全瑠羅集会
「いらっしゃーせー!」
「先輩、今回の集会台数集まらないから来て下さいよ。」
前にホークIIIを売った陽光支部の幹部の敏和が声を掛けて来た。
「なんだい君は?僕はただのセブンイレブンのアルバイトだよ?こんな所でそんな話しないで下さいよ。」
「あ、只今フランクのキャンペーン中でお安くなってます。如何ですか?」
「・・・まじヤバいんですよー。」
「俺もフランク売らなきゃいけなくってマジやばいんですが・・・」
「じゃあフランク買いますからー」
「あーわかったわかった。んで何時に行けば・・・いいんだよ。悪いけどバイトは”仕事する代わりにお金をもらう”物なんだから邪魔すんな、」
「市道の直線12時半です。」
「エー?」
気が乗らないけど了解した。
またまた面倒だな、正直集会は嫌いじゃない。だけど、
チーム員として参加してる訳じゃないしね、それにROSAと言うチームは18歳で引退だから、
俺としても何か「同級は引退近いのに・・」って言う感もある。
ついでに言えば少しは大人しくしたい。目立つ事ばっかしてたら変な事なったしね・・・
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集会と言えば…
1980年代ってのは本当にヤンキー世代で、あからさまに「不良を売りにする」芸能人やドラマ等多かった。
アイドルの歌でも「彼氏の服が煙草の匂い」とか「頭がてかてかになる整髪料使った彼氏」とかと言う歌詞が入っていたりね。
校内暴力、非行、シンナー、家出、不純異性交遊、暴走族、つっぱり・・か、
少年漫画だと「BE-BOP]「湘南爆走族」か、湘南爆走族なんかは雑誌の全プレで「湘南爆走族チームステッカー」が応募で貰えたりもした。
暴走族の世界では埋もれかけてたバイク「GS400」を再び”その”世界に戻した漫画だな、ありゃ。
少女漫画でもヒロインの彼氏のバイクがZ400FXとかあったね。ヒロインが中学生だった気がした。
そして前も書いたけど別冊マーガレットに連載された「ホットロード」はうちら世代の熱狂的な支持を得ていた。
春山君が頭をしていたチーム「ナイツ」の歴代の頭が引き継いで乗っていた設定のCB400Fourが思いきり値段が上がって来た(プレミア化)りね。
他にも春山君仕様のCBR400Fと言って白のCBRにモリワキのフォーサイト、BEETテールってのが流行ったり。
主人公の和希の髪型を真似する女子までいた。
ちなみに、千恵の髪型・・・・似てる。まさかねぇー・・・
クラスの女性は発売日の当日や次の日の学校に「別マ」を持っていき、その話題で一杯だった。
「不良」がファッションだった時代です。そのホットロードの影響で暴走族への「ハードル」が下がったのです。
「ねーねー、集会ってどんなの?」「バイク乗りたい」・・とか、「普通の子」でさえ「集会行きたい!」と言う始末。
うちらの地元はそんな感じでした。
多分、ホットロードの作者は「経験者」でしょう。
実はちゃんと読者に釘を刺しています。
確か、「和希は運がいいんだよ・・あたしの友達なんか滅茶苦茶にされちゃった・・・・」
って言うセリフも最終回の方に出て来ますし、
春山君も最後には事故り足がやや不自由になってしまいます。
漫画やドラマ・・・こういった「なろう」でも多いのですが、
はい、2人は結ばれました。ハッピーエンドです。って物語ではなるし、それに憧れるけど・・現実にはその先にも続きがある物です。
私は「不良」の人たちの恋愛の行きつく先をよく目にしたり聞いたことがありました…色々ね、
人生は必ず出会いがあれば「別れ」が付いて来ます。きっと永遠って言う物はないのでしょう、この世界に、
「不良の人たち」の別れは一般の人と違いその恋愛の結果は結構悲惨だった気がします。
良くあるのが彼氏側は「お前だけ」「一生愛す」彼女側は「結婚出来なきゃ死ぬ」「貴方しかいない」「一生貴方のみを尽くす」などと言う言葉があふれ、その言葉にはにはいつも刺激や情熱があります。
結果、その愛の力により見事結ばれます。でも、それは蜃気楼や夢物語の様な物なのです。
例えればその時の恋愛度を100とします。
若いから子供が出来るのも早かったです。
そうすると若くして「子育て」と言う試練が始まり、遊んでる時はあんなに格好良かった彼氏が仕事だらけで仕事が主になり派手さがなくなり、彼女は子育てや家事で可愛いさ、綺麗さが減って行きます。
光り輝いていた「あの時」と比べてお互いのルックスや生活がどんどん地味になって行きます。恋愛度の低下です。数値で言えば50まで下がってるでしょう。
刺激なんかないです。生きていくって事は実際には普通の事の繰り返す事なんですから、先程書いた「刺激や情熱」など使い物になりません、まあ夜の生活には要るでしょうが
・・・・そして、人の優劣を付ける「尺度」も変わります、
対男性でしか例が例えられなくて申し訳ないのですが、
「喧嘩が強い」「名前が知られてる」(”格好いい”も入るのかな?)だった物が「お金を稼げる男」の方が圧倒的に上になります。なお、格闘家は除きます(格闘家は格闘技術をお金に変えるのが仕事)労働とは「何か」をお金に変える手段なんです。その「何か」の価値が全てではないけど尺度になる訳です。
スポーツ選手ならスポーツ技術をお金に変え、ホストやキャバ譲は美貌や話術をお金に変えます。飲食店なら自分の料理の技術・・・これが「何か」で、これかお金が尺度になる訳です。
人生はなんだかんだ言っても「お金」ですから・・・
対女性だと以外と「綺麗・可愛い」より「パートナーとしての相棒」や「癒し」なのかなー?分からないや・・・
でも、華やかだった恋愛の記憶を懐かしがりますし、「もう1度・・」となります。若さは有限ですしね。
その追慕の相手は「愛情の消えかけた旦那や嫁」ではない他の男性女性になります。
それで「刺激や情熱」が蘇って・・・(後は不倫系まとめサイトへどうぞw)その時はほぼ恋愛度0でしょう・・
その時代に奇しくも「不倫は文化」的な話が出て来て・・・ね、いやあ、マスメディアって素晴らしい・・・ヤンキー文化、不倫文化・・世の中悪くしたんでしょうか?
・・・地元の先輩で見る影ない人多かったですね・・・比較的に恋愛が安易(身体が・・ゲフンゲフン)にできる女性の方が再婚して幸せなってるかな?
男の方はしおれちゃった感じ・・・子供も母親に付くし、どんどん老いて行っちゃう・・若い頃の姿や性格が信じられないくらいに、
逆に中学から20代で付き合い続けて結婚したヤン系カップルもいます。今も仲が良いです。
実は結婚相手に大事なのは「愛する心の大きさ」じゃなくって「親友の様に信頼できる相手」なのかもしれませんね、
友人は友達関係切れづらいですから・・・・・
言い方を替えれば「愛情」で愛が消えれば「情」が残る。ならば情深い相手が一番なのでしょう。
きっとね、
ち異論は思いっきり認めます。自分の見てきた世界なんてこの世界の1ページにと言うのもおこがましい位の知識や経験でしかないのですから・・・
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「ROSA」若葉総本部は兄貴達の頃から俺たちの一つ上の代まで若葉二中卒の人が総長を務めていた。
しかし、俺の代は二中はまとまりがなく、当時まとまりのあった三中から総長が出ている。
その絡みで二中からROSAに所属する奴は多くなく、肩身が狭い事になっている。
二中は個人主義な世代で、有名な奴はいっぱいいるけどチームじゃない。そんな感じだった。
中学1年時は原チャリ暴走族を作りそれで走っててそれが中2,3年あたりで「先輩のお下がり」(買わされた)の大きいバイクに乗る・・・って皆同じ事になるからまとまる要素があったんだよ。
学年内は皆仲良かったしね、
でも、「リーダー」になる奴がいなかった。だからそのまとまりは社会で言う「合議制」みたいな感じ。
結局はなんか不良も2グループに分かれてた気がする。「暴走族」か否かってね、
今の「ROSA]12代目総長は笹川 功君で、皆から「いさ」「いさ君」と呼ばれている。
中学の頃から腕っぷしの強さで有名で、負けても勝つまで何回でも挑んで来るってな感じの人。
その「いさ君」を三中の同学年の不良仲間達(幹部)が周りを固めていて、俺達の代で解散する位衰えてた「ROSA]を今の状態まで立て直した。
功君とその友人があったからの今の「ROSA」であり、彼らがいなかったらROSAはあったかも知れないけどずっと小さな物だっただろう、
その事もあるし、三中に友人がいなかった事もあって集会にガンガン出る気にはらなかった。
・・が、基本的には私(和)はお人よしの系統であり、参加する事になった。
「12代目ROSA」は、その「いさ君達」の努力と行動力で「ROSA」をA県でも有力なチームにまでにし、
なおかつ「殺戮」でも下手すると400台以上の台数を集める事のある殺戮でも有力な頭の「宮村くん」と「鳳」21代目総長の「小山くん」、「ファニーフェイス」の18代目総長の「靖之くん」とも強い交流を持っていたりする。
勘の良い方(A県はどこ県であそこのチームの事だべ・・・?じゃないですよ?いえいえフィクションです‥多分w)お分かりかと思うけどA県の東部はその4人を中心に、その4チームと比較的仲がいい「殺戮」とがまとまっていていざ喧嘩・・となっても必ず禍根を残さず小さく終わる様な感じとなっていたのです。
前にも書いた「学生集会」や薬物吸引の売り買い(欲しい奴はどこへでも買いに行くし、それが元で交流が出来る)、学校の学区、いわゆるところで交じり合い、交流が出来ていた。
その土台があったからA県東部エリア(隣接ののB県までもだった)も平和であり、集会も比較的に安全であった。あくまでも「比較的」にだ。
「・・・・ところで敏和君、今週の集会は何の集会だい?」
「全瑠羅亜連合集会です・・・・」
「・・・・・・・・・・」
それ俺が行くやつじゃない気がする‥‥
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稚拙な文章をお読み頂き有難うございます。
「使えない」だの色々言われながらも何故かその「中途半端なポジションのお陰」で得た私の経験や話、そしてその結果をぼやかしながらも書いています。
不良とは自分を誇張する事で自分を誇示する事が多いです。そこを自分の等身大で省きながら書いて行ければと思ってます。
なので、普通より少しだけリアリティがあるかと思いますが、なんか「日常」っぽくなって来てます。
何故ですかね?
もっと自分が思ったり感じた時の感情を叩きつけたいんですけどね(笑
最後になんとなく後書きしたくなったので蛇足になっちゃうのですが書かせて頂きました。
いつもありがとうございます。




