどころ


こんなことならMP回復ポーション作っておけば

って、あるじゃないアイテムポケットの中に


私はポケットからMP回復ポーションを取り出し初めて使った。

まだまだ掛かりそうなので全回復させるつもりで使った。


銀牙、私の事は心配しないで思う存分力を使って

そう願いながら魔力を与え続けた。


そうして何時間経ったかも分からない程の時間を経過して

体力的にもかなり厳しくなってきた時やっと終わったようで、

銀牙の体から力が抜けて行った。


「疲れたでしょう、大変な事を頼んでしまったんだね

本当にありがとう」


私は心から銀牙にお礼を言った。


「お主が望む様に出来たはずだ、確認してくるが良い。」


「え~~~っ、その前に少し休ませてよ。」


私はそう銀牙に笑って見せ

ゲルを設置すると中へ入りベットに倒れる様にして眠った。



読んでくださりありがとうございます。

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