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3-Aの藤川さん

私は藤川美和子。現在むっちゃんのクラスメイトって奴だ。


2年でむっちゃんとは同級生になった。


むっちゃんはそこそこ勉強が出来るのにちょっと不良であり、なんかバイクに乗っているらしかった。


最初のむっちゃんのイメージは「自己主張がちょっと強くちょっと変な男」って感じ。


当時私は2年だったので、私たちより大人である先輩達を異性として魅力を感じ憧れていた。


だからクラスの男子には正直あまり興味がなかった。


クラスには同じ泉美中からの友達がおり、その子達と他に仲良くなった陽光の子との5人でクラスで一緒にいる事か多くなった。


その時に和樹と他の仲間が仲良くなった為、和樹と仲か良いむっちゃんとも話す様になっていった。


そして、去年の夏頃からむっちゃんの雰囲気が変わりいきなり大人しくなって来た。


多かった自分の主張も消え、話をしても受け身な感じがあり、顔の感じが優しい感じに変わって行ったのが分かった。


しかし、今までのむっちゃんの行動や高校になって不良っぽくなった事に一部の学校のYankee男子は嫌っており、その対立からむっちゃんの暴走が起きた。


なんでも狂った様に石井君を殴ったとか・・・・


その件でむっちゃんへの表立った反発や悪口は消えていったが、先輩たちも怒らせて、なおかつむっちゃんの地元のヤバイ系の人たちから学校に送り迎えされたりと落ち着きとは真逆な事をし始めた。


クラスの仲間の彼氏が反発してた男子グループにいた為に私たちはむっちゃんを無視し始めた。


そして私達が男子で一番仲の良かった優が教室でぼこほこにされた事で余計にひどくなった。


休み時間や昼休憩はむっちゃんは教室で寝てるか他のクラスに行く位で孤立して行き・・


格好もメガネを掛けて人とあまり話さず授業も熱心に受けサボりも減っていた。


そうやってクラスでは目立たない様にしてたけどなんかいつもつまらなそうだった。


たまに見てみるとつまらなそうに外を見てたっけ・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


やがて3年となり、むっちゃんが新入生と付き合い始めた。


それからむっちゃんはどんどん変わって行き若葉や陽光の後輩たちのリーダーになり、


その後霜月君と仲良くなった事から男子のむっちゃんへの対応があからさまに変わって行った。


その為に仲間の女子もまた元の関係に戻ろうと模索しつつあった。


でも、むっちゃんはクラスでは基本私ら以外の女子にしか話掛けない。話し掛ければ普通に話しするんだけど・・・・


彼女の尻に敷かれているとも聞くが、それなら元彼女の千恵子とも一線を引くだろう。


だがその気配はないのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


もし、私が無視されていたとして、時間が経ち、その無視してた相手がいきなり話し掛けて来たら・・・・


私はどう思うだろう?


そして、むっちゃんは?


そう考えると胸を締め付けられる気がする・・・・


むっちゃんに謝りたい・・・・・


中学の時の同学年である千恵子に相談したら、


「あー、むっちゃん?そんな深く気にしてないと思うよ?彼女のを悪口言ってなけれはね。あたしの時も私の心証が悪くなるのばかり気にしてたからねー・・」


「むっちゃんはちょっと色気だせば許すよ。ブラをチラっと見せるとかw」


いやいや・・私のブラ見せても・・・おっぱい小さいし・・・


でも謝るにしても残念だけどその機会がない。まだ疎遠であり、学校もクラスもムラ社会なのだ。


時に女子初同調圧力は凄い。


私が皆でいる時にそれをする事は媚びや出し抜けみたいな物で反発を買う。


だから機会を見て二人きりになりたかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


しかし突然機会は来た。


合コンやパーティーを主催していたむっちゃんは特に1-3年の女子クラスから圧倒的人気を受けつつあった。


それは話でも色々聞いており私達の話題でも出る事もあった。


その結果が今日の始業式の日の私らの仲間達の「元に戻ろうとする」行動だった。


「無かった事にする・・・・かあ・・・あたしは嫌だな・・・・」


・・・放課後、いつもは彼女かF組の仲間と一緒に帰るむっちゃんが1人だった。


そして進路指導室に入っていった。


「これ、チャンスじゃない?」


私はそう思って進路指導室に入った。


むっちゃんが求人票を眺めていた・・・


他の人のほとんどいない指導室で話しかけるのもなんかドキドキする・・・・


「ふふふ、だーれだ?」・・・・なんか変な行動を取ってしまった・・・・


2年の最初はそこそこ仲良かったのにそれから全然話とかはしていない・・・


そんな相手に「だーれだ?」って・・・ドン引きでしょ・・・


でもやってしまった事は仕方ない。私は冷静を装って・・・


「あたしだよあたし、」・・・うわーん、


これ完全にドン引きだわ・・・・


「どうしたん?藤川。藤川も求人探し?」・・・・むっちゃんは普通に返してくれた。


良かった、「え?何?」とかじゃなくって・・・


むっちゃんと他愛ない話をしながら謝る機会を探した・・・ほんとドキドキする。恋愛のドキドキならいいけど違うドキドキ・・・


不安・・って奴だね・・・・・・


ただやはり学生証時代の特権なのか男子との話は楽しくテンションは上がった。


この人後輩たちには人気あるんだよなぁー・・・


なんだかんだ時間だけ過ぎて行き、結局謝る事は出来なかった・・・・・


ただ・・・・少しは仲良くできたのかな・・・・・







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