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行ってくる

早速ヒロイン登場です!

 この世界にはダンジョンが数多く存在する。


 世界には強力な魔物達が多く蔓延っているが魔物は倒せばアイテムに変換され人々の生活を支える物資的財産でもあるのだ。


 そしてダンジョンは魔物達の巣であり階層を降りる毎に強力な魔物になっていく。各階層にはフロアボスが存在し、ボスを倒す事で次の階層に進む事が出来る。


 ダンジョンには多くの冒険者が魔物を狩りアイテムを手に入れる為に、又は依頼を受けて、又ある者は最下層を目指し英雄になる為にダンジョンに潜り続ける。


 そしてこの街、カルーアにもダンジョンが存在する。


 いや、ダンジョンが有るからこそ街が出来たのだ。物資的資源と言う財産が沢山の街を支えているのだ。







「まずはダンジョンにでも行くかな」


 この街の中心部にダンジョンが有る。


 どれだけの規模かはマップには表示されないが、かなりの数の冒険者がダンジョンに入っている様だ。


 魔物を倒せばアイテムがドロップする様だし本当にゲームような世界だが、女神きら言わせたら俺が元いた世界のように魔物が存在しない方が珍しいそうだ。


 魔法が使える様になった今安心感がまるで違う。


 俺も冒険者となって稼ぐとしようか。







 と、思ったのもつかの間


 ダンジョンに来た俺はダンジョンの入り口に立つ門兵にギルド証を求められた。


 どうやら冒険者ギルドに登録しないとダンジョンには入れない様だ。


 仕方ない。まずは冒険者ギルドに登録に行くか。いきなり出鼻を挫かれてしまったな。






 盾と剣が交差するマークが冒険者ギルドの目印だ。随分頑丈そうな建物だ。かなり大きいしなかなか儲かっているんだな。


 中に入ると冒険者がチラホラいる位か。まだ朝と言っても良い時間帯だが少し混む時間がずれてるんだろうな。


 俺は受付に行き登録をする。俺が近づくと直ぐに受付嬢が声を掛けてくる。


「おはようございます、初めての方ですね。ご用件は何でしょうか」


 受付嬢の名前はフィアラル。エルフ族で職業はエルフ弓術士。17才でレベルは29もある。中々腕の立つ受付嬢の様だ。


 因みに隣に座っている受付嬢のエミリアはレベル3しかない。彼女が如何に高いか分かるだろう。


(元々は冒険者だったのかもしれないな)


 そして何よりも気になるのはその美貌だろう。ツゥアハートも美しかったがどちらかと言えば性的な感じだった。フィアラルはエルフ族特有の整った顔立ちと細く長い耳。見た目は少女でありながらその豊かな胸が女性だと意識してしまうとても可愛いらしい女の子だ。そして俺はフィアラルを気に入ってしまった。


 ならどうするか


 勿論こうする事になる。


(女神の加護「好意」発動。対象はフィアラルだ。ついでに「発情」も発動しておくか)


「っ!?」


「冒険者登録をしたい、頼めるか」


 俺は何事も無かったかの様に返事を返した。


「はぅ、は、はい大丈夫です。それではこちらの用紙に記入をお願いします」


 フィアラルは顔を赤く染めながらも仕事をこなす。上目遣いで見つめてくるフィアラルはかなりの破壊力がある。


 フィアラルの様子を見ると女神の加護は充分効果を発揮しているようだな。


 そもそもが効果を受け付けない筈の女神にすら効くのだ、フィアラルではひとたまりもないだろう。


「分かった」


 俺は記入欄を埋めていく。どうやら普通に文字も書ける様だな。知らない筈の文字もすらすらと書けてしまうのは不思議な感覚だな。まぁ使おうと思えば発動出来る魔法も不思議なんだが。


 適当に記入してフィアラルに渡す。職業欄は剣士にしたがまだ剣を持ってないんだよな。


 フィアラルは確認してから裏にギルド証を作りに下がった。


 取り敢えずはダンジョンに行ってからだな。


 フィアラルが戻って来てギルド証を受け取る。


「それでは此方がギルド証になります。無くされた場合は再発行に手数料が銀貨1枚掛かりますのでご注意下さい。リョウ様は新規の登録ですのでランクはFランクになります。何か判らない点はありますか」


「そうだな、フィアラルはどこに住んでるんだ」


「はい、私はギルドの寮に住んでいます」


 フィアラルは素直に答えてくれるな。しかし寮か。なら泊めてもらう訳にはいかないか。


「そうか、この街でお勧めの宿はどこだ」


「前の通りを右手に10分程進んだ所にある赤ツバメの宿がお勧めです」


「そうか助かる。今からダンジョンに行って来るから予約しといてくれ。代金は戻ってアイテムを換金してからになる」


「はい、分かりました。行ってらっしゃいませ、リョウ様」


「ああ、行ってくる」



 貞淑な妻の様にフィアラルはお辞儀をして俺を送り出した。


「え、せんぱいどうしたんですか?」


 その様子を眺めながら呟くエミリア。


 フィアラルは俺の態度に何の疑問も持っていない。女神の加護は本当に強力なようだ。ツゥアハートでさえ「発情」を我慢出来たのは20分かそこらだろう。


 フィアラルはどれ程耐えれるか。まぁフィアラルにはおあずけの放置プレイで俺がダンジョンから戻って来るまで頑張って貰おう。


 ご褒美かも知れないしな





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