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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
未開の森

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14 解体作業開始


「たぶんきっとこれはダンジョン」


洞窟の前でニヤついていた。

剣と魔法とファンタジーときたらダンジョンは必須。

作業拠点を作るのも忘れ洞窟へと入っていった。


中は20畳ほどの広さだったが何もなく、奥に下へと続く階段があった。

魔物の気配が全くないってことは、最悪ここに戻り拠点を作ればいいだろう。

そう考えながら階段を降りたその先も当然洞窟だった。


ファンタジーの定番ダンジョンの中は暗くない。

洞窟の中だと言うのに薄暗いだけで、明かりに困ることはまったっくなかった。


「マップが欲しい」


埋めていくタイプでもいいからマップが欲しい。

魔物の位置や宝の位置までなんて贅沢は言わないからマップが欲しい。

そんなことを考えてふと思いつく、索敵探知使ってみるか。


魔力を薄く薄く広げていく、とにかく遠くまで広げていく。

すると目の前にマップが現れた。


「やったね!」


この世界は想像すれば創造出来るのだと改めて感動した。


この階はアリの巣のようにいくつかの大きさの洞窟を

縦横3mほどの通路でつないで出来ていた。

マップには赤い点滅と黄色い点滅があった。

その点滅の正体を探るべくダンジョン探索を始める。


現在自分がいる洞窟には赤い点滅が5つほど、見ればどろっとした半透明の物体。

冒険者が間違いなく始めに戦うであろうスライムに間違いない。

ここまでセオリー通りとは嬉しくなる。


襲い掛かってくる気配は無いが、ここはダンジョン君は魔物、

私の魔法レベルUPの糧になってください。


銃を片手に火魔法のレベル上げ


「ファイヤーボール」


そう唱えながら引き金を引く。

一発で崩れ去るスライム、そしてその姿が解けるように消えるとその後に、

小さな魔石が一個その魔石を回収し、

そこにいたスライムすべてを難なく倒し次の空洞へと移動する。


洞窟は12ほどあり、それをつなぐ通路は10mから25mほどの長さで

彼方此方を縦横無尽につないでいた。

マップが無かったらおそらくは迷っていただろう。


そして赤い点滅は魔物で黄色い点滅は素材が採取できる場所だった。

宝箱の存在は確認できなかったが、採取した素材のほとんどが鉱石だったので

錬金術の精製で純度を高めてアイテムポケットに入れていった。


そしてこの階の全部の洞窟を廻ったところでふと思いついた。

今のところスライムしか出現しないけどこのダンジョン内で

アイテムポケットの中に溢れかえっている魔物の屍を出したら

アイテムに代わってくれるかしら?


やるだけやってみよう。

早速アイテムポケットからキラーラビットの屍を出してみる。


・・・・・・・・


アイテムに変換されることなく消えていった。


「やっぱりダメか」


でもいつまでも屍のままで入れておくのも気持ちがいい物じゃない。

消えてくれるならここにすべて出していくか?

でもそれはそれでもったいない気がするが解体が出来ないのだから仕方ない、

そんなことを考えているとまたまた思いつく、

魔物の屍も分解できるかも?


早速もう一匹取り出して素材になってくれるようにと願いながら

魔力をかざし『分解』と唱えてみる。

キラーラビットは綺麗に解体されていた。


取り合えず魔石と肉と皮とウサギのしっぽを回収したところで

その他は綺麗に消えていった。


「これはかなりうまくいったかも?」


何より不必要な部分が綺麗に消えてくれるところが良い。

30000を超える解体の不必要部分となったらそれはもうかなりの量だ、

それを処分しなくて済むのが楽で良い。


まだダンジョン探索を始めたばかりだと言うのに

新たな作業を始めることになったのだった。



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