祇園祭 その1
祭りもメインの2日目。
今日も暑い日が続き、的屋のバイトをクリアした俺は晶子と祭りに参加している。
朝に勇兄貴が疲れた俺を起こし、「おーおめーどうせ暇だべ?中町の神輿担ぎ行くべ!!」っと声を掛けられた事から始まった。
「馬鹿!晶子いんべよ!」「晶子ちゃんも一緒に行けばいいべ、京子とかもいっからよ、大丈夫だべ、」
元々若葉町では中町に住んでおり、京子さんは俺の1個上の泉美の先輩でもあり面倒見が良い。なお当然ヤンキーだ(笑
晶子自体も若葉の人間であり祭りには抵抗はない。
「晶子・・祭りでみこ・・」「いくいく!」食い気味に言われましたわ・・・・・
法被は俺と兄貴は昔の法被。晶子は京子さんから借りる事にした。
晶子経由で美姫や信男も中町で参加。1回会館から集合場所の若葉小学校で全部の神輿が集まり出発式が行われるのでそこで合流する事に、なお、恵子は昭雄と遊ぶのでパスとの事。
近年は神輿の担ぎ手もいないので中町的には万々歳であろう。なお、どこの町もヤンキーがいると言うのがデフォな祭りだったりする。
「んだ、おめー気合がたんねーな・・」勇兄貴は法被にサラシ、それに褌という目立つ姿・・・
「おー!勇!おめーも来てたのか!」・・と柔兄貴もいた!
柔ら兄貴は若女の制服にかつら、それにキャッツアイのサングラスを掛けていた・・・・
「兄貴・・・それは・・・」「おー、多町の女神輿あるべ、あれに混ざるんだよw」
何気になんでもありの祭りだから人気なのですよ。
「むっちゃん、石沢兄弟やばいね・・・・」「ああ、身内ながら色物過ぎる・・・・」
俺は普通に白のダボシャツ、ズボンに足袋でそれに袢纏を羽織り、頭に鉢巻を巻いている。
晶子も似たようなものだがダボシャツではなくサラシで胸をガードしている。
髪の毛は後ろを小さいお団子で纏めており可愛い。
「晶子・・・・胸の谷間が・・・・」「むっちゃん、触れるのはむっちゃんだけなんだから我慢しなさい!」
「ぉぅ・・」
神輿を神主に清めてもらい出発する。祭囃子に合わせて神輿を担ぐのだが、最初はスローバラードの様な囃子が続く。
この時は神輿は揉まずにただ移動する様な「静の行動」を取る。
それがある程度続くと音調が荒々しくなり「動の行動」となり神輿は揉みながら酔っ払いの様にふらふら動く。
先頭に神社と町ののぼりを持った先頭がおり、その後竹笛、大太鼓、小太鼓、鼓、鐘の奏者が続きその後に神輿が続く
奏でる和奏に合わせて神輿を担ぐスタイルはとても良く、他の地域の神輿が褪せる位だ。
「あんらーどしたい!」「あんらーどしたい!」掛け声もA県のこの地区独特であり、とても面白い、
商店街の町々には水バケツや水道ホースががあり、神輿に向かって水を撒く。
この地域の五穀豊穣を願う祭りであり、戦国時代に水不足に悩まされた地域なだけに水に恵まれますように・・との事で神輿に水を掛けるのだ。
逆に言えばまだ商店街が活気がある時代なので「ずっと水を被った状態」な訳でもある。
時期が時期だけにそれはそれは気持ち良かったりする。
若葉のメインの商店街を抜け、若葉小のグランドに到着する。
町単位で固まってるのは最初だけで若い連中は小学校に集合してから好きな街の神輿を担いだりもしている。
信男や美姫は違う所の法被だが全然OKなのである。なので柔兄貴も女神輿がある多町に行ってしまった。
まだ始まってもいないのに缶ビールを片手に歩いて飲む未成年達。
取り締まりもされないのが笑えるがこの時代はそんなもんだw
「晶子ーお前も飲んでもいいけど酔っぱらうなよー」「りょ」・・と俺もビールを飲む。
暑い夏、祭り、そして休日!とても気分はハイである・・・が、
「なんだむっちゃん彼女つれて格好いいなw」「最近なんか色々聞くけど兄ちゃん有名だといいなーw」
・・・と中学校の時の同級が・・・まあ因縁っぽい事言ってくる。
祭りは同窓会みたいなものだからほぼ同期のほとんどのヤンキーはいる訳だ。若葉3中は町中の学校だけに余計に・・・
「あー、真紀の妹か、」「こんなのと付き合っても・・・」
はい、ビール缶そいつに思いっきりぶん投げてそいつに思いっきり蹴りを食らわす。
「・・の野郎!」「ははははは、おめー、女いっときに煽られて俺がおとなしくしてると思うか?w」
法被の胸ぐら掴んで足掛けて体重掛けて倒す。そこに殴りながらそいつにのし掛かる。そいつだけを狙いタコ殴りする。
パンチ食らうが肩が入らない状態のパンチは大した事ない。
もう1人が後ろから来てヤクザキックみたいに背中に蹴りを食らったので?マウント掛けが崩れる、
そんな感じで2人掛かりになった所で勇兄貴がそれを止めた。
「和、やめろ!」「・・・・」「おめーらもよ、喧嘩嗾けたの見てたけど・・・中学じゃねーんたわから俺はこいつ面倒は見てねーぞ、やるならやりゃいーけどよ2vs1はおかしいべ」
「あとよ、女といっときにやんなや!」「・・・・すいません・・」
さすがに柔ら兄貴の言う事は皆聞く。
「んだよー、もうおわっちたかw」「つまんねーw」集まったギャラリーは残念でしたが・・・
俺も「おー佑二、俺を気に入らねーなら別にいいけど、俺もお前好きじゃねーからなw文句あるならいつでも来ぉーよ!」「おー!上等だ!」
・・・・・・後でやるしかねーな・・・・
まあこの「高校デビュー」ってのはなーんかこういう目で見られる。じゃあお前らどんだけ偉いのよ?って言いたくなる位にね、
真面目が使えない?不良が一番?ならお前ら暴走族もやってその道も足掛けて行く所行けや、って話。
「むっちゃん大丈夫?」「全然wでもあいつら後でやんなきゃだなー・・」
正直怒りは収まってはない。今日中にケリ付ける。
「カクヨム」様似てここのバックアップとあちらに移植する際に訂正等してこっちもまた訂正するって言う形を取ってましたがあちらが「消え」ました。
こちらも1回最初から点検するので若干更新が遅れるかもしれません。




