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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
モーデル国

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36/166

36 ダンジョンだね


商人と連絡が付き、丁度この街に向かっていた所らしく

明後日には着くので話は明々後日になりそうだと

マーサ様が朝一で知らせて来た。


じゃぁ私はそれまで他の街も見て回りたいから

その頃に戻ると返事をして昨日作った石鹸を手渡した。


使い方を説明しているうちに

洗濯なんかにも使える普通の石鹸も必要だと言う事になり、

急遽ヤギの乳の入っていない石鹸も作って渡した。


石鹸を手に興奮気味のマーサ様に

再度明々後日の朝には戻ると言ってから家を出た。


自分の作った物が喜ばれるのはやっぱり嬉しいものだと

ちょっと気分を良くしながら薬屋へと向かう。


どの位の量を買い取って貰えるのか

自分からははっきりと言わずに探りながら交渉する。


結局目立たないと言う常識的な塩梅がいまいち掴めず、

取り合えず買い取って貰うのを諦め店を出た。


どうもこの世界で

あまり人とふれあって居ないせいもあって不便なことも多い。

この際定期的にティンバの街に戻り

チャリオットに丸投げしようか、

そんな事を考えながら冒険者ギルドへと出向き

近くの街の情報を聞いた。


村はあちこちに点在していて

歩いても2時間か3時間おき位にはあるらしいが、

街と言うと渓谷に近い場所までなく

歩きだと6日ほど掛かるそうだ。


例の広場に転移門は作ってあるけれど

街に着く前に戻る事になるのか。

飛ばないと誓ったが夜なら良いだろう

そう自分に言い聞かせて街を出る。


しかしそんな気配はしていたが、

案の定街を出た途端にかなり多い人数に付けられている様だ。


本当に面倒くさい。


その原因を作ったのは私だけれど、

昨日の魔法で納得してくれれば良かったのに。

今回は逃げるが勝ちかともう遠慮はせずに箒に座って飛び立った。

街まで飛んでも良い理由が出来たと内心自分に言い訳をして

昼なのに思い切り飛んでいた。


上空から見ると人口100人も居ないんじゃないかと言う

小さな村が結構点在していた。

きっと立ち寄っても珍しがられるだけだろう、

そんな感じの素朴でのどかな村ばかり。

もう開き直って飛んでいるので

遠慮せずにまっすぐに街へと向かって行く。


夕方まで休みなしに飛んで如何にか着いたその街は、

グノームより少し小さめな街だった。

同じような土壁作りなのに、

この街の方が忙しない印象を受ける。

それはきっと冒険者の数が断然この街の方が多いからだろう。


と言う事は、冒険出来る所があると言う事か?

気分上々テンション上げて早速冒険者ギルドへと向かった。


込み合うギルド内の買取カウンターに並び順番を待つ。

時間の関係もあるのだろうが、

こんなに込み合うギルドは初めてだ。

元の世界では行列に並ぶのは好きではなかったけど、

まぁこれも仕方ない。

そうして順番を待つこと30分ようやくその時が来た。

今度は間違えないように少量の肉と皮を出し買い取って貰う。


ついでに冒険出来る場所があるのかと聞くと

渓谷にダンジョンがあるそうだ。

何処の国にも一つはあると説明された。

知らなかったよ、そう言うものなのか。


ちなみにダンジョン都市には3つのダンジョンがあり、

最高難易度を誇るダンジョンも存在するとか、

まだ踏破されていないとかかなり親切に説明してくれた。


これからはどの国へ行ってもまずはダンジョンだねと

ちょっとだけ心を躍らせた。



読んでくださりありがとうございます。

しばらくは1日何度かUPさせて頂きます。

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