107 便利なリモート通話
拠点へ戻ってみたらチャリオットの姿が見えなかったので
相談しようと思っていたけれどまぁいいかと開拓作業を始めた。
場所は拠点の隣でまたまた好きなだけ開拓しろと言う
その好きなだけって言うのが困るんだよ
そう思いながら結局隣と同じくドームが入りそうなほど開拓した。
もう使い切れないほどの木材もあるよ
取り合えずまた柵を作って囲いをし
開拓した土地に木材も積み上げて置いた。
あたりを見るとすっかりと暗くなっている
そうだったと思い出し急いで家へと行くと
ケント君とニックさんとミノル君が夕飯の準備を始める所だった。
私は慌ててそれを止め、今日はお土産があると
鉄火丼と刺身の盛り合わせを作って出したら
もの凄く感動してくれていた。
これで海苔があったなら手巻き寿司も出来るのにと思っていた。
夕飯を済ませてもチャリオットは帰って来なかったので
私はゴーレムの核を取り出しタブレットの制作を始めた。
ついでに考えていた機能を付けられるか試したが
エクセルとワードは無理だった。
私の理解力が足りていなかったのかこの世界に適合しないのか
その代わりカレンダーとスケジュールと電卓機能は付けられた。
まぁ、こんなものかと仕方なく納得して
問題は通信距離だなと考えそうだと思いつき
ダムデムのアサギさんの所へ行った。
夜遅いと言うのにやはりアサギさんはまだ仕事をしていたので
タブレットの通信機能の確認に協力してくれとお願いし
工場の中に転移門を作らせてもらいティンバへと戻り
早速タブレットの通信機能を起動させてみた。
呼び出し音が鳴り程なくしてアサギさんが出る。
スゴイじゃん、この距離でも通信出来るってホント凄いよね。
それで通信していてアサギさんに負担は無いかと聞くと
始めに少し魔力を取られる感じはするがその後は問題ないと言い
それよりもと、タブレットの通信機能に感動している様だった。
そうして私とアサギさんといい気になって通信を楽しんでいると
チャリオットが帰って来た。
そして私達の様子を見てタブレットを確認すると凄い騒ぎになった。
私とアサギさんはスマホを使いこなしていたけれど
この世界の人はその存在を理解させる事からだから面倒だった。
しかし実際に目で見て使った事でその便利さに驚き
これ欲しいと強請ってきた。
元々チャリオットと通信出来たらと考えた事が始まりだったし
別にそれは構わないのだけれど
今現在4台しか無いのだからそこは理解して欲しいと念を押し
1台はアサギさんにそのまま渡し2台目はチャリオットに渡し
後1台はどうしようか考えて
ゴーレムの核を手に入れてくれたナイスミドル様に渡すことにした。
私が連絡を取りたい相手なんてそうは居ないし
あまり見せびらかす様な事や悪用する様な事も無いだろうと信じる。
そうして次の日私はナイスミドル様の所へ出向き
タブレットの説明をして使い方を理解させるために
チャリオットと通信をさせた。
ナイスミドル様もいたく感動していた。
そして出来るなら後5台売ってくれと頼まれたが
そもそもゴーレムの核が無いのだから仕方ないと断ると
ゴーレムの核を手に入れたら作ってくれるかと確認されたので
それは構わないと約束をした。
そうして私とチャリオットとアサギさんとナイスミドル様は
いつでも連絡が取れる様になった。
これが良い方向に働いてくれるのを願うばかりだ。
読んでくださりありがとうございます。




