ヤキ入れ
今日は呼び出しに応じる。
兄貴も兄貴らしく後輩であるROSAと関係のある3年の先輩(兄貴からすれば後輩)に、
「おー、弟にこんな事があったからよー」「一応話しとくわー」って言って動いてくれている様だ。
学校が終わった放課後、俺はすぐに一般の校舎と並ぶように立つ実験室や美術室等のある技術棟の屋上への入り口に向かった。
そこへ行くともう3年の先輩たち5人と他に呼び出しに来た工業課の2年がいた。
「・・・・おめーよ、何で先輩が呼び出しに来てるのにこねーんだ?」「舐めてんのか?」
「いや、全然舐めてないっすよ?」「その態度が舐めてるっていうんだよ!!」
怒鳴られました・・・・こうやって熱くなっちゃ駄目なのよ(笑
「何で呼び出されたかわかっか?」「全然分からないっすね、」「あ?!」
まさしくヤンキー漫画だ。
「おめーよ、こいつらの仲間やっちゃったべ、」工業課の奴を差す。「一応俺らあれらの先輩だからよー・・・」「喧嘩すんならいいけどなんだ?やり方おかしくねーか?」
これさ、兄貴の件が無ければ「舐めてんの?」から始まり「手前の態度が気に入らねーんだよぉ!!」って殴る蹴るが始まってるはずなのよ。
今日の兄貴の件が効いてるっちゃ効いてる。
「いや、でも、自分のある事無い事言われてて、自分が悪いなら仕方ないんですが、流石に"使えねー"だの"ガン"だのって同級はともかく下の者にまで言われたら流石に我慢出来ないんすよ、申し訳ないっすけど、」
「俺がバックレた事で先輩たちは示しつかないかもですけど、その前に俺も後輩にそのせいで舐められて示し付かないんですよ、今日の朝の俺らの先輩からもそれ言われて・・・"オメーも俺らの後輩なんだから舐められない様にある程度の事はしといた方がいーべ"って。」
っと、言いたいことを言いながら、兄貴達の事も作り話で話に入れた(笑)
言い方変えれば「兄貴や先輩達の指示があったからやったんですが何?」とw
「・・・・・・・」「おめーら同士の事はおめーらでやれば良いけど、今回暴れたのが店屋だかんな」「あと、家で待ち伏せは良いけどうっせー単車で俺らの地元来るなや・・・」コレ上に言ったの石井だな・・
「あそこ俺らも使ってた所だしよ、それに呼び出しバックレで示し付かねーからちっと悪いけど・・よ、」
がん!がこっ!
・・・殴られました。パンチがいきなり顔や腹にばんばん飛んできます。胸倉を掴まれて引きすられ地面に落とされ蹴りがガンガン飛びます・・・が、さほどの時間ではありませんでした、・・・
反撃はしない、それをしたら本当に「出る杭は打たれる」のだ。なんだかんだ上下関係ってのはあるのだ。その辺は空気を読まなければいけない。
でも俺は八重歯があるから結構口が切れる(弱点とも言うw)あーあ、ほら、口が切れちゃった・・・
「・・・・・すいませんでした・・・・・」「おー、俺らからも一応あいつらには言っとくから、」
「あんま目立つ事すんなよ?ま、何かあったら言って来いよ。」「あと・・・・勇さん・・か、尚がよろしく言ってたって言っといてくれ、」
・・なんか兄貴の名前でた、どんだけ顔広いんだよ・・・・
これで開放された。工業課の奴は「これだけ?」って顔をしてたが先輩らもあまりやり過ぎたら朝の方々と揉める可能性があるのとROSA絡みの先輩と亀裂が入るからな。
先輩たちが居なくなった後で技術棟の4階の男子トイレで顔を洗い口をゆすぐ
「痛てて・・・うえー・・・口切れた・・・・まああれ呼び出した奴がいたからアレだけど大分加減してくれたな、」
「まあ、先輩とも何とかなったし、少しは学校生活も良くなるべ、」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分の2-Aの教室に行くと千恵が待っててくれた。
「大丈夫?顔が腫れてるよ?」と心配され、まだ埃が残っていた制服やワイシャツをパンパン払ってくれます。
千恵と机を挟みあって色々話をした。
「大丈夫?」「うん、実は今日の朝の件俺が企んで兄貴に送ってもらったんだ、だから多分、先輩ら加減してくれたんだよ。」
「やー、でも本当危ない事しないでよ・・・」「気を付ける・・多分今日の先輩たちもこれから目を掛けてくれるとは思うから、」
「心配したんだよ?」俺を上目使いで見る。可愛い!
「あれ?そう言えば水原は?」「先に帰った・・・ってなによ、私といる時に和美の名前出して!」「だっていつも一緒じゃん?」
「そう言えばさー・・たまに和美のおっぱいチラチラ眺めてるでしょ?和美大きいからね、見てるのちゃんと分かってるんだからね?」
・・・和美は多分千恵よりおっぱいが大きい。
「俺のおっぱいはここにあるから和美のなんていいんだよー・・気のせい気のせいw」
むにゅむにゅ触ります。「ぎゃーっ!この変態w」
・・・・・男とはおっぱい星人ばかりなのである・・・・
その後、ベランダから外の景色を2人で「ぼけーっ」と眺めて色々会話してた。
放課後のベランダを吹く風はまだ夏の名残があり生暖かい。でも日がどんどん傾きつつある時間のすこーしだけ暮れていく西の空に映える薄いオレンジ色に秋の気配を感じる。
「むっちゃん、10月修学旅行だよ?一緒に班組む?」
「おー、俺このクラスでびみょーだから助かる。」
「そう言うけどむっちゃんの事悪く思ってない子も多いんだよ?」
「なーんか目立つ恵美とか信子とかあの辺とは距離はあるけど、あの2人には・・お兄さんの件話したからじゃない?あとあの子らは我儘なのよ、内緒ね。」
「千恵と色々回れるのとバスや新幹線で隣座れるのは結構良いな・・・クラスに千恵がいて本当助かる。千恵いなかったらもっと学校来てないよ多分、」
もし、千恵と付き合ってなかったかあ・・・
・・・多分‥若女生に逃げてただろうな・・・
「千恵、好きだかんな・・・」小さい声で言った・・・田舎の方言が混ざりちょっと格好悪い・・・
「ん-、私は嫌い、だって喧嘩すんだもん・・」2人で笑った。
学校デート・・・真紀なんかが「いいなー・・」って言うのが分かる気がするな・・・
千恵は俺を待ったからいつもの1本後のバスで帰り、
俺は部活帰りの清のチャリに2ケツで帰り、途中武藤の家により先輩たちとの経過を話してから家へ帰った。
ちなみに俺の家は清の家と近い。
「まあその位で良かったべ、」「だな、何かあったら言ってこいや言われた」「ふーん、良い所あるんだな、」
今日も帰ってからバイトー。デート代と免許代を稼ぐのだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先輩「おめーら、気に入らねーとか思うのは分かるけどよ、周り良く見て動けよ?」
「あれ別になんか問題起こそうとはしてねーみたいだからよ、気に入らねーんなら仕方ないけどそれならそれで面と向かって行けば問題になんねーからさ、」
「ま、仲良くやれよ、3年は学年でまとまって仲良くやってるんだからよ、」
別に一部以外には俺への悪感情なんてあまりないのよ、特に今は「学校だけ」なら目立ってないから
だからなんだかんだとあっちのつるみとの付き合いも元には戻って行った。
あの2人以外はね。




