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召喚少女は魔王様?  作者: 橘可憐
新たな冒険の前に

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112/166

112 チャリオットニヤリ


お詫びとお礼もかねてナイスミドル様を訪ねた。


ナイスミドル様は相変わらず商業ギルドで忙しそうにしていた

私は改めて橋が完成したことを報告し

チャリオットに世界地図の完成を報告した。


するとチャリオットもナイスミドル様も『世界地図?』と

クエスチョンマークを出しているのでマップを開いて見せた。


この世界、地図と言う概念もあり簡易的な地図もあるが

世界地図と言うこの世界全土を地図にする事などなく

正確な世界地図など見る事もないので驚いていた。


そうなんだと普通に理解した

でも、あれば便利だよね色々と

と言う事で印刷じゃないけれど紙に転写出来ないかとやってみる


以前ダムデムの神殿ダンジョンで手に入れた紙に

念写の様にして念じてみると意外にあっさり出来た。

私にそんな能力があったのかと言う程簡単に。


それをナイスミドル様に渡すと大変喜び

この世界地図を書き写し広めても良いかと聞いてくるので

どうぞと簡単に答えるとチャリオットが反対した。


これは私が時間を掛けて作った物である事を上げ

どれだけ価値があるかを説き

欲しい人にそれなりの金額で売るべきだと語った。

それこそ商標登録物だと。


私が口を挟む余地などまったく無くチャリオットが熱く語る


そんなチャリオットの語りを聞いていると

なんか物凄い偉業でも成し遂げたようで照れくさい

ただ単に私の性分で埋め尽くさなくてはいられなかっただけだよ

私からすればマップ埋める作業なだけだよ

とは言えず、ただ黙って聞いていた。


そして結局商標登録して販売することになった。

それもマジックバックかと言うほどの高額で

誰が買うんだそんな値段で?


そう思っているとチャリオットがニヤリと笑い


「商業ギルドと冒険者ギルドには絶対に必要でしょうし

各国も世界地図の存在を知れば買う筈です」


と、すでに捕らぬ狸の皮算用状態

まぁ、頑張れと心の中で応援して置いた。


そうして商業ギルドの執務室を退出するとチャリオットが言って来た

拠点の家の空いていた部屋を使わせて貰っていると


なんで?


冒険者ギルドのギルド長を辞めた時自分の家は手放してしまった事

私が居ない間ゲルが無かったので不自由した事から

宿屋に泊まろうかとも思ったが

ケント君ニックさんミノル君に勧められ空き部屋を使う事にしたそうだ


それは大変迷惑を掛けてしまったと謝ったが逆に謝られた。

自分が傍を長く離れていたせいで無茶をさせてしまい

倒れるほどに無理をさせてしまったと

自分が付いていればもう少し管理も出来たはずだと。


いやいや、それは無いと思うよ

だって思いついてやらずにいられなかったのが正解だし


でもそうだな、チャリオットが一緒だったなら

そこまで根を詰めて無理する事が無かったかもしれないと言われると

そんな気もする。


なんにしても自分の自己管理の甘さが原因なんだから

チャリオットが反省することは無いと強く言っておいた。


「それで肝心の情報収集は出来たの?」


「ええ、もちろんです

情報の収集も整理も出来ましたし

あれこれと予定も立てましたからご安心を」


「じゃぁ次の冒険を始められるの?」


「そうですね、しかしもう少し休んでからにしましょう」


チャリオットにそう言われ

もう何日かゆっくり休んでから旅立つことに決めた。



読んでくださりありがとうございます。

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