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エラリア:300年の虚無を経て、ゼロから歩む人生  作者: interwal228


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第29章 薬品の崩壊と血塗られた笑み(前編)

# 第29章 薬品の崩壊と血塗られた笑み(前編)


「もうどうにでもなれ……クソッタレが」


血に染まり、かすれたしゃがれ声が、打ち捨てられた荒涼たる鉱山の湿った重苦しい洞内に消えていった。ここは地下深くの最下層であり、何世紀もの煤と地底の腐臭で空気さえも粘りつくように重かった。天井の鋭い岩肌から一定のテンポで滴り落ちる水音が、彼のゆっくりとした崩壊の秒刻みを数えていた。


エリアンは冷たくて死んだ苔の生えた壁に背中を預け、荒い息を吐き出した。彼の体は歩く悪夢そのものだった。左手の指は白く剥き出しの関節と乾いた血まですり減り、呼吸のたびに古い肋骨の骨折部が痛み、関節は内側から沸騰した油を浴びせられているかのように焼けていた。このままではあと数日も持たずにここで腐り果て、地底のスカベンジャーどもの無言の餌食になるだろうことは分かっていた。普通の人間や、あるいは半エルフの肉体であればとうの昔に音を上げていただろう。しかし彼の肉体は、すでに数ヶ月前、地下のトネリコの根の下で浴びた劇薬「灰の露」と、肉を蝕む「銅の涙」の錬金術の湯によって毒され、再構築され、歪められていた。その基盤は骨髄の奥深くまでしっかりと定着し、鉄よりも硬い肉体を与えたものの、終わりのない疲弊しきった痛みの罠に彼を閉じ込めていた。


今この壁を突き破るか、さもなければこの溝の中で野垂れ死ぬか。第三の選択肢などなかった。


冷たい汗に濡れた震える手で、エリアンは石の床をまさぐり、この呪われた遺跡でどうにか手に入れたすべてを携帯ポーチから引きずり出した。平らな石の上に、容器が一つずつ並べられていく。


「淡雪の霜」の入った二つのアンプル——その中では微小で鋭利な氷の結晶が絶えず渦巻く、濁った銀色の液体だった。ガラスがわずかに揺れるだけで、オゾンと嵐、そして見捨てられた古井戸の死水の匂いを放つ凍てつく蒸気が立ち込めた。その隣には、「木炭の胆汁」が入った重い素焼きの壺——まるで溶けたタールのように壁を伝い、煤と腐敗、そして薬品の窒息しそうな悪臭を放つ、ドロドロとした真っ黒な液体。そしてこの軍薬の頂点に立つのは、「硫黄のイコル」の滴が入った骨製のケース——エリアンは一嗅ぎしただけで鼻腔が焼け爛れ、涙が溢れ、まるで炉の煤を吸い込んだかのように喉がヒリヒリと疼く、強烈な黄色の劇薬だった。


この殺人的なミックスは、彼の脳の残滓を完全に焼き尽くすか、あるいは全く別の何かに変貌させるかのどちらかであった。


「喰らえ、クソが」


血まみれになりひび割れた唇で不気味に笑い、彼は歯でワックスの栓やコルクを噛み砕いた。


希釈もしなければ、ためらうことも、衝撃を和らげようともしなかった。一気呵成の絶望的な動作で、彼はその死の特効薬を一滴残らず飲み干した。氷の結晶、油じみた煤、そして劇薬の硫黄が一つになった。


最初の1秒半、何事も起こらなかった。世界は自身の影に怯えたかのように静まり返った。


そして次の瞬間、彼の内臓がまるで魔法の錬金術の爆薬で内部から爆破されたかのように跳ね上がった。


胸郭が、まるで木片のように肋骨が外側へねじ曲げられたかのような凄まじい力で引き裂かれた。血管の中の血が一瞬にして沸騰し、血管を内側から引き裂く熱い鉛へと変わった。エリアンは両膝をついて空の小瓶を落とし、乾いた泡立つ嗚咽へと変わる自身の狂乱の叫びにむせ返った。冷たい石の上で背中が弓なりに反り、脊椎が乾いた死んだ音を立ててきしんだ。左手の指が床の割れ目に深く食い込み、肉が削げて爪の残骸が剥がれ落ち、花崗岩の破片から火花が散った。


その瞬間、痛みで溶けかかる沸騰した脳内で、ダムが決壊した。


*「この愚か者め……気違いのガキが……何をしている?! お前は私と貴様の両方の残滓を消し飛ばそうとしている。このカクテルはお前の脳を原子のレベルまで引き裂くのだ、せめて理性のひとかけらでも残しておけ、愚か者が……」*


絶叫に声を詰まらせながら、意識の深層で古のエルフ、ケイルの異質なエコーが暴れ回った。その声は意識の壁を突き破り、彼の肉体を支配しようと、脳内に幻影を叩き込んできた。それは届かぬエルフの尖塔に沈む眩い血色の夕日の閃光であり、あらゆる地上の落とし子を蔑む純血種の傲慢な囁きだった。ケイルは彼の幼児じみた反逆の矮小さを証明し、泥土へ踏みにじろうとしていた。


「黙れ、この化け物め……」


黒い泡だつ血を吐き出しながら、エリアンは冷たい石に額を何度も叩きつけ、しわがれた声で唸った。「地獄へ落ちろ! これは俺の痛みだ! 俺の肉体だ! とっとと完全にくたばれ、クソが! 死ね!」


ドレイヴェンヌの強制労働の鉱山で鍛え上げられ、長年の孤独の中で研ぎ澄まされた彼の意志は、狂気に満ちた破壊的な力となってその異質な声へと叩きつけられた。内なる精神の壁に亀裂が入ったが、エリアンは自身の黒い憎悪の全重量を乗せてその意識を押し潰した。内なる精神世界で、彼はエルフの幻影を歯と手で引き裂き、気高い回廊を塵へと変え、異質な傲慢を自らの憎悪の海に溺れさせた。ケイルの声は自身のヒステリーの中でかき消され、小さく鳴り響く破片となって砕け散り、死の沈黙の中に永遠に消え去った。


しかし、敵と共に、彼の理性もまた溶け出し始めていた。化学の嵐が神経系の制御を完全に掌握したのだ。


意識が途切れ、黒く粘りつく熱病の底へと落ち込んでいく。彼の右前腕の皮膚の下で、無数の細く盲目の糸がはっきりと蠢いているように感じられた——それは筋肉の記憶と異質な存在の残滓であり、自身の腱と絡み合っているのだと思えた。右手の指が痙攣するたびに、それは意志とは無関係に武器を抜こうとするケイルの手なのだと錯覚させられた。肉体に巣食う異物の寄生虫。骨の髄まで浸透した呪い。


パラノイアは絶対的で金属音を立てるような沸点に達した。劇薬による激痛と幻覚が混ざり合う。右腕が青く不自然な炎で燃え盛っているように感じられ、その腕こそがあらゆる弱さと、この数ヶ月に及ぶ悪魔的悪夢の根源なのだと思い込まされた。


「失せろ……」


狂気に満ちた、かすれた笑い声が唇から漏れ、ヒステリックで引き裂くような絶叫へと変わった。


「俺の中から出ていけ!」


震えながらも死んだような左手の握力で、彼は足元に転がっていた重い戦闘用の肉切り鉈をつかみ取った。迷う余地などなかった。脳は化学トリップの白熱の炎で焼かれていた。


彼は右の前腕を岩の鋭い突起に押し付け、重い刀身を振り上げると、一瞬の躊躇もなく、狂気に満ちた笑みを浮かべて鋼鉄を振り下ろした。


*ガリッ!*


鈍く生々しい音を立てて刃が前腕の中央に深く食い込み、皮膚と強靭な筋肉を断ち切り、乾いた音を立てて橈骨に噛みついた。脳天を突き抜ける激痛で視界が真っ白になり、視覚が完全に焼き切れた。エリアンは唸り声をあげたが、狂気が彼をさらに駆り立てた。鋼鉄が骨に食い込み、彼は無慈悲で必死な力任せの動作で残りの肉と第二の骨を肉切り鉈の短い痙攣的な動きで鋸のように引き裂き、ついに右腕が完全に切り離され、泥と粘液の溜まった石の床へと鈍い音を立てて転げ落ちた。


引き裂かれた動脈から、黒く濃い血の強力で脈打つ噴水が即座に吹き上がった。それは悪臭を放つ毒性の化学物質や腐った硫黄、銅と混ざり合い、石畳をねっとりとした血の泥濘へと変えてしまった。


通常の人間であれば、ショックと失血によって数秒のうちに息絶えていただろう。しかしそこへ、何ヶ月もの間骨に焼き付けられてきた「灰の露」と「銅の涙」の原初的な基盤が作用した。肉体は細胞レベルで咆哮した。血管内の毒の特効薬がショックによる外傷と出会い、猛烈な化学反応を引き起こした。切断された切り口の血はただ滴るのではなく、強烈な毒素の作用によって一瞬にして酸化し、恐ろしい、煙を上げる黒い瘡蓋となって焼き固まった。化学的な火傷が内側から傷口を完全に焼き締め、血管を塞いで出血を断ち切ったが、前腕のあった場所には、砕けた白い骨片がむき出しになった異様なまでに炭化した肉の塊が残された。


エリアンはその血の海の中に顔から倒れ込んだ。意識が完全にプツリと途切れ、底知れない、どこまでも深い漆黒の闇へと落ちていく直前に彼が耳にしたのは、毒の作用で徐々に遅くなっていく自身の心臓の鈍い鼓動と、すっかり焼き尽くされ空っぽになった頭の中に響く、どこまでも静かな解放の余韻だけだった。


闇が、長く続く数日間にわたって彼を包み込んだ。

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