レース
集会も数時間も経つと「ばっくれ」が出てくる。
特に車はどんどん減って行き。バイクも最初の台数よりは減ってくる。
特にこういう「お祭り集会」は顕著で自由があるだけに余計にばっくれも多かったりする。
しかし、いつの間にか結構な数が抜けてるんだよな、あれ。
まあ、女の子乗せてたりもするから途中で帰って×××したりルートに近いラブホ行ったり色々あるんだろう。
当時は「集会行こうか?」もナンパの言葉の1つだったりしたしね。
なので武藤も秀さんもいなくなってたりする・・・・
そうは言ってもまだバイクが90台近くいる大集団であり賑やかだ。
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この頃のバイクの流行は様々で、
福岡では既に2段ロケットカウルや爆発カラーが流行っておりこの頃から福岡の族はジェットヘルだった。
大阪名古屋の方は以外と情報が少なく千葉と神奈川辺りのチームが良く雑誌に出ていた。
チャ〇プロードが神奈川系が多く、ラ〇ダーコミックは有名なZ乗りの人が絡んでいたらしく千葉系のチームの漫画が多く書かれていた。
なので「神奈川仕様」はもう有名であった。派手じゃないけど渋い系て感じかなあ、
丁度2個上の先輩たちがやってた仕様が洗練された感じな単車が多かった。
今では神奈川は「2発」ってイメージがあるがこの時代の全国的に2気筒は不人気であり暴走族のバイクはほぼ4気筒のバイクであった。
何故なら全国的に丁度4気筒のバイクが中古車として小慣れて来たからだ。
何せXJとかGSX400Fが10万で買えたんだから5万の2気筒のバイクが見向きもされなくなる訳だ。
特に田舎だとパーツの無さがかなり痛い。
当時雑誌のチラシに唯一載っていた2気筒用のバイク用の集合が「GSX250Eのセレクトの集合」とVT250の集合だけだった位マイナーになってしまってた。
きっと上野か解体屋探さないと手に入らなかったんじゃないかな?
ただ、だからと言って2気筒のバイクが決して遅かった訳ではない。
何せ公道ではGSX400EはCBX400Fと同じくらいかやや上の性能であり、
GSX400Eなどはレースではヨシムラがいじって鈴鹿4Hに出てた位のバイクだったから、
馬力はCBXの方があったのに・・ね。
ホーク何かもZ400FXはスピードでホークIIIには勝てなかった。音と格好はFXなんだけどね、
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A県東部ではバイクの改造は基本「走り屋仕様」てのが基本で集合、セパハン、バックステップを付けたバイクが多く、当時のK300GPとかバトラックスと言ったハイグリップタイヤを装着していた。
ロケットカウルも飾りではなく若干浮かした程度。で、ロケットのバイクはほぼスワローかセパハンで前傾姿勢だった。
ただ、塗装は凝っておりラメ入りで銀、青、赤が良く使われていた。その辺は族車っぽい。
RZなどは暴走族なのにTECH21カラーでBEETのチャンバーを付けてたりとやたら「走り」を意識していた。
本当情報が溢れてる令和みたいな世の中だったら皆FCRキャブ付けまくってたんじゃないか?って位走りを意識してた気がする。
その中でも当時不人気の白黒YSPカラーで風防付けてハンドル鬼ハンの俺のXJは微妙に違和感ありまくってる。
・・・・・いいんですよ、絶対的早さは排気量の大きさなんですから・・・
海岸通りの4車線道路に出る。
深夜ではあるが、若者(笑)のナンパスポットであり、大学のサークルの合宿等も盛んな海岸町なので夜にたくさんの若い奴らが何かを求めで出歩いている。
だからこの時期の海岸町の繁華街っぽい辺りの左右の歩道にはたくさんのギャラリーが出ている。
そのギャラリーが多い場所だから他のチームも海岸町へ南下してくるのだ。
うちらROSAは激しい音とカラフルな光でパレードするかの様にゆっくりと進入する。
「おお!ROSA来たわ!!すげえ台数多い!」
ギャラリーは手を下から上へ上げる様なリアクションで「コール」を促す。
単車の運転してる奴は吹かし、後ろはコールに合わせて「タコ踊り」したり、ローリングをかます。
バイクだけじゃなく車も吹かす。車の後ろは箱乗りしてる奴もいる。
そんな感じでギャラリーも含めてのお祭り騒ぎになるのだ。
こんな所なだけにルートを海岸町経由にするのだ。
「むっちゃん、今日は海岸人多いねー。」
「夏だから皆うきうきしてるんだべ?ナンパ目当ての奴らも多いだろし・・・・あれだよ、夏の期待感って奴で外出たくなるんだよ。」
「確かに夏は気分は上がるねー。」
「だべ?」
集団は一旦海浜公園に集結する。全員エンジンを切りいさ君他幹部の演説&指示を待つ。
すると遠くから別の集団の音が聞こえる・・・・
「今日こっちに泉美の悪霊も来っから合流すっからよ!」
「「「押ー忍!」」」
「ここから戻って行動出たら悪霊と別れで工業戻って解散だからよー」
「「「押ー忍!」」」
「悪霊にROSAの気合見せっからよー、皆、気合入れろよ!」
「「「押ー忍!」」」
程なく40台位の泉美の悪霊が来た。
合流したらまたまた4輪合わせて150台以上の大集団が出来上がった。
ROSAと泉美悪霊の幹部でちょっと話をした後また演説。
(この辺はしつこくなるので省略。)
「んじゃエンジン掛けてくれやー!!」
「「「「押ー忍」」」」
と集団が一斉にバイクに戻りエンジンを掛ける。
そうしたら悪霊の特攻服を着た奴に声を掛けられた。
「おー、こないだは悪かったな、」・・・・こないだ揉めた光の悪霊の奴らだった。
「おー、泉美の方に合流してたんだ、」
「そーそー、悪霊だかんなー、」
「んだ、良いバイク乗ってるんじゃねーの!俺の取ろうとすんなよw」
こないだの3人は2台に分乗でCBRとXJの400ZSの乗っていた。XJの方は彼女を乗せている。
「CBRの2型とXJかあ、XJそれ良い音すんだろ?4バルブだしな、」
「そーそー、すげーいい音する。」
「で、早えべ、」
「CBRとタメ線張るな。」
「あー?俺のCBRの方が早えべ、」
「まあ、おれの750には勝てねーけどなw」
「お!やってみっか?w」
「んじゃ出発遅らせて直線で信号1個分で勝負してみっか、」
「面白いなw」
「ケツ乗ってるからゼロヨンみたいに0スタートじゃあぶねーから交差点まで並走して加速勝負な?」
「おー!」
集団が大分前に行った後に3台で海浜公園を出る。
「晶子、俺にちゃーんと捕まってて。おっぱいを押し付ける位ぎゅーっと、」
「うん、分かった。こう?」
「うん、お前のおっぱいの感触を感じるよ・・・」
「・・・・・すけべ・・・」
「おっしいくべ!」
3台が海浜を出て交差点まで40キロ位で合わせて並走する。
交差点に入りギアを落とし3台が加速する。
CBRがREVが入り甲高い音と共に急加速する。XJのZも負けじと4バルブの甲高い音を立てて加速していく。
「ファーーーーーーーーーン!!ファーーーーーーーン!」
加速勝負なのでダブルアクセルは切らない。
レッドゾーンに入れたら早くギアを上げまた加速していく。
「フォーーーーーーンフォーーーン」
俺のXJも図太いトルクを出しながら加速していく。
当時の750は大体は400と違い5速しかないが逆に言えば「馬力がでかいから6速もいらない」と言う事で、実際にXJ750は70馬力。XJ400ZSは55馬力、CBR400Fは58馬力で馬力の差があった。
馬力以上に排気量差のトルクの差が大きく出た。
途中で「フォーーーーーーーーーーン」っと力強い加速で2台を一気に抜いて行く。
そこで次の信号が来て「GOAL」となった。
「おー、やっぱ750は早えわ、」
「ハンドル上げちゃってるから怖いわーこれ、」
「400じゃ勝てねーな、」
「これ5万で買ったバイクだぜ?」
「マジかよー!!」
まあバイク乗っててバイク好きなら揉めた事があってもこんな物で、仲良くはすぐなれちゃう。
「まあ戻るべ、今度またどっかでやろーぜ?」
「ケツ乗せないでリベンジだなw」
「おーw」
っと3台でまた吹かし合いながら集団に戻った。
ケツモチのトシが「何かあったんすか?」
と聞いて来たので、
「XJで悪霊の2台とレースしてたw」と返した。
「どっちが早かったんですか?」
「俺の圧勝w」
「XJ750じゃずりーよなー・・」
国道に出て、悪霊は北へ、ROSAは東へ向かい2チームは流れるように解散。
俺らもそのまま工業へ戻って解散する。
「晶子ー、腹減ったからパーラー行って焼き鳥弁当買って帰ろうぜ?」
「そだね。お腹空いたねー」
と買い物をして俺の家へ向かう。
向かう途中に夜が明けてくる。
漆黒の空がやがて紫に変わりそれがどんどんオレンジ色に変わって行く。
「むっちゃんきれーだねー、」
「おー、湘南爆走族の”パープルハイウェイオフエンジェルス”ってこの紫の空から来てるんだぜ?」
「へー、」
「んじゃ、さっさと帰って寝るか。」
「うん。」
家の前でエンジンを切り惰性で家へ戻る。
もう普通に水色の朝日が眩しい朝だ。
「もう夜も明けちゃったね。」
「まあ焼き鳥弁当食べて寝るべ。」
買って来た弁当と飲み物を頂くとさすがに眠気が来る・・・・
「晶子ー!!」
「やだ!暑いから抱き着かないで!!」
「えー?じゃあエアコン使えるラブホ行く。」
「今よりサービスタイム狙いの方が良いでしょ?」
「んじゃそれまで寝るか・・・」
「うん、おやすみ。」
という事で寝た後にラブホに涼み&寝に行って七夕集会の週が終わったのである・・・・・




