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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
ダムデム国

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57 大丈夫か私


朝目覚めてコーヒを淹れ

朝食様に作って置いたサンドイッチを食べていると

チャリオットが部屋の扉を開けて登場した。


「おはよう、いい匂いだね。」


朝から爽やか笑顔全開だった。


え~~っと、ここにこのゲルに泊まってたんだね。

すっかり忘れていた

というか習慣になかったから対応に遅れた。


「おはよう」


「ソレって僕の分もある?」


私が食べすすめるモーニングセットを指さす。


「今淹れるね。」


「ああいいよ、わざわざ作るなら自分でやるから」


「大丈夫、コーヒーだけだから」


「コーヒー?」


「そう、コーヒー」


チャリオットにコーヒーの初体験をさせ、

作り置きしてアイテムポケットに入れておいた

サンドイッチとフルーツを出した。


そう言えば前に、

チャリオットのポスターをゲルに飾りたい

そう思った事があったけど落ち着かないわ


動く実物が目の前で優雅にしている姿には騙される。


中身にはすっかり慣れて平気だったはずなのに

意識してしまうじゃぁないですか


それはきっとこのゲルに二人きりと言う状況が

錯覚させているのだと分かっているけれど

これはこの先が思いやられるのですが、大丈夫か私?


心の中でチャリオットはじゃがいも

チャリオットはかぼちゃと言い聞かせてしまった。


「私はこの後ちょっと三人に挨拶してから

冒険者ギルドに顔を出す予定だけどチャリオットはどうするの」


私が訊ねると


「僕も一緒に行くよ。」と言うので


「じゃぁギルドで待ち合わせで良い?」


と言ったら、


「だから一緒に行くからちょっとだけ待っててよ。」


って、


脳内で何やらいろんな妄想が炸裂しそうな

素敵な会話を展開させてしまい

またもや意識し錯覚してしまう


本当に大丈夫か私・・・


これはもう早く冒険者ギルドに行って

インテリ様と美青年の絡みで別妄想を展開させなくては

私の身が持たないわ

危ないあぶないとってもアブナイ、キャラ崩壊しそうだよ。


などと忙しく脳内展開していたら

チャリオットの支度が出来た様なので一緒に出掛けた。


ゲルをアイテムポケットに仕舞い家へと出向き

ケント君とニックさんとミノル君に昨日作ったイヤーカフを渡すと

案の定「僕の分は?」とチャリオットにねだられ

後で相談しながら作ることを約束し

冒険者ギルドの執務室でマジックバックなどの納入を済ませ

代金は私名義の口座の方へとお願いしてから

手持ちの素材の買取をお願いしてその分は現金で受け取り

この街ですべき事をすっかりと済ませたのだった。


「ねえ、チャリオットはどっちがいい?」


「はい~?」


「私ダムデムのダンジョン攻略途中だから

チャリオットが始めから攻略したいなら街の傍に転移するし

途中からでもいいなら、ダンジョン内に転移するんだけど

どっちが良いのかなって」


「そういう事なら僕は途中からでいいですよ

ダンジョンにそれほど拘りを持っていませんから。」


「そうなの?」


「僕は観衆が多い方が力が出るんです。

相手が魔物じゃ折角の僕の価値も半減ですよ。」


「じゃぁ、私と一緒に行く意味ほとんどないじゃない?」


「アオイさんと一緒だと注目を集めそうな気がするんです

だから僕は期待しているんですよアオイさんとの旅。」


どんな期待をしているのかは全く分からなかったが

チャリオットとのこれからの旅と冒険に

あれこれと不安要素しか見当たらない気がして来た。


本当に大丈夫か?



読んでくださりありがとうございます。

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