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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
未開の森

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12/166

12 拠点移動


旅支度と言ってもここにある物は極力持ち出したくはない。

元々私のものじゃないし、

またここに戻ってくることもあるかもしれない。

取り合えず私が作ったものと少しばかりの食材を拝借しよう。


しかしマジックポケットにアイテムを入れようと思って躊躇する。

中は魔物の屍ばかりだ、

やっぱりさすがに食材と一緒は気分的に嫌なので、

もう一つマジックポケットを作ることにした。


「右のポッケにゃ魔物の山、左のポッケはアイテムを~」


などと鼻歌交じりにマジックポケット作り、ローブの内側に取り付けた。

そこへ薬とポーションとお風呂セットと錬金釜、

そして少々の食材を拝借して新たなマジックポケットに入れていった。


行先は決まっている彼方に見える山脈だ。

少なくともあの山脈は、

ミスリルまでなら採掘可能なのは老婆の記憶から分かっている。

最もそこまでの移動を徒歩にするか飛んでいくかで迷うところ。


森林の中には採取可能な素材がいろいろとあるが、

あの山脈まで徒歩で移動となると何日かかるか分からない。

しかし飛んでいけば少なくとも半日程度で着けるはず。

素材か時間か・・・・・


しばらく悩んだが錬金術師のジョブレベルが優先だと言うのを思い出した。

森林の中の素材は必要になったら取りに行けばいだろう、

それに考えてみたら作業拠点も作らなくちゃならない。

思いついたとたん気が急いて小屋の外へと飛び出していた。


重力魔法を使って空中に浮かび風魔法を応用して移動する。

自分の周りに結界を張ることで移動による息苦しさも痛みも感じない。

これだと移動は速いけれど考えてみたらお洒落じゃない。

やっぱり箒を作ればよかったと

少しだけ後悔しながらひたすら飛ぶこと2時間

思っていたより早く着いたそこには何やら怪しい洞窟があった。

老婆の記憶にはなかった最近出来ただろう洞窟だった。



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