祇園祭 その2
えー、祭りと喧嘩は江戸の華・・・と申しますが、
酒と祭り=喧嘩ってのも結構ある物で、早速俺がやらかしている。
しかし、周りは「おー、むっちゃんやるなあw」「女の前で馬鹿にされたらそうするわな、」
と同情の声ばかり。
なんだろう、うちの中学の同級は勝と言い”人は中学の頃から成長しない物”とでも思ってるんだろうか?
喧嘩で殴られるにしても、土方やってる時にノーヘルで思いっきり木に頭ぶつけるよりは痛くない。
チェーンソーで誤って足を切った時ほど痛くない。
機械で指切って骨見えてるのよりは全然だw
ちなみに機械で指切って骨見えてる時は最悪だった。
指の爪の部分がほぼなくなってて骨が見えてるのよw
そしてその剥き出た骨&生肉に向かって消毒液を浸した脱脂綿のついたピンセットでぐりぐりされる。
そうしなきゃばい菌入って化膿するからしゃあないんだけど・・・
それでも結局化膿してまたまた同じ事の繰り返し・・・・
もーう痛いのなんの・・・あれ神経余裕で攻撃してるっつーの・・
あれよりは殴られた方がが全然良い。
そんな経験してる相手に・・・・ねえw
違う意味の場数が違うのですよ。喧嘩上等w医者にはごめんなさい・・だw
まあ今日中にやっちゃう予定だけどね・・・・
まあさ、いさ君達の様な「あいつらよりも格上」の人らが俺を見下さないのに「俺を見下す同級」の薄っぺらさがが哀れには見える・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
神輿の巡業が始まった。
中町は基本男衆が神輿を担ぎ女子はそれに付いていく。
意外と物に接触するぎりぎりレベルで神輿が暴れるし、揉んでる時に背の低さで担ぎ棒が頭の上から当たることもあるからだ。
晶子は美姫と一緒に話をしながら神輿に付いていってる。
俺は・・・・美姫相変わらずおっぱいでかいな・・・と御輿担ぎながら美姫を見てた。
すると横から信男が、
「和さん何見てるんですか!」・・と、
「お前も俺の晶子ガン見すんなよ!」
「ふふ、仕方ない・・・・お互い様ですね・・・w」
「・・ああw・・・最近晶子おっぱいでかくなって来ただろ?美姫ほどじゃないが・・・」
「でも美姫の大きさにに近づいてますね、」
・・・・こいつとはうまい酒が飲めそうだ・・・・
「あんたら聞こえてるよ!!」
美姫に怒られてしまった・・・・
美姫と晶子が「男らって駄目だねえ、」「いつもは格好いいんだけどね・・・」と、
バッシャーン!!!
そんな俺らの煩悩を消すように晶子達から水を掛けられるのであった。
水も掛け方があって、バケツだと散らすように撒く。
これはコツがあり、手頸を途中で捻りながら撒くと良くなる。
・・が、気に入らない奴がいると水を直撃させるのだ。・・ってこれじゃん!
「信男・・・良い事考えた。俺ちょっとだけ抜けるからよw晶子ー、ちょっと抜けるw」
「どしたの」
「う〇こ・・・」
「うわ、最低!」
当然嘘である。
雄二は多町の神輿を担いでいた。中町の大分前だ。
俺はそこへ行き商店街のバケツの場所に待機する。
おれは水撒きは子供のころからやっているのでコントロールには自信がある。
そして祭りは無礼講だw
俺はタイミングを見計らって雄二ともう1人に向けて散らさないままの水の固まりを・・・
ばっしゃん、と頭目掛けて掛けた。
様はバケツを上からひっくり返した時の勢いあるバージョンだ。
「よお、雄二、気持ちいいだろ?水も滴るいい男って奴か?でも思いっきりぶさいくだけどなw」
「あ?!」
雄二が追っかけてきた。
俺は裏へ回り、死角に入る。
雄二がそこに入ったときに俺が待っているわけだ。
足を掛ける。勢いで雄二がこける。体制立て直す所に上からがんと押して倒す。
こけた態勢で押されればべちゃっといった感じでダメージがある倒れ方になるんだよな‥‥
「うっ・・・」
「おー、雄二、さっきと違って分様な恰好じゃねーかよ・・・あんま調子のんなよ?」
上に乗りガンガン殴る。
上は肩を入れて殴れるけど下で抑えられる方は手の力でしか殴れない。
あー、体抑えてると顔にガンガンパンチ入るなー・・おれも食らうけどw
俺も殴られてはいるがアドレナリンが出てるのと相手は肩が入ってないパンチだけに全然なのである。
「なんか言う事ねーのか?」
俺の方が体重があるから逃げようにも逃げられない。
もう1人は路地裏に来たせいか俺らを見失ってる様だ。
神輿の通る道はギャラリーが多いから裏手にいるとは思わないだろう。
雄二の抵抗がなくなってきたのでマウントを外して腹に蹴りを入れる。
「うぐっ・・」
「文句あるなら来てもいいけどよ、おめえ中学の頃から今まで何年たってんだよ?いつまでも中学校の頃と同じ人間じゃねーのわかんねーのかよ。それが分からねーからこうやって惨めな目に合うんだよ・・・・んじゃあな、」
・・・・あー、すっきりしたw
中町に戻る。
「晶子ー!すっきりしたー!」
「うわ、汚い・・・じゃなくって口から血が出てるよ?」
「八重歯はすぐ口の中切れるからなw」
「あー、雄二先輩をやってきちゃったんだ、」
「そそ、」
「さすがに大好きな彼女の前で舐められちゃーな、やるしかねえべw」
「そか、男の子だもんね、」
・・と神輿に戻り信男と合流した。
昔は神輿も喧嘩神輿と言って違う町と神輿をぶつけあったりしたそうだが、多分死傷者が出て問題になったのだろう。
お陰で喧嘩神輿と言う風習はなくなった。
若葉の神輿は地方のTV局や新聞社が取材に来る祭りで観光客も多い。
その中で担ぐ神輿はなかなか良い物で中町の皆は楽しそうだ。
そして楽しいのは休憩個所についた時にもある。
「ほい、晶子、」
「ありがと、」
「信男も飲めるんだべ?」
「はい、」
信男は美姫にビールを渡している。
「うは、やっぱ夏のビールはたまんねーなー!!」
熱さもあり、すっと体内に入ってしまう。
「もう1本だな、」
これがまた楽しい。町内は町内で飲食物を出すのだが、他の町内の所で貰っても問題なく様々な種類の酒肴が楽しめる。
短い15分程の休憩時間だが酒盛りが始まる。
晶子、信男、美姫は顔が真っ赤だ。
晶子はちょっと酒に弱い為、俺の方に寄って来た。
「んふふ、今日むっちゃんの近く初めて来た。」
「おー」
・・・・こいつ可愛いなあ・・
「晶子あんま飲むなよ?」
「ん、解った」っと言ったが2本目に突入してしまった・・・
ちょっとまずいかな?
「むっちゃん・・なんか気持ち悪い・・・・w」
「ほら・・・言わんこっちゃない」
休憩所が町内会館の近くだから背負って行って会館で冷房を掛けさせてもらって休む事にした。
「むっちゃんごめんねー」
「いや、こうやって晶子を看病してるのも新鮮でいいよ。」
「むっちゃんきぼちわるい・・・・膝枕して?」
「こんな硬い枕で良いならなw」
膝枕しながら持ってた冷たいジュースの缶をぴたっと晶子の顔に付ける。
「あ!!!冷た!!!」
「気持ちいいべ?」
「うーーーーー・・あたしビール駄目だぁ・・・」
晶子が俺の膝に頭を乗せて体制をくるくる変えてる。
「おめえ、おばさんらが見てるぞw」
婦人会のおばさんたちも裏方が多忙である。
休憩の酒肴の準備や打ち上げの酒盛りの準備の為会館で忙しそうに動いているのだ・・・
その横で膝枕で休んでる俺らを見て婦人会のおばさんたちが笑顔でこっちを見ている。
「あらあら若い子はいいわねえw」
酔って赤くなってた晶子の顔がが余計に赤くなっていた。




