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異世界来訪

やっと異世界生活が始まります

 異世界転移を果たしたその日、俺は森の中にいた。


 まぁ転移したのがこの場所だったんだが。


 それじゃあ取り敢えずマップを開くか。


 まずは現在地を確認する。人の居る街が近くにあるか確認しないとな。


 どうやら此処から2時間程の距離にカルーアと言う街があるみたいだ。


 それとマップでは魔物の位置も把握出来るようだ。便利で良かった。


 そして確認だがマップはかなり広範囲だが一区画までしか表示されない。街の名前や場所もわかる。魔物や人の存在も確認出来るし時間もわかる。


 それじゃあ街まで空間転移は出来るのかと言うと


「出来ないようだな」


 何かしらの条件があるようだな。目視出来る距離は移動出来る様だし一度行った場所か目視が条件か?


 レベルの上昇でスキルが解放されていくって言ってたよな。そしてレベルが上がればそれに比例して職業のステータス補正がされていく訳だ。


「職業を5つ持ってる俺は簡単には死なない筈だが、まずは街を目指しながらゴブリンでも倒しますか」


 現在のスキル欄は空白でユニークスキル以外は何もない状態だ。魔法が使えたら接近する必要が無いんだだがな。


 とは言え最上位職に就いてる今の俺のステータスは軒並み4桁を超えている。最上位職は現在のレベル1の状態でステータスが200を超える。上位職で100を超える位、通常職だと100以下になる。


 つまり一般の人達はステータスが100前後しか無いと言う事だ。上位職でもかなりレベルを上げないとステータスが1000を超えることはない筈だ。


 とは言えステータスは高くとも俺は戦闘の素人だ。しっかりと安全マージンを取って戦いたい。


 俺はマップを確認しながらゴブリンを目視する。かなりの距離があるにも関わらずはっきりと姿が見えるのは目も強化されているんだろう。


 取り敢えず接近して戦うのは怖いので遠くから石でも投げるか。


 射程距離まで近づくと凶悪な形相なのが良くわかる。


「ああ、こいつは悪いゴブリンだな」


 異世界にはいいゴブリンと悪いゴブリンがいるのだ。こいつは明らかに悪いゴブリンだ。友達にはなれそうにない。


 拳大の石を思いっきりゴブリンに投げつける。完璧なコントロールで頭に命中、気持ちよく頭が吹き飛んだ。


 驚いた事に身体能力も上昇に伴って俺は自分の体を上手く操れている様だ。


「なんで勇者は死んだんだ?」


 僅か3日で死んでしまった勇者。俺のステータスの5分の1とは言え充分超人レベルなんだがな


 ゴブリンは小さな石に変換された。


「これは魔石か」


 鑑定では「魔石(極小)」と出た。


 俺は金を持って無いから売れば幾らにはなるか。


 ともかくゴブリンを倒してレベルが上がった。ゴブリン1体でレベル9になった。実質400体分だからな。


 ログが流れかなりの数のスキルが解放される。どうやら取得可能職業全てのスキルが解放されるようだ。正しくチートだな。


「これはスキルを把握するのは時間がかかるな」


 とは言え簡単な魔法を覚えたしこれでゴブリンを楽に倒せる。


 別に苦労はしてないがな


 マップで次のゴブリンを確認して近づく。そして初級魔法のファイアボールを放つ。


「バゴォーンッ」


 初級魔法?だよな。


 やたらとデカイファイアボールだったが無事1撃で倒せたようだ。


「レベル13か」


 レベルが上がる毎にスキルが解放されていく。ログが凄い量流れていくのだ。


 ステータスがやばいな。既に倍以上だ。


「ん? 遠見スキルか」


 これは便利なスキルだな。ここから遠見スキルで見たらそこまで空間転移出来るんじゃないか


「出来たな、それなら」


 マップを開きマップ上の街に遠見てスキルを発動する。


「見えるな、これなら行けるか」


 結果カルーアまで空間転移で飛べてしまった。


「そして見事に街中だな」


 昼過ぎには到着するかと思っていたが異世界にきて早々に街に着いてしまったな。


 まぁ普通に行けば街に入る際にあるだろう門兵との一悶着もなく済んで良かったか。


「それじゃあどうするかな」


 宿を取ろうにも金が無いからな。取り敢えずは今日泊まれるだけの金は稼ぎたい。



 良し、まずはダンジョンに行くか!












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