15 生活環境改善
ダンジョン内でリポップするスライムを討伐しながら
アイテムポケットの中の魔物を分解(解体)していた。
お腹が空いたら入り口に戻り料理をして食べ、
眠くなったら毛皮で作った寝袋に包まり寝た。
そうして魔力を使っての分解作業をひたすら繰り返した。
魔物によって魔石の大きさも違えば回収できる素材も違った。
皮や羽やツノや牙や爪などは分かりやすかったが、
肝などと言った内臓部位も明らかに素材ですと言った感じで分解された。
肉も食べられるものは部位ごとに解体され、
食べられそうもないものは骨が付いたままの塊だったので
どれもこれも鑑定するまでもなかった。
そうして分解作業を進めるうちに
リポップするスライムのレベルが上がっているような気がした。
たまに色の違うスライムや大きさの違うスライムなども出現するようになり、
スライムゼリーやスライムのしずくなるアイテムも落とすようになった。
ダンジョンのレベルが上がっているのか?
なんで?
やっぱりこの解体作業の影響だろうか?
考えても分からないことは後回しでひたすら作業に打ち込んだ。
そうしてこのダンジョンに入って15日ほどが経ち
やっとその作業の終わりを迎えた。
「あ~~~疲れた!」
やり遂げたというより終わった終わったという感想だった。
一気にドッと疲れが押し寄せた。
やっぱり寝袋ってのがまずダメだよね。
どうせならゲルのようなのを作ろうか。
そう思い立ち一区切りついたのを機に一気にいろいろ改善することにした。
森林から木材と蔦を手に入れ骨組みを作り、魔物の皮で作ったシートで覆い
外で使うことも考えスライムゼリーもシート状にしてさらに被せて行く。
スライムゼリーには撥水効果と断熱効果もあったからだ。
出来あがったゲルのなかの空間を広げていく。
見た目はコンパクト
でも中に入ったらそこそこのくつろぎ空間を目指してみた。
そして木材で作ったベットを設置し、
布団はスパイダーシルクで布団生地を作り
中にウサギのしっぽを入れてとにかくふわふわになるように仕上げた。
床には魔物の皮を使って絨毯を作り敷き詰め、
イスとテーブルそしてキッチンも作り、
猫足型バスタブとシャワーヘッドも作り簡易的浴室も完備した。
もちろん諸々の作業も出来る作業場も完備だ。
このゲルはアイテムポケットに入れて持ち運べる。
これでどこでも最低限人間らしい生活が出来そうだ。
今日はとにかくこのゲルでゆっくりする。
そう決めて作ったばかりのお風呂に入り
作ったばかりのキッチンで調理をし
時間をかけて食事をして
その後真新しい布団にくるまって寝心地の快適さを確認し
そうして深くゆっくりと眠りについた。
名前 橘 葵
称号 怒涛の作業師
ジョブ 錬金術師★★★7
魔術師6
レベル 129
ジョブ候補 魔法師4 魔導師8
固定スキル 生活魔法 鑑定 染色
スキル 栽培★ 調薬★ 鍛冶★ 分解★ 付与★ 製布★ 縫製★
採取★ 精製★ 錬成 調合
火魔法 水魔法★ 風魔法 土魔法 雷魔法
回復魔法 間接魔法 聖魔法 闇魔法
無属性魔法★ 時空魔法 重力魔法
朝食後ステータスを確認してちょっとびっくり。
錬金術師のレベルが上がっていた。
そして何より精製に★マークがついていた。
あの分解作業も精製の扱いだったんだろう、
これは思いもしない収穫だった。
着実にジョブコンプに近づいている、そう思うとやる気が漲ってきた。




