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ヤンキーの多い世界に転生・・かと思ったら過去にタイムスリップしただけでした。   作者: ぽるしぇ
高3 秋

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3年の2学期・・・

 

 高校3年の2学期が始まった。


今体育館で行われている始業式で校長先生がうんたらかんたらと話している。


体育館は窓や入り口は空いている物のエアコンはない・・・・


正直暑い・・・・


現在は前世の80キロ以上のダイナマイトバディーではなく、65キロで安定しているのでそれほどでもないが、前世のバディーだったら汗だらだらだろう・・・


・・・・それはそうと、なんであんなにも年寄りって話が長いんだろうか?・・って前世の若い頃は思っていた。


それが1回年を取った事でちょっとだけ気持ちが分かる。


自分が偉い立場に立ったって事を示す為に美辞麗句を並べ格好付けてるのだ。


世の中なんてそんなもんで、俺も前世の終わりにはそれに似た事をしていた。


自分が組織のリーダーで「ちゃんとしてます」ってのを表に出すためにもね・・・・


大人も大変なのですよ。


特に学校組織なんて・・・ねえ・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2学期でも相変わらず俺は伊達メガネをしている。


まあ格好は開襟シャツをズボンから出し、ワタリ44cmでハイウェスト3cm、裾20cmのボンタン、靴下はペパーミントグリーンでバッグもぺちゃんこのペパーミントグリーンの薄いバッグで中身は何も入っていない。


地味・・・地味?


眼鏡は地味でいるために掛け始めたのにどうも周りからはどうやっても「真面目な先輩」とは思われてない・・


一応成績は上の中から下くらいは維持してるのよ?これでも。


まあ服装がこんなんだからなあ・・・・・


それよりも合コンやパーティーを主催したせいだろう!人から注目されるようになってしまった。


後輩の女子からは泉美の3年への人気は霜月&石沢のTOP2とも言われる位だ・・・・


女性(かのじょ)に優しい事や、ROSA幹部、それに後輩への面倒見と当たりの良さと言う”おまけ部分”もあってそうなってしまった様だが・・・・


だけどなー、G,H組の女子クラスのヤンキー達の人気だからなあw


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


目立つのは悪い事でもなく、クラスの奴らとの関係も大分良くなって来た。これは霜月君と仲が良くなった事もかなり影響している。


今日の朝もこんな感じであった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


朝礼前のクラスにて・・・


「ちゃーす!おっひさー!」


俺はクラスの裏の入り口をがらっと開ける。


「おー!むっちゃん。焼けてんなー」和樹が言う。


「おー!和樹、久しぶりじゃんよ、バイトとパーティーとか海ばっかいたからな超焼けた・・・的屋も露店だし・・・」


「おめえ地獄の軍団の権田さんかよ!権田さんもびっくりだわ・・・・」


「だよな・・・」


和樹とそうやって話していると千恵たちが俺らの所へ来た。


「なにむっちゃんその日焼け・・・・松崎しげる?」

「千恵・・・・嫌な事言うなや・・・・おっぱい触るぞw」


「あんた付き合ってた頃にさんざん触ったでしょ?それにそんな事言ってると晶子ちゃんに言うよ?」


「・・・すません・・・」


千絵とも最近はこんな軽口を言うようにはなってる。別れて1年近いからなあ・・・


水原も・・「あー、そういえば昔あたしも触られたよー?なんか手がやらしかった気が・・・w」


「うう、千絵と付き合う前の事言われても・・・」


他の女子からも「むっちゃんおっぱい星人だからなあw」


「今度あたしの触わるー?晶子ちゃんには言うけどw」


「・・・・・おいおいやめなさいよ・・・・・」


こんな感じでクラスでも普通には受け入れられている・・・様な気がする。


おっぱい触る話はクラスの藤川って子なんだけどクラスの目立つ派では元から比較的に俺と仲が良かった子だ。




そういえば洋も「Zの調子どうよ?」と声を掛けて来てたな。


「今度持ってくよ、80万掛けたから別物になってるけど・・・」って言ったら驚いてた。


ほかの男子も「え?免許もうとったの?」とか話しかけてくる。


ちなみに勝はいつもの通り遅刻・・・・あいつ本当に進学なのか?


・・まあ良くも休憩時間に寝るだけだった状態が改善したものだ・・・・


ギスギスしていた2年時のクラスが嘘のように穏やかだった。


いわゆる普通にクラスの中にいる目立ち気味の不良っぽい奴の1人って感じになったのか・・・な?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


放課後、1-Hの晶子の所へ顔を出す。


「やや、どもー、俺の晶子呼んで?」


一応教室にいきなり入る事はしない・・・だって女の子だらけなんだもん・・・


「ごっめーん、むっちゃん、今日はクラスの子らと遊ぶんだー、後で連絡するねー。」


晶子もクラスでは中心人物って感じであり、パーティーの件や2年女子と仲が良い事からと交友関係がどんどん広がっている。


「おー、了解。浮気すんなよ?あとで匂い嗅ぐからなw」


「何変な事言ってんのよ、やだよwんでもむっちゃんも浮気しないでね?」


・・・・晶子に依存してる俺としてはちょっと寂しい。


「んー、暇になったなー」


「むっちゃんさんさよならー・・って晶子は?」


っと、他の1年の後輩の女子達に声を掛けられる。例の合コン関係の子らだろう。


「おお、またね!・・・今日はフラれたw」


「あははw本当だったら皆喜ぶよw」 「あたし今空いてますよw」


「うそでぇーwまたまたーw」


うん、学校も楽しくなったもんだw


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


始業式の日の学校は半日な為に時間もある。


そしてそろそろ進路を決めねばならず、就職の希望は2学期のうちに決めないといけない。


なので生徒指導室で求人を見てから帰ることにする。


幸い始業式初日から求人を見る奴も少ない。


俺はそんな静かな環境で色々な求人票を眺めていた。


まだ大学と言う物に価値があった時代だけに「高卒当ての求人」であっても上場企業の求人がそれなりにある。


「こう考えるとこの頃は日本のピークだったのかねえ?」




求人票を見ながらそんな事を考えていると誰かから両手で目を塞がれた・・・・


「ふふふ・・・だーれだ?w」・・・晶子の声ではない女性の声だ。


そしてとてもいいい香りがする・・・


「え?誰?」


そこから体が近づいたのか背中に”むぎゅっ・・・”と柔らかい感触がした。


「あたしだよ、あたし。」


・・手が離れ後ろを向くと同じクラスの藤川があった。


藤川は細身の体とつぶらな瞳が印象的な子であった。胸は小さ目ではあるがその華奢さが良い。


そして、朝の”おっぱいの件”の子である。


「どうしたん?藤川。藤川も求人探し?」


「うん、それもあるけど・・・むっちゃんが入ってくの見たから来た。今日は彼女は?」


「友達と遊ぶって、」


「彼女友達多いみたいだからね。」


晶子は俺と付き合ってる事から目立つのだ。


そして、ふと思ったのが”なんで俺が入ってったから入った”んだ?って事だ。


藤川もヤンキー系であり、ブラウスの上に装着するリボンを外しボタンを1つ外している。


そんな事からどうも目線が胸元の”空き”に目がいってしまう・・・・


「なーに、むっちゃん胸元見て・・・もう・・えっちだなー・・・うふふ。」


「お前が見せるからだべよw」


っとあからさまにブラウスの隙間を覗く。


「きゃあーw」


・・いやあ・・甘酸っぱくはるんだけどさ・・・・


「・・ばれると晶子に怒られちゃうからまあ求人探すべよ・・・」


「・・・そうだね。」


藤川は俺の隣ですっと求人を見ていた・・がたまに目線を藤川の方に目線を向けるとたまに目があったりする。


ナニコレ?


それにしても本当に女の子の匂いってのは・・まあムラムラくんな・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


それなりに興味がある求人はチェック出来た。


「藤川、俺そろそろ帰るからよ。藤川はいいとこ見つかった?」


「ううん、んじゃあたしも帰るかな・・・むっちゃん、またね・・うふふ。」


「おー、またな。」


そう藤川に言うと藤川は俺に小さく手を振って帰っていった。




・・・一体何だったんだろうか?俺に気があるのだろうか?あるいは気まぐれ?




















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