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就職とROSA幹部会と新バイク。

 6月ともなると高校にもいよいよ求人票が届き否応なしに「卒業後」「就職」と言う物がリアルになって行く。


それと同時にROSA12期も引退が近づく。


幹部会が若葉のスナック・・・・お世話になっている系の方の経営している所・・・・で幹部会が開かれた。


七夕集会のミーティングの後、


「俺らも8月で引退すっから、次の頭は・・・前に言っといたから分かると思うけど若葉の並木な。」「はい。」


「並木盛り立ててしっかりROSA守ってくれよ?・・・まあ結局はOBになるだけだからいなくなる訳じゃねーんだけどな、」


「支部も代替わり多いと思うけど、各支部その辺きっちりしてこっちに連絡してくれ。並木はそれを把握して次の支部の頭と連絡取る様に、」「「「はい」」」


「あと、トシ!お前2期になるから”最高幹部”な。並木と一緒に頑張れや。」「はい、」


「あー、海の家があったわ。これも今年もやるから。ついでで夏に瑠羅亜でパーティーすっからそのつもりで、」


「海の家のバイトとかは・・・・去年の実績とかも見ねーとだしな・・うーん、OB絡むからこっちでそれなりに決まったら回すわ。」


功は不良とは言え数字が嫌いな訳ではない。むしろ計算が出来るからこそ人の上に立つことが出来るし喧嘩も強くはあるがそれ一辺倒ではない。


前世では後に功は某大組織の直系の2次組織の幹部となるのだが、「人脈」「金を作る力」「周囲に対して上手く立ち回れる力」と「運」を持っていたのだ。


暴力を肯定する訳ではないが、野球選手は自分の野球の能力をお金に変えるし、一流シェフは自分の舌と料理の能力をお金に変える。実業家は自分のお金を増やす能力を使ってお金を増やすし、政治家は自分の政治力や弁舌をお金にする。


「あの世界」では力・・或いは暴力を合法的にをお金に変える能力が必要であり、功はその能力があった・・という訳だ。


それは中学時代の「番長の様な物」(番長って事ははもう古かった。)の時から暴走族時代で培われた物だろう。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


実は前世では5月に集団暴走行為で結構パクられ、警察後任の元解散式が行われ日中に警察公認の元、集団暴走行為が行われ、警察で解散式を行った。


一時的にROSAは消滅したのであったが、現世ではそれはなかった。


それはたまたまなのか、俺が転生した結果なのかは分からない・・・・・


「や、引退ももう近いねえ、」「おー、石沢か、もう18になるからなー、暴走族もやってられねーだろ・・・まあパクられず引退できるのは運が良かったんだろうな・・・・」


「まあ引退も人生で言えば”一区切り”・・って奴か、」「おー、石沢も短いとは言え同じだな。もう残り少ないけど頑張ってくれや。」


「頑張るって言えば海の家でちょっと俺もパーティーっぽいのしていい?」「あー?海の家儲かるなら良いよ。ただ興味あっからどういう企画かは教えてくれ。」「まあ青春するって奴だよ・・・・了解。」


「あーあと、七夕集会な。」「あいよー」


トシが「少しだけど和さんいてくれて助かりましたよ。もう少しですけど宜しくお願いします・」と、


「いや、俺何もしてないんだけどな・・・」「いさ君と同級が中に入ってるだけで助かるんですよ。」「そか、」


そんな話をした後、解散した。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


数日後・・・


「和先輩。もうすぐ引退っしょ?車買うならCBX売って貰えませんか?」っと陽介が言った。


陽介の乗ってるGSX400FSインパルスが調子が悪い為だ。


「あ、インパルスなんか調子悪そうだもんな・・・」「140も出ないっすよ・・」


「多分吹かし過ぎでキャブレター内部の磨耗だな、交換で治るけどな、」


「でもバイクはおれも好きだからなー・・・なんかいいバイク見つかったら売るよ。」


「そう言えば陽光のバイク屋でXJ750が5万で売ってましたよ?」


「5万?」


当時は中型免許全盛の時代で750CCはすこぶる人気が無かった。大体のバイクは格安で唯一高いバイクは750RS・・・Z2のみでそれでさえ50万あれば買えた。


しかしこの時期の免許区分では中型免許で大型に乗っても免許条件違反で済んでしまい2点減点で済んでいた。


ましてや元々暴走族である・・・集団危険行為は減点がえぐい・・・であれば大型でも構わないし、XJ750はXJ400と大きさが変わらない。


「んじゃそれ買うか。」「決断速いっすね・・・」「CBX20万で良いか?」「いいっすよ。」


「おめえのインパルスどうするの?」「後輩に高く売ります・・・」「ひでえ野郎だな・・・売った奴に俺が安く直してやるって言っとけ。」


陽介はCBXが欲しかったみたいだね(笑


てな訳で陽介とバイク屋へ行き早速お買い上げ。書類をそろえて名変をして納車。


実はXJ750はXJ400の集合管がぴったり付く。ついでに言えば400オプションのオイルクーラーも付く。


俺はXJ400用の4-2-1のRPMの集合管を入れ、塗装を黒・赤・白のブラックYSPカラーにして、羽根をXJ400用のを加工して付けた。


見た目は「XJだね・・・」って感じだが、ホイールはRZと同じ形である。ケツ下がりなのでショックを長めのを入れケツ上げした。


CBXの48馬力に対してXJ750は70馬力である。


速い・・のだが滅茶苦茶乗り心地が良くすごく楽なのにコーナーが偉い速度でクリアできる。


いわゆる「隠れた名車」って奴だろう。チェーンじゃなくシャフト駆動だから人気ないのだが逆にズボンがチェーンオイルで汚れないと言うメリットがある。


ヨーロッパやアメリカではかなり高評価を受けたバイクでありハンドリングがかなり良い。


って事は下手くそでもそれなりに速く走れちゃうのだ。


そして、ヤマハの4発は総じて音が良い。


XJに付けたRPMは2バルブとは思えない高音で凄く良い音がして・・・・乗ってて気持ちがいい・・・


要は「鳴く」のだ・・・


思わずテンションが上がり、久しぶりに若女に流しに行ってしまった・・・・・


丁度12時半頃・・・・・


若女のベランダは昼休み中の女子達が沢山ひなたぼっこしている。


そこへXJ750にのって颯爽と登場する俺(笑)


ノーヘルだけどちっと恥ずかしいから口をタオルで隠してる。


「ファーンファファンファンファーンファファンファン」「ファンファンファファンファファンファンファン」「フォー、ファンファンファンファンファンファン、ファンファンファファンファファンファンファン」


XJは超良い音を奏でる。ベランダは「キャーキャー!!」と・・・


タオルで口隠してもまあ知ってる奴が見れば分かるからなあ・・・


それはそうと、俺はは求職活動あるのに何やってるんだろうか?


我に返り「バボーー」って出て行く。そして学校近くにバイクを停めて午後の授業に出た。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「晶子ー帰るよ。」「はーい、じゃ皆、またね。」「またー」っと晶子を拉致る。


「んじゃ帰ろっか・・・・」「あれ、バイクが違う・・・」「陽介が前の欲しがったからこれになった。」「ふーん、派手じゃなくなって良いね。」「ある意味ノーマルカラーだからなあ、」


バボーーーーーーン・・・・・フォーーーーーーン・・・・・・


「久々に若葉駅回るか、」「珍しいね、」「おー、バイク買えたから若女流しいっちゃった」「・・・・」


「ナンパ?」「違うw目立つためw」「ナンパじゃん!」「いえいえ・・・」


「でもこのバイク乗ってて楽ー」「だよな、俺もそう思ってる。」


駅のロータリーに行くと車に乗った先輩達がいた。


「おー、むっちゃん。なかなか渋い、バイク乗ってんなー、XJ750か?」


秀さんだった。


















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