祇園祭りアフター
「うーん、もうお酒はいいや・・・・・」
回復した晶子が言った。
休憩させてもらった後、晶子の着替えもあることだし一旦家へ帰り一緒に寝ていた。
今度は逆にエアコンを掛けて晶子と一緒にごろごろしてる。
「酒は慣れって言うけどあれ個人個人のアルコールの分解量だからなんとも言えないんだよな。」
「むっちゃんは?」
「俺は慣れた方w・・で、酒は雰囲気で飲む物とも思っている。」
「へー、」
「まあ、晶子はいきなり2本飲んじゃったからでゆっくり自分のペースだったら大丈夫だったと思うよ。」
「ふうん、」
「でも晶子が酔ってるところは可愛くって好きだけどな、」
「いつも可愛いじゃんよ、」
「まあな「まあもうちょっと寝るべ、いさ君に夜呼ばれてるしな、」
「うん。」
「そういえば今家に2人きりなんだよなw」
「・・・あ、どこ触ってるのよ・・・・むっちゃん・・・・」
「サラシ外したからノーブラかあ、」
「もー、おっぱい星人め!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「むっちゃん、むっちゃん、もうちょっとで出かける時間だよ。」
「・・・・おー・・・・んじゃー支度すっか・・」
2人とも色々身だしなみを整える。
XJ750E・・・・・・
XJ400の兄弟機でありながらチェーン駆動じゃない為にKAWASAKIのZシリーズやCB750F、あるいはGSX750刀等のバイクと比べ超不人気なバイクだ。
しかし、XJ400と同じ様な設計であり、排気量が大きいだけにエンジンは耐久性も備えている。
馬力は他の750とさほど変わらないが車重が圧倒的に軽い。
その為、他の同じ時期の750ccの中で最速を誇っていた。
マフラーはRPMの4-2-1管。その排気音は2バルブながらも高音を奏でる。
ライトはややアップしてあり風防が付いてる。やや後ろ向きにシールドが付いている。
こんなヤンキーアイテムな風防だが、風はかなり防ぐ事が出来、高速度での運転が楽になる。
XJ400のYSPカラーはZ400FXのリミテッドカラーにも似ていてとても渋い。そしてFXの尾っぽとテールランプが付いていて後ろもとても引き締めている。
そして風防の割にはハリケーンのセパハンとマクレーンのバックステップが付いていてレーシー。
タイヤは前後K300GP。グリップの良いタイヤでコーナーで良く食いつく。
「おっし、いくべ!今日はおそろの黒の半キャップで行くべ!」
「うん」
エンジンは絶好調。
マフラーから奏でる「フォアーーーーン」っという音にシャフトドライブ特有の「ヒューン」と言うモーターの様な音が混じる。
運転する事10分程で若葉町駅だ。
時間はPM7:00
神輿はクライマックスで年番町が神社の「大神輿」を担ぎ町内で一番賑わっている場所を廻っている頃。
若葉町駅は普通の若い子らもまじったヤンキー男女の集団・・が集まって来ている。
とりあえず1周回る。ギャラリーが見てるが合流前だし吹かさない。
「ファーンファン、ファーン、ファンファンファファン・・・」
「ギアを落とし、いさ君のいるロータリー内の駐車場に入る。
「やや、来たよーw」
「おー、XJ夜見ても格好いいな」
若葉1中出身のいさ君、大木君ややす君、その友達たちと合流する。
「おー、これ勇さんの弟の和と彼女の晶子ちゃん。」
「よろー」
「こんばんわ」
「・・・っておめー、首筋にキスマーク付けてんなよw」
「晶子ぉ・・・・」
「ふふ」
「晶子ちゃんよろしくねー」
「私真紀の友達だよ。」
「よろしくお願いします。」
「真紀にやっぱ似てるねー」
「そですか?w」
女性陣とも仲良くやってるみたいだ。
先輩たちもかなり来ている。
「あ、いさ君、先輩らいるから1回顔出してくるわ。」
「おう、俺らは挨拶行ったから行って来いよ。」
「晶子いくべ、」
・・・先輩たちの車の所へ行く。
「ばんわーっす。」
「おー、むっちゃん、」「おー、おめーも来たか!」「和、Z出来たってよ?」
兄貴たちも来ていた。そしてZが出来上がったらしい・・・・
「柔兄貴、マジ?」
「おー、結構決まってるぞ?2/2じゃなければ完璧なんだけどな、」
「まあ今日は俺らも仲間らと出かけっから行けねーけどおめえ免許10日だべ?」「うん、」
「10日の夜に取りに行くべよ、」
「んだ、むっちゃん、俺の車買えばよかったのに」「俺のでも売ってやったぞ」
「いやいや、先輩ら高く売りそうだしねー」
「ちっ!バレたーかw」
先輩らはこの後飲み会らしく集まったら出かけるらしい、
祭りで仲間が皆集まるから、田舎の祭りって同窓会みたいなものだからね、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先輩たちは飲みに行ったらしく「おめーら、じゃあな!」と言って飲み会へ行った。
うちらは相変わらずだべっている。
ロータリーは車やバイクが絶え間なく吹かしながら旋回をしに来ている。
いさ君はさすがに有名人で後輩やら他の町やらの不良がいさ君を見つけると挨拶に来る。
すると、顔を腫らした雄二と2中の同級の奴らが俺の所へ来た。
「おー、むっちゃんよー、顔貸せや、」
「なんだ雄二君、男前になったね?その顔じゃ女の子にモテモテじゃね?w」
「うっせーよ!いきなり来やがって!」
「いやあ、俺みたいな高校デビューいじっても格が下がりますよ?雄二さんw」
「あんだおめー、一中とつるんで粋がんなや!」
いさ君が来た。
「あんだ、おめーら、いきなり石沢に喧嘩吹っ掛けて、」
「こいつが雄二を殴ってきたからよ、話しに来た。」
俺の学年で一番使えると言われた”誠”が言った。
誠は2中の中心人物だったんだけど、まとめるのが苦手なのか結局2中の不良はは纏まりがないままだった。
「誠にも悪いけどさ、俺をこいつ呼ばわりっておかしくねえ?」
「あ?おめー兄貴いるからって調子のんなよ・」
「んとさ、2中の奴らはそんなんばっかだよな、何?高校デビューの俺の何が悪い?言ってみてくれねー?・・・で、俺がいつ兄貴の名前だして粋がった?そんな事してねーだろ?」
「んだと?・・・」
誠が切れて俺に向かってきた時にいさ君が入った。
「誠、黙ってたけどおめーの連れの”一中とつるんで”ってどういう意味だ?」
「・・・雄二!」
「・・・・悪かったよ。」
「で、石沢はなんで殴った?」
「晶子居る前で馬鹿にされたからね。俺だけならなんとも思わないけど女の前でそりゃねーわ。それも雄二と伊藤で、」
「って事だってよ、誠。それでもやんのか?」
「雄二、おめーそうなのか?」
「・・・いや・・」
言葉を濁す。
「なら晶子もいるし兄貴もその場にいたから呼ぶ?」
「・・・・・」
「今タイマン張っても良いけどお前今日のダメージでまじすんの?その体で俺に勝てるの?」
「・・・・・」
本当に舐められてる訳なんだよ。
「誠君さ、俺を二中の皆は変な目で見るけど一中の皆はそんな目で見ないんだよ。そんないい奴らだからつるんでるんだよ。二中の皆だとこうは行かないっしょ?」
「気に入らないなら気に入らないでいいんだけど、それなら直接俺の所に1人で来てもらえば勝負はするよ。兄貴も出さないし言わせないから。」
「喧嘩は得意じゃないけどね・・・・」
「・・おー、解った、悪かったな。」
元々中学の時にいさ君と誠は喧嘩で顔見知りだったので仲は悪くない。でも仲間の為に俺の所へ来たんだろうな・・・
「いさ君すまん、迷惑掛けたわ、」
「あー、気にすんな、誠もあれで気にしてはねーよ。良くある話・・・って奴だ。」
「まあ祭りももう終わりだしよ、皆で海の家へ行って酒でも飲むか、」
と言う事で一中の皆で移動して海の家で飲み会になった。俺は酒を飲みつつつまみを作る。晶子は俺に付いて出来たものを運ぶ。
皆、大分出来上がって来てる。
「ちょっと外でトイレ!」
途中で抜けだし海をぼーっと見ている。
ちょんちょん、と晶子が俺を後ろから指でつつく・・・
「うぉ!びっくりした!」
「むっちゃんお疲れさまー!」
「晶子もう酒は飲まないだろ?」
「さすがにねw」
「花火貰った!和と一緒にやってこいだって?一緒にやろw」
「線香花火がいいな・・・」
2人しゃがんで砂浜で線香花火をしている。
すると、スカートを履いている晶子のパンチラが見えてしまう・・・・
「晶子さん・・・パンチラが・・・」
「もう見慣れてるでしょ?気にしないw」
「とうとう恥じらいが消えて来たか・・・w」
線香花火が2人とも同じタイミングで落ちた・・・・
「なんか夏って感じでいいね・・・」
「今日は色々とごめんなー」
晶子にはなんか色々心配を掛けているな・・・・
「いいよー、今日もむっちゃん私を介抱してくれたでしょ?お互い様だよ。」
「そか」
「うん・・・」
俺は晶子を抱き寄せてキスをしようとした・・・・
「おーい!石沢、つまみなくなったw早く作れw」
「わーったよ、ちと待ってろw」
良い所でいきなり叫ばれてしまった・・・・
「晶子、続きは後だ!!」
「「「「あはは」」」」
ちくしょう、激辛つまみ作ってやる・・・w
夏祭りの2日間はこうやって終わっていった・・・・・




