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ヤンキーの多い世界に転生・・かと思ったら過去にタイムスリップしただけでした。   作者: ぽるしぇ
高3 春

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資金調達

 ・・・ゴールデンウィークやら何やらで最近出費が激しい・・・


ステッカーの件もクリアしたばかりだがそれなりにバイクの整備、デート用の服、身だしなみ系の小物、


色々と出て行くのは出ていく・・・


学校帰りに俺は晶子に話をした。


「晶子、今週はちょっと会えない・・・」


「え?なんで?」


「おれは動物園に行かなければならないのだ・・・・」


「・・・・何それ?」


「前も動物園に行くって言ってたけど誰と行くの?」


「・・・1人・・」


「・・・なんで私を連れてってくれないの?」


「多分俺の嫌な所を見せちゃうと思うからな・・・」


「もう半年付き合ってるんだよ?普通動物園は1人じゃ行かないから!」


「・・俺はゴリラマニアなんだよ・・・・ゴリラはう・んこを手で人に向かって投げるんだ・・・そんな所へ晶子を連れていけない・・」


取り敢えず嘘をつく。うん・こを投げるのは本当だがバレない嘘は本当の事を混ぜるといいと聞く・・・・


「そんなのを楽しそうに眺める俺の姿をお前に見せたくないんだ・・・」


「ププ・・・ククっ・・・ゴリラマニア!!!あははははww」


思いっきり笑われましたがな・・・・嘘とは言えショックだ・・・・


なんで動物園って言っちゃったんだろう?別に違う言い訳は出来たのに・・・そうだ、馬だ!馬のせいだ!!


「まあ晶子、これはお前を信頼したから告白したんだ!他には内緒だぞ!」


「ププッ・・わ・・か・・った・・・あははははw」


てな訳で晶子さんの件は解決した。そして俺は何かを失ったような気がした・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


事の終わりはバイトでスポーツ新聞の返品チェックを行っている時、日本ダービーと言う文字に目が行った。


「日本ダービー・・・」


競馬では4歳(令和では3歳)世代が人で言う10代後半に辺り、その時期に競争馬の体が完成してくる。


その時期に4歳最強の馬を決めるのだがそれが競馬の祭典と言われる「日本ダービー」なのだ。


そして、その新聞を見ると「ベリーナイス」っと言う馬名が・・・


「ベリーナイス?」・・・それは前世の平成から令和の俺が競馬にはまっていた時に聞いた事のある馬名・・・


「ダービー馬 ベリーナイス・・・・」


そうだ。日本ダービーを勝つ名馬の名前だ。




「おお!神よ!!!!!!」


田舎では中央の馬券を買う箇所ってのは意外と少ない。


なので俺はダービーの行われる東響競馬場ではなく場外発売のある仲山競馬場へ向かう事を決意した。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


電車に揺られ舟橋法典駅で降りる。そこからは直接競馬場の入り口に行けるのだ・・・


時間は昼。遊びで午後からのレースを少しやってからダービーで勝負をする。


「おっしいくべ!」


・・と行こうとすると「ポンポン」と肩を叩く人が・・・・


「むっちゃーーーーーーーん?」・・・・振り向くと晶子でした。


「動物園じゃないじゃん、」


「お・・・お前、なんでここに!」


「ゴリラマニアなんて知り合いに1人もいないもん、信じる訳ないでしょ?」


「でもう〇こ投げるのは本当だぞ?」


「そんな蘊蓄いらない・・・w  って1人で出歩くって普通浮気を気にするでしょ?普通。」


「だから美姫に頼んで信男に送って貰って付けてた、」


・・あの野郎・・・


「・・・でも浮気じゃないのは分かっただろ?・・ふう、しゃあない、一緒に行くか、」


「うん♪」


うーん・・・何故楽しそうなんだろう・・・・


今日の俺の格好はおっさんを意識してチノっぽいズホンに紺のポロシャツ、それに薄手のおっさんくさいジャンバーを着ている。


対する晶子も俺を付ける為か地味目で大人しい系の服装だ。


これならまあ大丈夫か・・・


「晶子さん」


「はい!なんでしょう?」


「今日の俺はおっさんだから17歳とは思わない様に、」


「・・・訳分からないよ・・・むっちゃん・・・」


「まあそのうち分る・・・あとは俺から離れない様に、トイレは一緒に付いてく。」


競馬場までは専用の道を進むだけで歩いて数分すると競馬場の入り口が見えた。


仲山は開催週ではなく場外なので入場は無料だ。


「うわー、でかい建物!綺麗だねー」


「そして馬とも遊べるぞ?だから動物園と言っていたんだよ。」


「なら、100%嘘ではないねえ・・・」


「ついでに言えば、俺も含む”ろくでなし達”と言う動物たちも観察出来る・・」


「・・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


競馬場と言えば競馬場グルメだ、それは昔からある。


「あ、おばちゃん、とりあえずビールとモツ煮!」・・・俺の好みは七味をいっぱい掛けるのが好きだ・・・


「晶子は何飲む?」


「取り敢えずファンタでいいや、」


「ほい、」


俺は1口目を「ごくり」と飲む。


「ぷはーっ!これ!これだよ!」


野外で飲むビールは格別だ。


「・・・なーんかおっさん臭いね?」


「だから連れて来たくなかったんだよ(泣」


「ふふっ、でもまだゴリラマニアよりはいいよw」


場内へ入り椅子に座って新聞を眺める。ついでに外を眺める・・・


外れ馬券を拾う紳士、昼からワンカップを飲み顔を赤くしながら「くそー正沢の野郎・・」と呟く老人。


あからさまにも「上流階級にしか見えない(笑」人たちが沢山おられるw


「・・・・ほら、来て後悔したべ?」


「んーん、むっちゃんの違う所が見えて楽しい。」


どうもそうではないらしい。


モツ煮を当てに酒飲んでる不良のどこが良いのだろう?


「ちょっとこれ食べさせて?・・・ん?美味いねこれ!」


「モツ煮はねえ、晶子さんが酒覚えたらもっと美味しいアイテムに変わるんだよ?」


「モツ煮・・焼き鳥・・枝豆・・晶子さんこれは大人の食のメリーゴーランドなんや!」


「うーん、意味が分からない・・・そう言えば昼ごはん食べてないね・・」


「んじゃこれ飲んだら飯行くか・・」


すきっ腹にちょっと食べ物いれるとお腹空くよねー・・・・



競馬場とはいえ太田競馬場と比べたら客層がまだ良いGRAの競馬場。それだけにそれなりの食事する所がある。


俺たちは混雑する店屋を横目にレストランっぽいそこへ行ってご飯を食べた。


「ちゃんとこう言うお店もあるんだね」


「GRAの競馬場はね・・」


っと言いながらも俺はとんかつ定食で晶子さんはハンバーグのセットでした。


俺らは所詮庶民なんですよ・・・・・庶民。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


とりあえず心配してた晶子さんからの「あ、あそこの人ゲ・ロ吐いてるw」


「あ、あの人飲みすぎで漏らしてるよ?うふふ、」などと言う感想が無くってよかったw


でも暇そうだ、


そりゃー興味ない事をすっと見るのはつまらない・・・


ましてや彼氏が「彼女」よりそっちに気を取られてるのだから、


「晶子さ、見てるだけじゃ暇だべ?」


「・・正直・・うん。」


「それなら君も競馬しなさいw」


「どうやってやるの?」


「俺がレースの中で”これは大体来る”って馬を1頭挙げるからそれ以外を3頭晶子が選ぶ。」


「うん、」


「それを1レース1点200円づつ600円俺が買ったげる。」


「うん」


「勝ったらそれが晶子の小遣いになる」


「むっちゃんお金使っちゃうじゃん!」


「資金はな・・沢山あるのですよ・・・フフフ」


「・・・・」


「馬を見るのは直感でいい。元気がある馬、綺麗な馬・・・これは人でもそうだけどそう言う馬は体調が良いんだよ。」


「うん、」


「後は歩き方。人でもスキップしてりゃ機嫌良いし堂々としてればのっしのっし歩く。そんな感じ。」


「深く考えずにそれだけで良いよ。それを3頭ね。」


「わかった」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


女性の勘ってのは凄い物で・・・・


人気どころの俺の選んだ馬はともかく紐を当てる当てる・・・・


7レース1450円、8レース2250円、9レースは外れた物の計7600円が晶子の小遣いになった。


「むっちゃん、競馬って面白いね。」


「そうだね・・・俺は当たらないけど・・・ハハハ・・・」


もうね、全然当たらない・・・・こういう時はビールに逃げよう・・・


「おばちゃーん、ビールにオレンジジュース!そして焼きそば!」


俺はビールを喉に掻き込む。


「くう・・・・苦みがしみるぜ!・・・」


「むっちゃんちょっと飲ませて?」


「俺のをか?」


俺はズボンのチャック・・「何言ってるのよ、叩くよ?」


「・・・まだ慣れない味だなあ・・」


「晶子は友達らと飲みとかしてるん?」


「溝口家で飲んだ事はある。」


「大人ぶる年頃だからなあ、そのうちマジ慣れるよ。」


「むっちゃんは美味しそうに飲むものね、」


「なら、焼きそば食え!」


「・・・・うんまーい!!」


「競馬場の焼きそばはどこで食べても最高だからな・・」


「本当、めっちゃくちゃ美味い。」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そして、メインの日本ダービーだ・・・・


GRAは投票機で買える。なので払い戻しが100万以下の場合は払い戻し機が使える。


なので8万、8万、8万の計24万ベリーナイスの単勝を買う。


良かったよ、口頭だったら晶子に「なんでそんな大金持ってるの?」ってなるだろからなあ・・・


ちなみに晶子さんの買い目は枠連1-3,3-4,3-7。


当時のダービーは24頭と言う頭のおかしい頭数で行われているので晶子には「赤は絶対2着まで、その他は白、青、オレンジが来れば晶子の勝ちだよ」」と言っといた。


画面に映っている東響のスタンド前には人がゴミの様に集まり、日本全国のろくでなしたちがレースの始まりを固唾を飲んで見守っている。


ファンファーレはまだ「ドラクエの大先生の名曲」じゃない様で謎なファンファーレが鳴り響きゲートが開く。


俺のベリーナイスは良いスタートから先行に取り付く。前を見て競馬が出来る良い位置だ。


しかし、24頭もいれば何が何だか分からないw


1コーナーから2コーナと淡々とレースが流れる。


「おっし!おっし!」やっとメリーナイスの姿が画面で把握できた。


しかし勝負所で置いて行かれ気味に3コーナーではやや後退・・・


アナウンサーが「ベリーナイス後退・・」って言ってやがる・・・


「ああああ!おれのベリーナイスがぁぁぁぁぁ」


これは駄目だ・・・歴史は変わっちゃったの?


え?マジっすか?


・・と絶望に入りかけた時、4角から外目を通り最後の直線で思ッきり突き抜けた!!!!


ゴール前50Mではほぼ勝ちが確定していた。強い!


「ねもとぉぉぉぉねもとぉぉぉぉー」俺は大声で叫ぶ・・・・


ゴール版を過ぎるベリーナイス!!


画面からは歓声があがり俺からも歓声があがる!!


「むっちゃん、勝ったの?」


「おお、晶子もこれ取ったわ・・って大西じゃん!穴馬券だよ!」


晶子さんは見事穴馬券GETした。


「晶子祝勝会だ!買い物行って飯食うか!おじさんが好きな物買ったげる!」


「買い物は誕生日来月だからその時にプレゼントでねだるよw、時間もう4時だよ?買い物の時間ないからご飯食べてかえろ?」


「そっか、」


払い戻しは単勝8番、1080円、 枠連1-3 6280円だった。


すなわち俺は240万手に入れて、晶子はトータル2万の小遣いを手に入れたのだった。


こう言う大き目なイベントに関しては転生の影響はない様だ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「あー、今日付いて行って良かった♪良い日だわー」


「そりゃー2万臨時収入あればねえ、」


「そう言えばむっちゃんは競馬ちょくちょく行くの?」


「いや、たまにだよ」


「むっちゃん最近嘘つくからなー・・」


「ゴリラのう〇こは嘘じゃないぞ」


「・・それはいいって・・」


・・・・・・ちなみに240万の払い戻しは見せていません。金額が金額なのでこれは後で払い戻す事にした。


合計400万・・・これで卒業までの金策はなんとかなる。


なので前世であったらもう辞めてたはずのバイトを減らす事にする。



バイトより思い出だからねえ・・・・


「そう言えばそろそろ海の季節だねえ、ここの舟橋もデパートとか日本一のるらぽーととかあるからそこで水着かおっか?」


「えー?むっちゃんHっぽいの選びそう・・」


「待て、なんでお前の身体他の奴に見られる様な水着俺が選ぶんだよ!!縞の露出少ないワンピースのアレだ!」


「むっちゃん、そんなの誰も着てないよ・・・・で絶対嫌!」


「だったら俺の前だけで紐パンっぽいマイクロビキニだ!」


「・・・・・・変態w」




そんな話をしながら西舟橋の中華屋さんに向かうのであった。











えー、嘘かもと思うでしょうけど北海道の門別競馬場と言う所で元彼女にそれをさせた所、

彼女は俺の金で3万弱。おれは坊主と言う事を体験した事があります(メインレースで俺が勝ったのも一緒。)

女性の勘は鋭いものですね。

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