第5章:運命の糸と最初の成功
# 第5章:運命の糸と最初の成功
創業時代3528年6月。朝。
エリアンにケイル・エラリスの記憶が戻ってから、一年半が経過していた。
彼の年齢は七歳。エルフの民にとって、この年齢は長い人生の朝の薄明かりであり、子供時代の入り口に立ったばかりの第一歩にすぎないが、エリアンにとってこの数年間は、容赦なき過酷な鍛え直しの期間であった。
馬小屋の裏の訓練場には、太陽に温められた土、朽ち葉、そして馬の汗の濃厚な匂いが立ちこめていた。エリアンはトネリコの訓練用木剣を振りかぶり、腰を鋭く、正確に半回転させた。木製の刃が鈍い風切り音を立てて空気を裂き、木の人形のわずか一インチ手前でピタリと静止した。
七歳のエリアンの身体はまだ子供のものであり――小柄で華奢で、成人した戦士のような爆発的な筋肉の質量は持ち合わせていなかった。だが、その動きにはもはやぎこちなさなど微塵もなかった。一年前、彼は過去の複雑な剣術の連撃を再現しようとして、自分の手首を折りかけた。だが今や、毎日の過酷な鍛錬によって鍛え上げられた骨と関節は、その負荷をしっかりと支えていた。
エリアンは、自身の中で「魔法におけるアデプト第2階級への移行」、そして「剣術における支えの剣士第2階級」と定義するレベルへと到達していた。彼は決して圧倒的な筋力で勝とうとはしなかった。彼の武器となったのは、完璧な攻撃角度、絶対的なタイミングの計算、そして、自らの経絡を引き裂く危険を冒さずに木材を硬化させるため、武器の刃先に注ぎ込むことを覚えた微小なマナの力だった。
訓練場の端にはアーウェンが立っていた。父親は胸の前で腕を組み、厳格な鋼鉄色の瞳で息子の呼吸一つひとつを注意深く見つめていた。アーウェンの顔には誇りと深い警戒心が入り交じっていた。
「そこまでだ、エリアン」アーウェンの硬質な声が響いた。「今日はもう十分だ。どんな同世代の子供よりもペースをよく保っているが、お前の年齢で経絡に過度な負担をかけるのは、益よりも害が大きい」
エリアンは剣を下ろし、息を吐いてうなずいた。顔には余計な感情など一切浮かんでおらず――初等部の子どもというよりは、むしろ幾星霜を生きる魔導師にふさわしい、冷徹で研ぎ澄まされた集中力だけがあった。
「心得ています、父上」彼は平坦な声で答えた。
アーウェンは黙ってうなずくと、踵を返して屋敷の方へ歩いていき、息子を一人きりの思考に浸らせた。だが、この瞬間のエリアンの思考は訓練のことではなく、彼らの静かな屋敷のあり方を永遠に変えてしまった最近の過去の出来事へと向かっていた。
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記憶によみがえるのは、一年前の冷え込んだ十一月の夜のことだった。
当時、創業時代3527年の終わり、屋敷の窓を最初の冬の吹雪が叩いていた頃、ウォルター家の屋敷は全く異なる音で満たされていた。長引く過酷な出産に疲れ果てたメリッサが、寝室の広い天蓋の下に横たわっていた。彼女の身体からは乾燥したタイムとラベンダーの微かで心地よい香りが漂っていたが、その顔立ちは恐ろしいほどに青ざめていた。
普段は揺るぎなく厳格なアーウェンが、拳の関節が白くなるほど強く握り締めながら、部屋の中を行ったり来たりと歩き回っていた。
エリアンは奥の壁際の椅子に腰掛け、腕を組んでいた。その瞬間、ケイル・エラリスとしての彼の大人びた理性は、あらゆるリスクを正確に理解していた。エルフの出産は常に困難を伴うものであり、衰退したウォルター家には失敗が許される余地などなかったのだ。
そしてその時、赤ん坊の最初の泣き声が響き渡った。か細く、張り裂けそうな、だが純粋で不屈の生命力に満ちた声だった。
ミレルが綺麗なタオルで手を拭いながら寝室から出てきて、疲れを帯びた笑みを浮かべてアーウェンにうなずいた。
その後、母親が少し落ち着きを取り戻し、アーウェンがエリアンの入室を許すと、父親は慎重に白い麻布の小さな包みを彼に差し出した。
エリアンが中を覗き込んだ。まだ未熟ではあるものの鍛錬によってすでに負荷に慣れていた彼の腕の中に、生まれたばかりの赤ん坊――彼の弟であるリオールが横たわっていた。赤ん坊は静かに寝息を立てて眠っており、その小さな頭頂部には、父親譲りの――**鋼の輝きを帯びた漆黒の髪**がふさふさと生え始めていた。それは青白い肌と激しいコントラストをなしていた。
その瞬間、弟が無防備な顔を見つめる中、七歳のエリアンの内面で、決定的な心理的変化が起きた。
前世において、ケイル・エラリスは雪に覆われた峠で誰からも見捨てられた孤独なはみ出し者だった。命がけでしがみつくべき存在など誰一人いなかった。だが今や……彼にはこの脆くも尊い家があり、母が、父が、そして弟がいた。
(たとえヴァルデルや「黒い円」が世界中を探し回ろうとも――)赤ん坊を胸に抱きながら、エリアンはそのとき心の中で誓った。(どんな地獄の苦しみをも耐え抜き、自分の経絡を引き裂くことになろうとも千回だってやってやる。だが、この平穏を誰にも決して破壊させはしない)
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現実が、エリアンを創業時代3528年の暑い夏の日へと引き戻した。
ひんやりとした薄暗い屋敷の玄関ホールに入ると、彼はすぐに聞き覚えのある子供の声を聞きつけた。広々とした居間のふかふかした絨毯の上で、メリッサが一歳になったばかりのリオールをなだめようと座っていた。
赤ん坊はすでに盛んにハイハイをしており、重厚なオーク製のアームチェアの脚に小さな両手を掴み、落ちていた木製のスプーンを引っ張ろうとしていた。漆黒の髪があちこちにコミカルに逆立ち、大きな灰色の瞳で好奇心いっぱいに周囲の世界を見つめていた。
入ってきた兄の姿を見つけると、リオールは嬉しそうに声をあげ、スプーンを放り出し、おぼつかない四つ足の歩みでエリアンのほうへと急ぎ、そのシャツの裾にしがみついた。
メリッサは目にとかかった明るい髪の毛を直しながら、優しく微笑んだ。
「見てちょうだい、エリアン。あなたの弟がまた、あなたの足跡を追って図書室へ逃げ出そうとしているわ」彼女は愛情のこもった小言のように言った。
エリアンは赤ん坊の前に片膝をついた。その厳格な顔立ちに、ごくわずかだが完全に真摯な笑みが浮かんだ――それは他人に見せない、ここでだけ自分に許した稀有な優しさの発露だった。彼はリオールを両手で抱き上げ、高く持ち上げた。赤ん坊は楽しそうにキャッキャと声をあげて笑い、エリアンの白銀の髪の毛の一束を小さな指でしっかりと握りしめた。
「這わせておけばいいんです、母上」エリアンは弟を胸に抱き寄せながら、落ち着いた声で言った。「そのうち、木剣の持ち方を教えてやりますよ。遅かれ早かれ、自分の身は自分で守らなければならないのだから」
居間の扉口に現れたアーウェンはその言葉に短く鼻を鳴らしたが、反論はしなかった。この家では誰もが、年不相応に大人びた長男のきっぱりとした口調にとうに慣れきっていた。
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その後の深夜、屋敷がすっかり深い死のような眠りに包まれた頃、エリアンは自室に鍵をかけた。
蝋燭もランプも灯す必要はなかった。細長い窓から差し込む月光が、ベッドの上で結跏趺坐の姿勢で座る少年の姿を浮かび上がらせていた。
エリアンは目を閉じ、精神を自らの身体の奥深くへと潜らせた――自身の「原初」がある場所へと。
もし通常の魔導師や経験豊富な指導者であっても、彼の経絡の内側を覗き見れば、恐怖のあまり正気を失うことだろう。この一年間でエリアンのマナの経絡は単に広がっただけではなかった――それらは、前世の魂が記憶していたマナの幾何学による、極めて複雑で不自然な紋様で織り上げられていたのだ。
非常に細く、ほのかに青く輝くエネルギーの糸が、まるで焼入れされた鋼の河床に閉じ込められた山川のように、血管の中を音もなく強力に流れていた。昨年の、急な動きによる破裂の危険はすでに過去のものとなっていた。今や彼の身体は基本的な負荷に耐えうるようになっていた。
だが、肝心なことはそこではなかった。
エリアンは一言の言葉も発せず、空中にシンボルを描くことも、覚え込んだ公式を使うこともなく、ゆっくりと右手を持ち上げた。
突如として、その人差し指の先端に、針の穴ほどの、極限まで圧縮された風の刃が実体化した。それは音を立てず、渦も生み出さず、余分なエネルギーも消費しなかった。それは純粋な意志の力と精神的「紋様」によって生み出された、完璧で緻密なマイクロ・ウィービングだった。
エリアンは木製の机の端を軽く指でなぞった。熱したナイフが柔らかいバターを切り裂くように、音もなく、マイクロブレードはオークの表面に完璧にまっすぐで深い切断面を残し、音一つ立てなかった。
少年は術を霧散させ、荒い息を吐いて目を開けた。部屋の暗闇の中で、彼の薄灰色の瞳が一瞬、冷たく獰猛な輝きを放った。
(本によれば、無詠唱魔法は最高位の達人にしか扱えないとされている)自らの青白い子供の手のひらを見つめながら、エリアンは思考した。(だが、彼らは最も肝心なことを見落としている。――自らの理性が一つの人生を生き抜き、魂がすでに死の公式を知っているとき、肉体など時間と規律の問題でしかないのだ)
彼は知っていた。前方に長い道のりが待ち受けていることを。平和なウォルター家の庭の向こう側のどこかに、今なお「黒い円」が存在し、裏切り者のヴァルデルが不老不死の頂点を目指して密かに歩みを進めていることを。だが、もはやエリアンは無力な子供ではなかった。




