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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
新たな冒険の前に

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111/166

111 対応に困ります


橋が出来上がったことを報告するために

商業ギルドのナイスミドル様に会いに行った。


受付で面会を申し込むと当然の様に執務室に通され

中へ入るとそこにチャリオットもいた。


「アオイさんお久しぶりです

もしかして待たせて居るかも知れないとやきもきしましたが

アオイさんも忙しくされていた様ですね」


そう言えばすでに20日以上の別行動

久しぶりのチャリオットの笑顔だった。


別にチャリオットの笑顔に目が眩んだ訳では無いが

クラクラと眩暈がする。


次第に目の前が真っ暗になり立っていられなかった

戻しそうな程気持ちも悪くなって

そして私はそのまま意識を手放した。


気が付くと見慣れない天井だった。

一瞬何が起こったのか理解が追い付かなかったが

私の手を握る存在がある。


見るとベット脇にチャリオットが座り

私の手を握りしめている。


「チャリオット」私が声を掛けると


「あまり心配させないでください」


チャリオットは静かにそう言った。


憔悴しやつれた様子が痛々しくて起き上がろうとしたが

体に思う様に力が入らなかった。


「無理はしないで、2日も眠ったままでしたよ」


そうか私倒れたんだっけ

疲れが溜まってたんだな、あまり寝てなかったし

そう言えばご飯もちゃんと食べてなかったかも

チャリオットにすっかり看病させちゃったのか


「ありがとう」


私はお礼を言った。


でもさヒールもあるし何ならポーションもあるから

そんなに心配する様な事も無いだろうに

ただの寝不足だよ

寝てる私の寝顔眺めても面白くもないよ

そうは思ったが感謝はした。


「お腹が空いた、何か食べたいね」


私がそう言うと

チャリオットは嬉しそうに用意しますと部屋を出て行った。


あ~びっくりした。


チャリオットのあまりに緊迫した雰囲気に緊張したよ

まるで私が重病人にでもなった気分だったよ

まったくチャリオットがあんなに心配性だとは思わなかった

これからは少し気を付けないと私の身も持たないかも


そんな事を考えながらゆっくりと起き上がると

見た事も無い豪華な部屋、豪華なベット

どこだここ?


私はすっかりお高そうなネグリジェに着替えてるし

誰が着替えさせた?

これはすごく恥ずかしいぞ


私が恥ずかしさで顔を赤くしているとチャリオットが戻って来た。


「どこか具合でも悪くなりましたか?」


そう言いながら私の額に手を当てる


もうやめてこんな恋愛漫画の定番の様な流れは

マジで恥ずかしくて死ねるわ

麗しの美青年に実際にそんな事されたら

色々勘違いする前に心臓止まるわ

私を殺す気か!


「大丈夫だから」


そう言うのが精一杯だった。


その後ここはナイスミドル様の家だと言う事を知り

チャリオットにお姫様抱っこで運ばれたことを知り

使用人の方に着替えさせられた事を知り

もうホント色んな意味で色んな事が恥ずかしすぎて

折角用意して貰った料理もうまく喉を通らない程だった。

まぁしっかり全部は頂いたけれど完食だったけれど


それにしても

自分でも倒れるほど無理をしているとは思ってもいなかった

これからはちゃんと自己管理をしなくてはと心に誓った。



読んでくださりありがとうございます。

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