表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界から引っ越してきた聖女です。  作者: 金木犀の夢華


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

147/599

咲耶とホワイト再び


少し時間を遡って……


咲耶とクロガネが一悶着を起こしていた頃、カザミは1人でクルクリの街にやって来ていた。

ここ最近、石の採掘やらなんやらと細々とした事ばかりで、カザミのお得意の情報収集が疎かになっていたのだ。

そうは言っても、カザミの姿では差し障りがあるので、もう一つの姿のホワイトでギルドや店に顔をだす。


「昼過ぎだから、冒険から帰還した奴らが姿を見せる頃だな。最近は冒険依頼を受けていなかったから、何か小物の依頼でも受けておくべきだろうな。ダンジョンに潜ってきてもいいんだかなぁ。」


ホワイトはまだまだ人気の少ない街中を歩き、目的地のギルドへ顔をだす。

ギルドの中は、あいも変わらず昼間から酒に溺れる奴もいれば、ダンジョンの成果を自慢する奴らもいる。

そんな者達の横をすり抜け、依頼が貼り出された壁に向かうホワイト。


壁には、ランクの低い仕事から高ランクの仕事まで貼り出されている。まず低ランクは、薬草の採取・食糧となる魔物の駆逐依頼。

薬草は、この世界特有の種類が自然に生えており、街の外に出れば幾ばくかの採取と、運が良ければスライムや野生化した動物と遭遇する事がある。


「本当ならカンザールを連れて、ダンジョン探索をしたい所なんだが、今日の所は薬草採取にしておくかな。ついでに、街の外の情報収集も出来て好都合だからな。」


そう考えをまとめたホワイトは、低ランクの薬草採取の依頼書を壁から剥がし、ギルドの受付の元に持ってゆく。


「こんにちは。冒険登録以来ですね。」

「ああっ、登録してくれた人か。オレの事を覚えていたのか?」


依頼書を渡しながら会話を交わす。


「はい。職業柄、だいたいの方は覚えていますよ。あと、ソロの冒険の方は珍しいので覚えていたんです。この街は、魔物との戦いが多い為なのか、パーティーを組む方たちがほとんどですから。」

「そうなんだな。まあ、オレはちょっとした知り合いがいるから、そいつが帰って来るまで街の外側で出来る依頼にしておくさ。」


そういうとホワイトは、さっさと手続きをしてもらう様に願い出る。


「承知しました。薬草ならば、依頼書に書かれたものなら引き取りいたします。その際、新鮮な物であれば、多少の上乗せもあります。また、食糧系の魔物であれば、喜んで引き取ります。」

「分かった。ところで、ここに居る連中は怪我をした者達が目立つが、何かあったのか?」


「それがですねーー」


受付嬢は、少し憂鬱そうに事情を語りだしたのだった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ