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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
モーデル国

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38/166

38 ゴーレムの核


次の階は見渡す限りの荒野だった。

ガンマンやカーボーイなどが登場しそうな緑少ない荒野。

地平線には某夢の国のアトラクションにある様な

大きな山が見えている。


明日にはグノームの街に戻らねばならないのに

ダンジョン踏破は難しいだろうか。


兎に角急ぐために箒に座り

ドリアード様ダンジョンの時のように攻略を始める。

蚊取り線香のようにグルグルと移動しながら、

初めての魔物は倒し、珍しい物を採取する。


魔物はサイの様な魔物が多く、

鹿の様なトナカイの様な群れを成した魔物や

チーターの様な魔物も居た。


それからモグラの様な

地上の穴から突然飛び出してくる魔物や

サソリの様な魔物と多種多様。


これは歩いて攻略していたら

どれだけ時間が掛かるか想像もつかないと

飛びながら適当に攻略していて見つけた緑のそれ。

サボテンの形をした動く魔物。


びっくりした、実在するんだね。

じゃぁ亜種で

サボってたり大きかったりするのも居るんだろうか?

私は迷わず追いかけた、

逃げ足が速いと言われるそのサボテンを。


そして反撃を恐れて結界を張ったと言うのに、

振るった鞭はサボテンをあっさりと一刀両断にした。

貴重な調合素材と言われるサボテンの花と魔石を落として。

これはもう見つけたら狩りまくるしかないと

目を凝らしながら飛び続けた。


時間との勝負の様な攻略なので見逃しているかもしれないが、

亜種に出会うことなくその後3匹ほどを倒し、

いつまでも地平線に見えていた山がようやく近くに見えだした。


そうしてようやくたどり着いたその山には洞窟があった。


ここからまた新たな展開なのかと足を踏み入れると、

思った通りのダンジョン風。

しかし魔物が居ない。

いくつかの部屋を通り過ぎ、

次の階へと進むと採掘音が聞こえる。


冒険者がいるのか?

魔物が見当たらないのは、殲滅されたのか?

そんな事を考えながら進んでいくと突然の大部屋

いや大きな洞窟。

そしてなぜかヤドカリの様なやたら大きな魔物が居た。


いきなりのボス戦に慌てて鞭を振ったが

その硬い殻は簡単には切り裂けなかった。

私の攻撃に体をすっかりと殻の中に収めてしまった魔物は

さらに硬くなり鞭の攻撃は通りそうにない。


仕方なく鞭を銃に持ち替え、

ロックランスを地中から出し転倒させ、

最上級雷魔法のテンペストを殻の中に向かって打ち込む。

いけたか?

しばらくの沈黙の中様子を窺って居ると

大きな魔石を残しヤドカリはゆっくりと姿を消した。


ボスなのに魔石だけ?

もしかしてボスじゃなかったの?

宝箱も転移紋も見当たらないのでダンジョンを進むことにした。


複数ある通路の中から

さっきから聞こえる採掘音の方へと進んでいると、

なんとびっくりそこにはドワーフが居た。


これはもしかしてドリアード様のダンジョンと同じパターンか?

そう思いながらドワーフに話しかけてみる。


「こんにちわ、お仕事中すみません」


「・・・・・・・」


「あのぉ、すみません」


「・・・・・」


「お忙しい所すみません」


「なんじゃさっきから煩い」


そう言いながらやっと振り返ってくれたドワーフ


「お前誰だ!?」


「ダンジョン攻略していたらここへたどり着いたのですが・・・」


「!?!?!?」


「?」


「長老の所へ案内する、付いて来い」


そう言うとドワーフはスタスタと歩き出す。

必死になって後を追いながらしばらく進むと

そこに村(?)があった。


洞窟の壁にいくつものドアや窓があるのできっと中は家なのだろう。

その中の一番奥にあるドアに入るとそこが長老の家だった。


「こんな所まで来た人間は初めてですな、ノーム様に御用かな」


「ノーム様?」


「ご案内しましょう」


長老はそう言うと家から出て歩き出す。


何だろうこのあっさりとした感じ。

ドワーフってもしかして人の話を聞かないのかしら。


ドリアード様の時のエルフ達は歓迎ムードだったけど、

ここは他のドワーフの気配はするけれど姿は見せない様だし、

警戒されているのかな。


途中長老と話をすることもなく

洞窟の奥へと進むとそこに土の大精霊ノーム様が居た。


「クノックを倒せる人間が現れるとは思いもしなかった」


「クノックってさっきのダンジョンボスですか?」


「そうだ、なかなかに面白い物を見せてもらった何か礼をしよう」


「お礼はいらないのですが、良かったら私と契約をして頂けませんか」


「ドリアードも契約したようだしな、それも面白そうだ、良いだろう」


ノーム様も結構あっさりと契約してくれた。

本当にそんなにあっさりでいいの?

もっとこうなんというか試練みたいなのがあったりとか。

あっさりしすぎて逆に戸惑ってしまいますよ?


「早い者勝ちの様な物だ。

ワシら精霊はこの世界に多少の影響力を持つが

単体ではあまり役には立たん。

強き者と契約をし、

その者を通して繋がることで守れるものもあるし

大きな事も出来る事もあろう。

その為の契約だからな、

ここへ辿り着いた時点で契約の条件は満たされている、案ずるな。」


「もしかして、心の中を読まれていたりします?」


「ハハハハハ」


怪訝そうに尋ねる私にノーム様は豪快に笑うだけだった。


「それで、ノーム様にはどんなお力を貸して頂けるのですか。」


「そうであった、そうであった、コレを」


そう言って手渡された真っ黒なソフトボール程の球体


「ゴーレムの核じゃ、それがあればお主が望む形のゴーレムが作れよう」


「ゴーレムってあの動くロボットの様な?」


「形は自由じゃ、お主の魔力で好きな様に動かすことも出来よう」


「そんな重要なものを本当に頂いても良いのですか?」


「その核自体はダンジョンから稀に出ることもある、

しかしそれでゴーレムを作った者はおらん、

その知識も魔力も持ち合わせる者が居ないと言うのが正しいのだがな、

お主なら面白いことをしてくれそうだ、せいぜい楽しませてくれ。」


「ありがとうございます

何を作ろうか考えるだけで楽しくなってきました」


「まぁ、ワシ自体の力は

あの大渓谷の流れを堰き止める程度の土を出したり消したりする位だ、

大した役にも立たぬじゃろうが、

やっぱりソレは喜んだようでワシも嬉しいぞ」


気持ちはすでにゴーレムの核に行っていた私に

静かに独り言ちるノーム様。


「それであの図々しいお願いかと思うのですが、

ここに転移門を設置しても宜しいですか?」


「別段構わぬ、

お前の作るゴーレムも楽しみにしている、また来るが良い」


「はい、また必ず寄らせていただきます」


心からお礼を言ってから、

転移門を設置してそのままグノームの傍の広場へと転移して戻った。


約束をした朝にはまだ時間があったので、

ゲルを設置してベットに潜ったが、

どんなゴーレムを作ろうかと考えてしまって眠れそうには無かった。



名前  橘 葵

称号  怒涛の作業師 噂の魔王様?

ジョブ 錬金術師★★★complete

    召喚術師★★★3

    格闘家complete

レベル 255

ジョブ候補 

固定スキル 生活魔法 鑑定 染色

スキル 栽培★ 調薬★ 鍛冶★ 分解★ 付与★ 製布★ 縫製★

    採取★ 精製★ 錬成★ 調合★

    火魔法★ 水魔法★ 風魔法★ 土魔法★ 雷魔法★

    回復魔法★ 間接魔法★ 聖魔法★ 闇魔法★ 

    無属性魔法★ 時空魔法★ 重力魔法★

    闘魂★ 格闘術★ 召喚術 精霊契約 鞭術


契約精霊 ドリアード ノーム

加護   龍の加護


読んでくださりありがとうございます。

しばらくは1日何度かUPさせて頂きます。

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