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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
モーデル国

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35 高級石鹸


商人がこのグノームの街に着くまで

何日かかるか分からないと言うので、

今日は冒険者ギルドへ顔を出した。


手持ちの素材を少しでも減らしたかったのと、

この辺りの情報も欲しかったからだ。


買取の受付カウンターで

まだまだ沢山ある肉と皮を出したら驚かれた。

考えてみたらそりゃそうだ、

一度に出す量じゃないしアイテムポケットと言うのも

そうそう誰でもが持って居る物じゃないのだから。


結局買い取って貰える分だけを収め、

残りはアイテムポケットに戻したのだけれど、

何だかギルドの中にいる何人かに注目されてしまった様だ。


これからは用心のためにマジックバック用意して、

適度な量と素材を厳選して置こうと決めた。


自分の危機管理のなさに途轍もなく反省していると言うのに、

ギルドを出てから後を付けてくる気配がある。


認識されづらいと言うだけで、

目立ってしまったらやっぱり目は付けられてしまうらしい。

面倒くさいなぁ、

どうしようと考えながら歩いていると案の定声を掛けられた。


「姉ちゃん、随分と良い物持ってるみたいじゃないか

それ俺たちにくれよ。」


ああ、やっぱりテンプレか、本当に面倒くさい。

相手は魔物じゃないから攻撃する訳にも行かないし

と考えながら振り返ると三人のガラの悪そうな男たち。


相手をするのも面倒なので、

死んじゃったらごめんね、そう思いながらサンダーを放つ。

三人とも痺れたように倒れてくれたので、

次に声を掛けてきたら

最大級の魔法を浴びせると耳元で囁いておいた。

聞こえていたかどうかは分からないが、

取り合えず人殺しにならなくて良かったとその場を離れた。


このグノームの街は土壁作りの建物が多く、

あまり密集した感じが無いのが良い。


都市だと言うのにのどかな感じもするし、

そんな事を考えながら色々と店を見て回った。


どんな武器や防具があるのか、どんな装飾品が人気なのか、

そして値段はどの位なのか。

自分がこれから作るうえでの参考にしようと

結構真剣に見て回った。


道具屋や薬屋なども結構参考になった。

手持ちの薬やポーションを買い取って貰えると言うので

次に来た時にお願いしますと言って店を出た。

同じ轍は踏まないのだ、

早速見せ掛け用のマジックバックを作ろうと街の外に出る。


例の広場へ行き、

ゲルを設置してリュック型のマジックバックを作り、

売っても大丈夫そうな薬の数々とポーションを詰める。

次にギルドに買取に出す分の肉と素材も入れ替えておく。

これからは絶対に目立たない程度にとしっかりと心に刻んだ。


どうせだから石鹸も作ろうと外に出る。

この世界にはまだ石鹸と言うものが無いらしい。

どうりで何となく臭い人が多いと思ったよ。

生活魔法が使える人が多くてクリーンで済ませられるから

石鹸という文化が発達しないのだろう。


たとえこの世界に石鹸が必要なくても私には必要だ。

材料はある、面倒くさいのは木灰液だけだ、

それさえ作ってしまえば後は錬金術でどうにでもなるだろ。


そう考えながら木材を燃やし始めたが、

木灰液作りも錬金術で出来ないかとやってみた。


結構あっさりと出来た。

錬金術って本当に便利!

イメージって大事!!


早速ヤギの乳入りの

保湿効果バッチリ洗浄効果もバッチリな石鹸を作る。

ついでに香り付けにハーブも入れて、

超高級感あふれる石鹸の出来上がり。


出来るなら今すぐお風呂に入りたい。

って、出来るじゃん!


辺りに人影はない、

昨日の絶景を見渡せる場所へ行き露天風呂セットを設置する。

念のため結界と隠蔽魔法を張り入浴。


絶景を眺めながらの露天風呂最高!!


石鹸の使い心地も思った以上。


久しぶりの至福の時間を過ごし豪邸へと帰ったのだった。



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