閑話 酒場の看板娘
「えへー、こうして誘ってもらえるなんて嬉しいですぅ」
隣を歩くエミリアは緩んだ顔で腕を絡ませながら間延びする声で甘えてくる。
「お前も俺のメイドの1人だからな、当然だ」
エミリアはたまにだが夜のメイドとしてお勤めを果たしている。たまには労ってやるのが主人の務めだ。
「そうですよねぇ、私もメイドですからねぇ。フィア先輩はご主人様の完全なメイド嫁ですよねぇ」
「嫁じゃなくてメイドだ」
「でもぅ、子供はどうするんですかぁ? フィア先輩を孕ませるのはご主人様ですよね?」
「当然だ」
「つまりご主人様の赤ちゃんを産ませるんですよねぇ」
「そうだな」
何を言ってるんだ? 俺のメイドなんだから当然だろう?
「・・・嫁じゃないんですかぁ?」
首をくてんっ、と横に倒して人差し指を顎に添えて不思議そうにするエミリア。
「メイドだ」
エミリアの疑問に戸惑いなく答える。
「・・・あのー、それって私もご主人様のメイドですから、そう言う事なんですかぁ?」
てれてれ、と頬を染めて上目遣いにエミリアは俺に言う。
ふむ、あざと可愛い。
「当然だ。お前は誰にも渡さん」
俺はキッパリと宣言する。一度メイドにした以上責任を取るのが大人という物だ。
元の世界では責任の取り用も無かっただろうがここでは違う。
生活基盤が違うし職種や信仰、そして未だ王政の国しかなく挙げ句の果てに魔物から上は神様まで存在する世界だ。
言うなれば力が物を言う世界なのだ。無論無法者になるつもりはない、だからと言ってツゥアハートの言うように英雄にも王にもなるつもりはない。
日々の生活を愛するメイド娘と過ごせる程度の些細な幸せで十分なのだ。
そして、それを実現する力はある。
ならば迷う事など何も無い。
「えへへー、ご主人様大好きですよぅ」
子供の名前はどうしましょうかぁ、と悩み出すエミリアに気の早い娘だ、と微笑ましくなりながらリョウは歩き出した。
食事を取るのにエミリアが美味しいと言うお店に来ていた。
基本的に食事を取れる所では酒が飲めるようになっており客は昼間から水の様に酒を注文する。
「いらっしゃいませー、あっ、エミリア! いらっしゃい!」
酒場の看板娘、メリッサが出迎えてくれる。
エプロンを付けてるが短パン姿は横から覗く剥き出しの健康そうな美脚が眩しい美少女だ。
「っ!」
笑顔のまま驚くメリッサ。その視線はエミリアが俺の腕を抱きしめている姿を捉えていた。
親友のラブラブシーンにはさしものメリッサでもダメージがあったようだ。
「い、いらっしゃいませ。そのエミリア? こちらの方は?」
「私のご主人様ですぅ。えへへー」
それは説明にならんだろ?
メリッサはエミリアがこの街に来てから仲良くなった友人らしい。取り敢えずステータスを確認しておく。
メリッサ (人族)
性別 女
年齢 16
職業 暗殺者
レベル18
レベルはそこそこか、だが物騒な職業だな。てかウェイトレスじゃないのか!
びしっ。
そうツッコミを入れたくなる程メリッサの接客姿は様になっている。これで本職が暗殺なのか?
「ご、ご主人様!? 何言ってるのエミリア!? 頭大丈夫!?」
頭は大丈夫じゃないだろう。
「大丈夫よ、もう失礼なんだから。ご主人様、私の友人のメリッサです。綺麗な子ですけど手は出さないで下さいね」
お前が失礼だ。
「お前は俺を何だと思ってる、全く。ここには食事をしに来ただけだ」
「はいー、分かってますよぅ」
エミリアはそう言って絡めた腕に頭を寄せてくる。
「な、仲が良いわね」
引き攣った顔のメリッサが席に案内する。
「メリッサも早く良い人見つけたら?」
「煩いわよエミリア。私はそう安くないのよ」
イラッ、としながらメリッサは注文を取って下がっていった。
エミリアの紹介で食事を取ったがここは当たりの様だ。調理方法も上手いし素材の味がうまく引き出されている。ただそうなるともう少し良い素材を使った料理を味わいたい。
ここは高級食材を使った料理が無いのだが腕は確かだ。目玉料理として作ってみてもいいんじゃないだろうか。俺が食べたいだけだが。
実際客には荒くれ者の冒険者なんかも多いし料理の量も多いので人気があるんだろう。なにより安いしな。
ちょうどメリッサが来たので提案してみる。
「高級食材はうちでは使わないですね。うちのお客は安くて上手いが目当てですからね」
「とは言え一品程度なら実験的にも良いんじゃないのか。駄目なら止めればいいし、上手くはまれば今以上に儲かるぞ」
メリッサは「そうですねー」と言いながらも首を縦に振らない。まぁ本職が暗殺ならここは隠れ蓑かアジトみたいな物だろう。あまり注目を浴びても面白くないのだろう。
まぁそれなら仕方ない。
「無理なら構わない。それじゃあ店主にこの食材で料理を一品作って貰えないか」
そう言って俺はいつかのドラゴン肉を取り出した。
良い肉過ぎていつも食べていると他の料理が味気なく感じてしまうため何かある時にしか食べない事にしている出番のないお肉だ。
しかし毎日何個もドロップするのでストックが貯まるばかりである。
「これは?」
「ただの肉だ。少しなら味見しても良いぞ、調理は任せる」
メリッサはそれをじーっと見つめる。彼女には鑑定スキルはないようだが何か感じるのだろうか?
「分かりました。少々お待ちください」
一礼して離れるメリッサの視線はドラゴン肉に向けられたままだ。
「ご主人様ぁ、あれー、あのお肉ですよねぇ」
「ああ、デートなんだ。たまにはいいだろ」
「っ! はいぃっ」
てれてれしだすエミリアをなでながら料理を待った。
メリッサside
私はエミリアのご主人様(彼氏?)から受け取ったお肉を裏の調理場に持って下がった。
私は一目見てこの肉ひ物凄い価値がある事に気付いた。なんせ私は暗殺者だ。あらゆる状況や情報は必須。暗殺は現場の状況を次第で成功率は変わってくるのだ。直接手を下す事だけでなく飲み物や食事に毒を使う事もよくある事だ。
それに私はここで接客しているが食材の仕入れ自体は必ず目を通している。毒物を扱う以上自分がその対象にならないなど思っていないからだ。
その為かなりの知識を有するメリッサだがリョウが持ち出した肉を見たのは初めてだった。
「でもこれは何の肉なのかしら?」
「おう、どうしたメリッサ。次の注文はまだか?」
店長である盗賊ギルドのリュード支部のボス、ギャプランが声をかける。
ここの酒場は盗賊ギルドの本部であると同時にギャプランの趣味でもあった。「なんてったっていつでも酒が飲めるからな」と酒と上手いツマミが人生の醍醐味であるギャプランだ。自分のツマミを更に美味くする為の努力は惜しまない。
なぜそんな男が盗賊ギルドのボスをしてるのかは分からないが。
「ギャプランさん。お客様が調理して欲しいとお肉を持ち込まれたんですがお願い出来ますか」
「おう、持って来い」
機嫌よく答えるギャプランだが。
「わかりました」
メリッサが持って来た肉を見て頭を捻る。
「ん? これは何の肉だ?」
「ギャプランさんでも分かりませんか?」
「おう、俺でも極上肉なんて滅多に扱えないからな。だがこれは極上肉なのか? 以前扱ったものとは違う気がするな」
「私も極上肉ではないと思います。ですがかなり上等な物ですね」
「そうだな。取り敢えず調理してみれば分かるか」
「お客様は少し味見きていいと言っていましたよ」
「ほう、いい客じゃねぇか!」
上機嫌になったギャプランが早速肉を調理する。
素材が良いのだからやはりステーキが鉄板か。
手際よく表面に焦げ目を入れてミディアムレアに仕上げた肉を切り分けて付け合わせと一緒に皿に盛り付けた。
なんかセンスが良い。
「うちで出すには上品過ぎるな」
「ですね」
そう答えながら視線は試食用と切り分けたお肉にいく。
「どれ、味見してみるか」
「はい」
早速ギャプランさんと箸を伸ばして一口食べてみる。
「んなあぁっ!?」
「ほへぇっ!?」
ギャプランさん共々変な声を上げて唸ってしまった。
信じられないくらいにお肉が美味しかったのだ。
「こんな肉食べた事ねぇぜ」
ギャプランさんの言う通りだ。美味し過ぎる!
「おいメリッサ、お客を紹介しろ。こりゃ挨拶しないとな」
へっへっへっ、とニヤつきながら未だ肉の余韻を楽しむギャプランだった。
ギャプランさんと料理を持っていきエミリアのご主人様(彼氏?)にギャプランさんを紹介する。
「俺が店長のギャプランだ。お客には最高の食材を使って調理させてくれた事を感謝する。俺が全身全霊を持って作らせて貰った、是非食べて貰いたい」
そこまで大仰に言わなくてもと思ったがギャプランさんなら仕方ないか。
何処と無く偉そうな物言いなんだけど悪意がないのがわかってるのかエミリアのご主人様(彼氏?)は「そうか、感謝する。是非頂こう」ってこっちもなんだか何処と無く偉そうだけど優しい言葉でエミリアと料理に手をつけていた。
「うむ、美味な」
「はいぃ、やっぱりドラゴンのお肉は美味しいですぅ」
「え(へ)?」
呆気に取られた私達を他所にエミリア達は料理を食べ終える。
ちょっと待って、ドラゴンのお肉!?
私の混乱は他所にギャプランは立ち直りが早くニヤついている。
エミリアのご主人様(彼氏?)に料理を褒められたギャプランは気持ち悪いほどの笑顔で周りの客が居なくなった後に商談を始めてしまった。
「それで、そのドラゴンのお肉とは幾らで取引出来るか聞かせてくれ」
「ふむ、エミリアはこの肉にどれくらいの価値を付ける?」
「私なら一キロで金貨500枚ですかねぇ。オークションならそれ以上は簡単に付くと思いますけど定期的な契約ならそれ位が良い所ですか。貴族の方なら1000枚取っても良いくらいですよ」
「ふむ、だそうだが」
「確かにそれ位の値は付くか。だが諦める訳にはいかない、どうか少しでも分けて欲しい」
どうしたんだろうギャプランさん。確かにお肉はとっても美味しくて、信じられないくらい美味しくて驚いたけど本当にドラゴンのお肉とは限らないじゃない。そもそもドラゴンなんて人が敵うはずないし最近は現れたって話も聞かないんだけど。
そう思うと急に怪しくなってきたわね。
そんな私の思いは他所にギャプランは更に熱くなっていく。
「お願いだ。頼む。どうかドラゴンの肉を食わせてくれ!」
そっちか!
それは美味しかったけどお店に出すんじゃなくて自分用なのね。
「駄目だな。確かな価値のある物はそれだけ正当に価値のある物と取引するべきだ。レートが釣り合わないなら交渉は出来ない」
「なっ、ならメリッサはどうだ!? メリッサ程の女はそうはいないぞ。器量も良く美人でまだ処女だ。これなら文句の付け所がないだろ」
はいっ!?
いや何言ってんのかしらこの男、私を勝手に売り渡してんじゃないわよ。ぶっ殺すわよ!?
「結構だ。俺が側に置くのはメイドだけだ」
なっ!?
この男も何言ってんの!?
確かに今日のエミリアは何故かメイドのカチューシャを付けてメイドっぽい服装だと思ってたけど、完全にメイドだったのね。
ほら、メイド服って地味な感じだからエミリアが着てる可愛らしい服はイメージが違ったのよ。
だって見た目お嬢様みたいだし。
「な、ならどうすればいいんだ。うちにはメリッサ以上の価値のある物なんてないぞ」
唸るギャプランは最悪の手に出てしまった。
「くっ、仕方ない。メリッサ!」
はぁ、もう最悪よ。なんで友人の男に刃を向けないとならないのかしら。
ギャプランから目で合図を受けたメリッサは頭痛のする頭を抑えて行動に出る。上司からの命令は絶対だからだ。
「きゃあっ!」
目にも留まらぬ速さで動いたメリッサがエミリアとリョウ2人の首にナイフを突きつけた。
「悪いなお客人。少しでも動くとお嬢さんもお前も怪我じゃ済まねぇ。タダで渡せなんて言わねぇ金貨100枚だ。どうだ、取引する気になったか」
「ふむ、それがお前の答えか?」
「そうだ。お前は命が助かる上に金貨100も手に入るんだ。これで対等になったんじゃないか」
「成る程。まぁ命を握っておきながら金まで差し出すってのは非情と迄はいかない程度の悪人だな」
「俺は悪人でいい! それでも俺はあの肉が食いたいだけだっ!」
そこまで気に入ったのか。心の中でため息を吐いたメリッサだが落ち着いた雰囲気を崩さないこの男に違和感を覚える。
「そうか。だが残念だな」
「なに?」
「お前達は俺の何よりも大切な物に手を向けた。お前達盗賊ギルド、セルフェントは潰させて貰おう。いや、俺の手駒になれ、ギャプラン」
「「っ!」」
なんでこの男が知ってるの? ここが盗賊ギルドの真のアジトだって事に!
息を飲んだのもつかの間、仕方ない、私は割り切り躊躇なく手に握ったナイフで2人の首を切り裂こうと力を入れた。
「え?」
動かない?
突然の硬直に私の思考はまたもや止まる。
「何をしてるメリッサ! なっ!?」
怒鳴るギャプランも自分の動きが封じられた事に動揺を隠せない。
「お前は言ったな。対価が無ければ相手の命を使えばいいと」
「ひぃっ」
男の視線に敵意は無かった。初めから戦力が違い過ぎたのか私達は相手にもなってなかった。この状況に置いて敵視すらされてもいないのだから。それでも男の視線を真正面から受け止めるギャプランは恐怖の悲鳴を上げていた。
かつては数々の修羅場を潜り抜けてきたあの男がだ。
絶望的な状況の中男が告げる。
「お前達の構成員はこの街で53人。その全員に奴隷紋を刻ませて貰う」
「くぅ!」
言うなり男から魔力の塊が私を貫く。ギャプランは知らない。こんな事になったのはあいつの所為だから。
「これでお前達は俺の命令に逆らえない。良かったな、死ななくて」
「・・・殺さないのか? 俺達をどうするんだ?」
「どうもしない。お前達を殺す事など造作も無いがそんな事をしたらここで食事が取れなくなる、ここはエミリアのお気に入りらしいからな」
「・・・こんな店にまた来てくれるのか。こんなドラゴン肉を欲しいが為に全てを失った哀れな男の店に」
本当に哀れだけど一番の被害者は私じゃない!
これじゃ私は勝てない相手に挑んで簡単にあしらわれたただのピエロじゃない。
「はい、ご主人様もそう言ってますし私も無くなったら寂しいですし。ただメリッサはちょっとおいたが過ぎますよねぇ。よりによって私の一番大切なご主人様に刃を向けるなんて、死ぬんですか? 死にたいんですね?」
「ひぃっ」
にっこりといい笑顔で私を見るエミリアが只々怖い。
「こらこら、そう脅すな。メリッサも指示されただけだったんだ、そうだろメリッサ?」
ドキンッ!
えっ? 何これ、身体が熱い?
下心を持つ男に優しい声を掛けられる事なんてよくあったが私はさっきまで彼を殺す気でナイフを突きつけていた。それなのになんでこんなに私に優しい言葉をかけてくれるの?
「どうしたメリッサ」
ドクンッ!
顔が赤くなってるのがわかる。
人を殺す事しか知らない、こんな私にまで手を差し伸べてくれる人がいるんだ。人としての器が違い過ぎる。彼は本当に人なの? 神様なんじゃないの?
混乱する私の思考はエミリアの一言で瞬時に答えを見出した。
「ご主人様、メリッサはどうしたんでしょうか?」
ご主人様!?
そうよ、ご主人様!
この人は私のご主人様なんだ!
「おかしいな、別にステータス異常はないんだが」
当たり前です! 私は正常です!
「ご主人様! 私をご主人様の物にして下さい!」
「はぁ!? 何言ってるのメリッサ!?」
「私は本気ですご主人様!」
「悪いが今はメイド以外受け付けていない」
「メイドになります!」
「ふむ、ならいいだろう」
「っ! 有難う御座いますっ!」
「ふえぇ!ご主人様!?」
混乱するエミリアを他所に私はご主人様に全てを尽くす事を誓った。
盗賊ギルドに未練はない。そもそも私は只の殺しの道具に過ぎなかったから。
でも今は愛すべき主人を得てより一層仕事に身が入ったのだ。
その後ギャプランは緊急収集をかけて盗賊ギルドの構成員全員がリョウに奴隷紋を刻まれている事を知ったがリョウからこれまで通り活動しても良いと許可は得ている。ただ「悪人以外は証拠が無ければ殺すな、無法は許さない」と厳命を受けている為破れば奴隷紋によって激痛に晒される事になった。
それでもギャプランが喜んでるのはリョウからエミリア経由でドラゴン肉が手に入るからだ。
ドラゴン肉に魅了された馬鹿な男だがドラゴン肉にはそれ程の魔力を秘めているのも確かかも知れない。
盗賊ギルドが悪の組織で無くなった為金さえ払えば何でも依頼をこなす、なんて事は無くなりました。
寧ろ街の治安を守る為の活動や情報収集が主な仕事になり、陰の正義の味方みたいなポジションです。
活動資金はご主人様が軽くぽん、と出してしまったので私達が食べ物に困る事も無く不満を口にする事もありません。
まぁ一部の殺しが大好きな異常者は激痛に苦しんでいるようですが。そしてそのメンバーには資金提供はするなと命令を受けてますからお金を持たない彼らは食事を取るのも一苦労でしょうね。
悪い事も出来ませんから。
そんな中今日はご主人様がお店に来てくれます。
「えへへ、ご主人様ぁ」
馴れ馴れしくご主人様の腕に絡みつくエミリアを無言の視線で睨んでご主人様の前に出ていきます。
「いらっしゃいませ、ご主人様。お待ちしておりました。そしてエミリアは馴れ馴れしいですよ?」
「そんな事ないですぅ、ねー、ご主人様!」
「まぁ毎日は構ってやれないからな」
「えへ、ご主人様大好き」
なおご主人様に抱きつくエミリアにメリッサは負けじと反対側の腕に抱きついた。
「ご主人様、ここからはメリッサが案内致します」
案内どころか席まで一緒に座る始末。どこぞの歓楽街でもあるまいし、店を間違えている気がするがメリッサは構わない。
「ご主人様、沢山食べて下さいね」
リョウに食べさせようとドラゴン肉をスプーンの上に乗せて口元に向かうメリッサはリョウお手製チョーカーを付けてメイド服を着た暗殺者メイドの姿があったのだった。




