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ヤンキーの多い世界に転生・・かと思ったら過去にタイムスリップしただけでした。   作者: ぽるしぇ
高3 春

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してほしい事をしてあげる

  田舎の駅は電車が近づくまでホームに行けない。


ホームで待つと言う事は電車が来ると言う事で・・・・


お上りさんな5人は8両編成の電車に乗り込んだ。



「BOXシート4人しか座れねーじゃんね。」


「んじゃ端のBOXとドア横だな、」


「俺ドア横行って後ろから晶子とまっきーの頭の匂いかいでるよw」


「うわー、変態w」


「嫌だ・・そんな彼氏」


「むっちゃんさんがそんな人だったなんて・・」


非難を浴びたので電車の端のBOX2つに分かれ、1つは美姫ペアで他の乗客来たら乗れるように通路側の2席を空ける形で座る。


でもヤンキーの側面に乗ろうとする人などいる訳もなく・・・


結局人はその席には乗って来なかった。


都会方面へ向かう電車の車窓はどんどん田畑がなくなって行き、田畑が住宅街に変わり停車する駅の周辺の町がどんどん大きくなって行く。


そんな中、晶子とまっきーは服の話とか、信男と美姫はなんか学校の話をしてた。


俺は横で晶子とまっきーの胸を比較してたり色々w


「むっちゃん?どこ見てるの?目線で分るんだからね?」


「・・・・・・」





電車がどんどん混んでいきぎゅうぎゅうに近くなると県庁所在地のA市である。


「ふう、着いた。」


「んじゃ取り敢えずカラオケ行ってそれから買い物すっか、バルゴの本店と線路沿いの店見る様だろな、」


バルゴは若者向けのファッションが良く売られているため比較的若い世代に人気なデパート。


カクイなんかは服の作りや質はめっちゃ良いのだがお値段は高い。


当時はお約束の様にインターネットが無い時代。


ファッション誌を読み気に入った服を着た自分をイメージしてその服やそれに似たデザインの服を購入す

る。


そう言った形が普通であった。


労力やセンスが問われ、地味に店屋を探すと言うRPG要素もあり、ナビ頼りな令和ぜんせいと比べても頭と労力を使わなければいけなかった。


情報が少ないだけあって逆に個人個人のセンスに頼られる面もあり、その個人の着こなし(ファッション)が雑誌に載りそれをまた誰かが真似をして流行する・・・


当時のメディアや雑誌の影響力はすざまじく、いわゆる「ステージ衣装ではない芸能人の服装」から「モデルの服装」からトレンドが発信される。


しかし、TVや雑誌と違い実際の服の色は見てみないと分からない物でそれを確認するためにウインドーショッピングで彼氏は良く彼女に連れまわされていた。


ええ、前世(むかし)の俺も良く一緒に行きましたよ・・・・


で、あれば、必然的に都市部の女の子は流行の服装が身近であり、田舎に行けばそれがどんどん遠くなる・・・


だからこそ当時の「東京への憧れ」ってのはなかなか凄かった。


で、晶子と俺だけで行かなかった理由は、その女子目線の服の選び方であって、男の好みだけじゃない目線が欲しかった。


服の選択な悩むもの。それが同性ならではの別の女子の目でチェック出来るだから、服選びで悩んだ時はそれが効果を発揮するだろう。


ましてやまっきーと晶子は姉妹で服の貸し借りも出来る訳だから、


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


という事でまずはカラオケボックスに行く。


「全員OK?」


「「「おっけー」」」「大丈夫です。」


てな訳でカラオケボックスに入った。


当時のカラオケは部屋の料金がありそれが大体3000円位、それに1曲100円から200円の料金が掛かるシステム。


100円だと「CDカラオケ」・・・画面は「画像のみ」が数回変わる程度だが、歌詞の歌う部分の色が変わって行く部分は令和ぜんせいのカラオケと変わらない。


200円だと「レーザーディスク」になり・・・画面は動画で大体令和ぜんせいのカラオケと変わらないし、歌ってる歌手本人もたまに出演している。


しかし、両方とも「通信」・・てか通信が今の100Mとかの早さではなく1200バイト/秒な時代だから通信カラオケは技術的に厳しい。


何故なら64Kバイトの速度のISDNでさえまだない時代なのから、


って言う事で大型の機械の中にCDやレーザーディスクがかなりの枚数が入っており、歌の番号はCDの番号+局の番号・・みたいな形で機械の中でディスクがガチャガチャウイーンと動いてセットされる。


初期のカラオケはなかなかお金が掛かり、5人でカラオケ行くと飲み物&軽食で1万近く飛ぶ。


それもジュース100円、煙草100円代、ラーメンが250円ー500円の時代だ。なお、軽自動車は49万位から買えた時代でもある。


店に入り、店員さんに部屋の希望「レーザーかCDか、」を言い部屋に入る。


中は令和(ぜんせい)のカラオケボックスをシンプルにした感じ。


違うのは灰皿完備で監視カメラが無い事。通称歌本と言う厚い歌の番号等が書いた本が鎮座していた事位だろうか?


「ねえねえむっちゃん、そいえばさ、なんで最初トシ君たちに声掛けなかったの?」


「トシは・・・シンナー好きなんだよ・・だから4人で行くと・・・こう言う所だとまず・・な、」


「えーそうだったんだ・・」


「ぶっちゃけ晶子の友達でもやってるのいるだろ?カラオケ店はそう言う場所でもあるんだ、暗いとな、幻覚が楽しいらしくってよ、暴走族でもやってるのは多いんだ‥俺はやらんが、」


っと、信男たちには聞こえない様に小さい声で話した。


店員に案内された部屋に皆で入る。


6人入れば満員みたいな部屋に5人入る。さすがにやや狭さを感じる。


「とりあえず飲み物頼んで、来るまでに歌だ。なので皆選んで・・・信男フロントに電話だ。俺ビ・・・いや、コーラで、」



画面左から俺、晶子、真紀、対面に信男、美姫が座った。


美姫は煙草に火をつけて続けて晶子と信男が火をつけた。


それを見てまっきーと俺が「ゴホゴホ・・・w」っと言う。


「むっちゃん・・・裏切者・・・・・」晶子が言った・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


カラオケ初心者にしょっぱなから歌はきつい。最初って自分の歌聞かれるの嫌がって恥じらうんだよなー・・・


てな訳で俺の出番が来た。


俺は歌本をぴらぴらと眺める。


・・・歌少な!!!・・・


その中でも歌数が多い歌手の菜を見つけた。松田S子だ。


地味に松田S子は恋愛や別れの歌が多かったりする。


ここでキーを5つ落とし「松田 S子」の「ハートのイヤ〇ング」を歌った。


「うわ、むっちゃん・・・S子かよ・・・」


「妙に上手い・・・・キモチワル・・」


「先輩・・・暴走族の幹部の癖に・・・」


「和さん・・・格好とのギャップが・・・・」


皆どん引きだ・・・・・


「うるせーな!お前も犠牲になれ!信男!」


「えー?俺すか?勘弁してください・・・」


「カラオケ代払わすぞ!ウォラァ!お前1万オーバー払うのかぁぁぁぁ?」


「・・・歌います・・・」


ああ、悲しいかな上下関係・・・・


信男は「チェ〇カーズ」の「星屑の〇テージ」を歌った。


「信男・・上手いじゃん」美紀が彼氏を褒める。


「ふーん、S子じゃだめなんですか?ふーん・・」俺は拗ねる。


「だってなんで暴走族が普通にS子歌うのよ?それも滅茶上手く・・・変じゃん、」


「むっちゃん・・・」


「晶子味方すれやぁぁぁぁ!」


「無理!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まあ大体取っ掛かりが出来れば皆歌う物である。恥ずかしいのは最初のうちで、温音楽付きのエコーの効いたカラオケは癖になるのよ。


最後は「俺!」「私」「あんた歌い過ぎ」「じゃあ私」・・・とこの面子ではこうなると分かっていた。


当然、晶子やまっきーも、


奴らは即興で「恋のバカンス」なる昔のハモリ曲を兄弟で歌いこなしやがった・・・・


超うめえ・・・・・


美姫はH田美奈子だった。良かった。


「むっちゃん、これって何か吹っ飛ぶものがあるね・・・・」


「んだべ?」


「おっさんおばさんの熱中する気持ちが分からなくはない。」


「暗いとなんかHっぽい事する人いるだろね・・・」


色々な感想があったたがとても楽しかった様子だ。




時間があっと過ぎる位にはね。言い出しっぺの俺の財布も軽くなったが・・・・


「むっちゃん、お金いいの?」と真紀。


「いいよ、まっきーの身体で・・」ばっちーん!!!


「むっちゃーーーーーん?」晶子から熱い1発を食らいました・・・・


「ああ、真紀さん大丈夫です、晶子が体で払うから・・w」とニヤニヤする美姫。


「・・ああ、妹はもう傷物なのね・・・・(悲」と真紀。


怒る晶子・・・


残念そうな目で俺を見る信男・・・


ああ、格好いい俺がどんどん・・・


松田S子の歌が悪かったのかなぁ?




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


カラオケボックスを出ると時間は昼前。


田舎者の俺らは全員で「都会にしかないマック」へ行きご飯を食べる事にした。


「マックCMでは流れてるけど買う事出来ないからなあ・・」


「そのうち出来るようになるよ。」


「なんで?」


「セブンだっていつの間にか出来て来ただろ?あれと同じ事が日本全国で起こってるんだ・・・そんな時代にもうなって来てるんだよ・・」


俺は、これから「滅びゆく若葉の商店街や陽光の商店街」を思い出しつつそう話した・・・


・・・自分が転生した事で色々な事が少しづつ変わって行ったと思う。


でも、それは人の人生が変わった事が多いだけで大きい目の「社会の変化」にはさほど影響していない。


これから先、もっとモータリゼーションが進み、商店街が潰れ、大通り沿いにチェーン店が溢れ・・・そして高齢化が進んで行き町が縮小化して行く。


それは俺がどう生きようがそれは変わる事はないのであろう・・・


ほとんどの人が望んだ事の結果が”それ”であり「個」の感情ではその大きさに叶わない。


「むっちゃん、どうしたの?」


「諸行無常ってのを考えてたw」


「ふぅん、」


意外にも信男が「盛者必衰って奴ですね、」っと言って来た。


「おめー良く知ってるな。」


「あ、ほら、特攻服の刺繍で色々調べててw学校の授業でも出てましたしね、」


「・・・まあいい事じゃね?漢字書けるようになれよ?」




食事後、前回の件(絡まれた)も踏まえて「とりあえず今日は煙草我慢しろよ?」と言い皆で買い物に行く事にする。


5人のうち3人が女性であり、姉妹。先輩後輩だ。3人揃うと姦しいと言うがその通りになった。


対する俺と信男は比較的カヤの外で3人のボディーガードw


3人キャッキャウフフと楽しそうに買い物をしている。



「和さん、暇ですね・・・・」


「おお、でもさ、女にはこういう所たまには行って優しくしといた方がいいよ。良く言うべ?”自分がして欲しい事を他人にしてあげなさい”・・って、」


「あ、しゃぶって欲しいなら、ク〇ニしなきゃダメって事ですね、流石です。和さん、」


「違げーよ、サル!!それなら69の方が効率いいだろがよ!」


「入れたいならまず前技・・・・・」


「それも違うからw無理やり濡れてないのにいれんなやw」


「・・・・でもよ、色々な所を触り反応を見るのは大事かもだな・・・・ついでに言えば、彼女に”手でしてもらう”のはぎこちなさで最高らしい・・そういう意味ではお互い触りあうのは自分がうんぬんと・・・」


「ほうほう和さん、そこの所を詳しく。」


3人が戻って来た。




「2人で何話してたの?」「「ちょっと色々な社会勉強をな・・・・」」


なんとなく、信男との距離が近くなった日であった。


















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