第28章:深き薄闇と盲目の収穫
# 第28章:深き薄闇と盲目の収穫
死んだ岩石、圧縮された地層、そして何千年も朽ち果てたイチイの根の何キロもの重みにつぶされた重いヴォールトの下では、空気が単に薄いだけでなく、石の粉塵と古代の腐敗の窒息するような微粒子と混ざり合い、凍てついた死んだ鉛のように喉に引っかかっていた。ここでは、エーリールの忘れ去られた地下深くのカタコンベにおいて、時間という概念自体が遠の昔に死に絶え、ネバネバとした灰色の汚泥へと分解されていた。昼と夜は途切れない不気味な暗闇へと溶け込み、そこでの唯一の道標は、頭蓋骨の中で鈍く反響する自らの足音、関節の鈍く耐え難い痛み、そして装備に施された擦り切れた生革の乾いた軋み音だけであった。
ほんの3か月前、この世界は全く異なっていた。当時は、取り返しのつかないほど失われたあの人生では、彼は8歳であり、その日々の営みは慣れ親しんだ子供の頃の訓練、炉辺の温もり、そして明日に向かう素朴な確信に満ちていた。しかし、大災害がすべてをひとつの打撃で打ち砕いた。それに続いたのは、ドレイヴンの強制労働採掘所という地獄――絶え間ない暴行、飢え、そしてすべての呼吸が血に染まるような骨の折れる肉体労働の日々が1ヶ月半続いた。その後、決死の血みどろの脱出があり、冷たく不親和なブッシュウッドを抜けて命を救うイチイの根へと至る2週間の行軍、そして日光の届かない湿った隠れ家での、ほぼ1か月に及ぶ錬金術的な変成期間があった。この狂気に満ち、わずか90日間に凝縮された日々のなかで、彼の肉体と精神は認識できないほど変貌を遂げていた。
エリアンは、酸化した銅の深紅の筋に覆われたひび割れた玄武岩の柱のふもとで足を止め、重く、かすれた息を吐き出した。頑丈なショルダーストラップでしっかりと固定された背中には、重厚な戦利品の剣が下がっていた。それは、狭く窮屈な石の通路を進むには扱いにくい、かさばる冷たい鉄の塊であったが、遺跡の死の沈黙が突然の致命的な脅威によって破られたときには不可欠なものだった。使い古された革のベルトには、研ぎ澄まされた戦闘用投げナイフの収められた鞘のほか、石への無数の打撃で峰に傷のついた巨大な戦闘用クリーバーがぴったりと収まっていた。そのすぐ傍らには、古い毒の残留物を入れた気密性の高い骨製およびガラス製の小瓶が静かにチリチリと音をたて、腰のストラップのところには、根の底での21日目の終わりにあの遠い地下の湧き水で満たされた、冷たい清らかな水が入った携帯水筒が揺れていた。
湿気、カビ臭さ、そして地下の腐敗にしみ込んだ粗い羊毛製の長い旅用マントの下には、粗い布製の密な灰色のズボンと、冷水で何度も洗われたものの、染みついた汗、煤、地下の粉塵によって固く突っ立った鎧のような粗布の麻シャツが着用されているのがうかがえた。8歳という子供の肉体は、「灰の露」という核のような錬金術の影響と、腐食性の「銅の涙」の塗布により、不気味で子供らしからぬ一枚岩へと変貌していた。子供の頃の柔らかさやもろさは微塵も残っていない。彼の筋肉は限界まで緊張した強靭な鋼のバネのように鍛え上げられ、肩と背中は広がり、乾燥した引き締まった腱の密なレリーフに覆われていた。また、その肌は、ダンジョンの影に長期間閉じ込められ、毒を塗り込まれたことにより、灰色がかった土気色の、死人のような色合いを帯びていた。この肉体のあらゆる寸分が、鎖の鉄と錬金術の化合物の火傷を記憶していた。鋭く尖った頬骨とこけた頬を持つその極端に引き締まった顔立ちには、底知れぬ、完全に死んだ薄灰色の捕食者の目が際立っており、それは生まれながらの捕食者であり、残酷さによって壊れたサイコパスの冷酷で容赦のない虚無感を隠していなかった。
一歩一歩、彼は死んだ城塞の腹部へと続く孤独な行軍を続けた。見捨てられた動脈や崩壊した通洞を抜けていく今後3、4週間の降下は、彼のすり減った正気にとって、さらなる耐久テストとなることが約束されていた。
1キロ進むごとに、精神にかかる深層からのプレッシャーが増加していった。時折、エリアンの意識のなまった沈黙を突き抜けて、外国の、しつこい反響が浮かび上がってきた――それは、300年前に彼の傷ついた脳に呪われた重荷のようにのしかかった、あのエルフから残された異質な記憶の断片、異質な恐怖の断片、そして異質な痛みの断片であった。
*「どこへ登る気だ、小僧……この石はお前を押しつぶす、あの雪の峠ですべての仲間を押しつぶしたように……この先にあるのが死んだ間だけだというのに、なぜこの盲目的な怒りが必要なのだ……」* 異質な、他者の意識が、彼の頭の中で執拗かつ粘着質に囁き、疑念の種をまこうとしていた。
エリアンは急に立ち止まり、袋小路の枝道の通り抜けることのできない闇を凝縮したように見つめた。彼の歯は、疲労しきった頬骨に硬く青白い咬筋がピクピクと痙攣するほどの強い力で噛みしめられた。彼の右手はどんな思考よりも速く、反射的に戦闘用クリーバーの柄へと伸びた。
「黙れ……」エリアンは歯を食いしばりながら低く唸った。そのしわがれた怒りの囁きが、石の壁にこだました。「前の人生はその墓場でくたばった。あの時にお前を切り捨てたんだ、ケイル。お前の失敗も、お前の300年前の鼻水も、お前の恐怖も、もう俺のものじゃない。その声を自分の喉の奥に突っ込んでおけ、最後の神経まで焼き尽くされるまで、俺の頭の中に干渉するな」
その反響は従順にかき消され、彼の鉄の、揺るぎない意志のプレッシャーの下で、潜在意識の最も遠く隠された隅へと退いていった。エリアンは深く息を整え、背嚢のストラップを直すと、湿った未知の闇の中へと再び確信に満ちた足取りで進んでいった。
降下2週目の終わり頃、坑道内の空気がすっかり油っぽく、重く、硫黄の蒸気と古代の鉱物粉塵に満たされた頃、地下のラビリンスは彼を広大で半分崩壊した地下ホールへと導いた。それはかつて秘密の錬金術の保管庫だった場所だった。ここでは岩盤の重みでヴォールトが沈下しており、塩の析出物や亀裂に覆われた湿った石畳の床や巨大な石のテーブルの上には、過去数世紀の間に奇妙で青白く、ほとんど透明な胞子体の群落が生い茂っていた。
エリアンは入り口で足を止め、匂いを嗅いだ。その香りはかすかではあったが、痛いほど馴染み深いものだった――それは甘く、窒息しそうな腐敗とアーモンドの苦みの香りに、冷たい化学の焦げ臭さが混ざったものだった。それは「色あせた霜」であった。それは深層の最も稀少で危険な天然の麻薬であり、いかなる肉体の痛みをも瞬時に焼き払い、砕けた神経の叫びをかき消し、現実の境界を一時的に消し去り、重度の化学ショックの代償として幻覚のような恐るべき無敵性を与えるものだった。
カビの匂いのするネバネバした泥の中に片膝をつき、エリアンは鞘から薄手の戦闘用投げナイフを引き抜いた。素肌で「色あせた霜」に触れることが致命的に危険であることを彼はよく知っていた。わずかな接触でも即座に組織壊死、深い壊疽、そして骨に至るまでの肉の腐敗を引き起こすのだ。空気中に微細な浮遊物として漂う揮発性の有毒胞子を吸い込まないよう息を止め、ナイフの先端で、半透明で微かに震えるゼリー状の物質を職人技のような正確さで石の表面から削ぎ落とした。その全量を玄武岩の広い破片の上に集めると、彼は刃を使ってそれを細かく、不気味な白い輝きを放つ粉末へと徹底的にすり潰し、腰の空の骨製の小瓶に慎重に移し替えて、蜜蝋の栓でしっかりと密閉した。
冷徹な計算は結果について警告していたが、引き裂かれたマナ回路、労働で癒えない関節、そして肋骨の亀裂のなかで内側から焼き付けるような慢性的な痛みが、即座の救済を求めていた。身体が助けを求めて悲鳴を上げていた。
「よし……見せてもらおうか、お前の価値をな」エリアンは乾いた、無機質な声で呟き、鋭い歯の動きで骨の小瓶の栓を引き抜いた。
彼はきらめくアーモンドの香りのする粉末のひと摘みを舌の下に放り込んだ。
後頭部の付け根から首筋にかけて、冷たく麻痺させるような稲妻の一撃が走り、しわがれた鳴き声のような吐息とともに肺から残りの空気が絞り出された。その瞬間に、関節、筋肉、肋骨を走っていた地獄のような脈打つ痛みが、巨大な消しゴムで消されたかのように消え去り、絶対的でキーンと響く、死んだような空虚感へと取って代わられた。周囲の世界がぐらりと揺らぎ、慣れ親しんだ輪郭と立体感を失った。色彩は一瞬にして色あせ、あらゆる物体が平らな設計図のように見える、不気味で単色の灰白色の霧へと変わった。
しかし、麻痺するような麻酔の後にやってきたのは、恐ろしく容赦のない報いだった。異物の錬金術の毒に直面した彼の有機体は、その化学的侵略に対して激しく反逆した。
肉体は猛烈で破壊的なショックに見舞われた。エリアンは硬い石の床に崩れ落ち、まるで致命傷を負い、隅に追い詰められた野獣のように、**両膝を腹部に引き寄せ**、激しく痙攣する硬い塊となって丸まった。黒い土で汚れた無残な指先をした彼の両手は、狂ったように頭部へと突き刺さった。彼は**狂気的なまでの超人的な力で、もつれた脂ぎった髪の毛を束ごとむしり取り**、それから荒々しく、引き裂くような、混沌とした動きで**自分の顔を引っ掻き**、ダンジョンで鍛えられた青白い肌に深い裂傷の溝を刻み、そこから瞬く間に熱い血が噴き出した。
彼の**両目は大きく見開かれ――狂おしく、錯乱し、そして微動だにしなかった**。瞳孔は完全な、真っ暗な虚無にまで拡大し、虹彩を完全に呑み込んでいた。そして白目は、並外れた頭蓋内圧のために破裂した毛細血管の明るく不気味な網目模様に一瞬で覆われた。頭蓋骨の内部にはキーンと響く圧迫感のある沈黙が立ち込め――意識は幻覚の白っぽくネバネバとした霧の中に溺れて消えかけていた。口からは暗い血の混じった濃いピンク色の泡が豊富に溢れ出し、胸からはしわがれ、引き裂かれ、ごぽごぽと泡立つうめき声だけが漏れていた。
彼は冷たい石の上で、絶え間ない痙攣に身を震わせながら長い間そうして横たわっていた。化学の嵐がようやく静まり、口の中に腐敗、灰、そして自身の血のえぐく苦い後味が残されるまで。
ゆっくりと、ズタズタになった指先で突起した石の縁や床の亀裂にしがみつきながら、エリアンは体を起こした。世界が揺らぐ中で辛うじてバランスを保ちながら、彼は重いクリーバーの柄に重く寄りかかり、背中の戦利品の剣が鞘とぶつかってどんよりとした哀しい音を立てた。呼吸はゼイゼイと引き裂かれ、肺を焼き付けるようであり、蒼白くやつれた顔には、血を滲ませた新鮮で赤い引っ掻き傷が走っていた。瞳孔の広がった絶対的な黒さが、死んだ廃墟の光を反射している。
これ以上この錬金術の実験室にとどまることはできなかった――その匂いが地下の腐食獣を引き寄せ始めていた。傾いた船の酔っ払い船員のようにふらつきながら、彼は回廊の救いの闇へと再び歩みを進め、長く果てしない降下を続けた。
旅の3週目と4週目は、限界での生存の連続へと変わった。化学のトリップの閾値を越え、過酷な闘争によって鍛えられた肉体は新たな資源を求め、死んだ地下世界はこの無言の呼びかけに喜んで応え、その有毒な貢ぎ物を差し出した。
有毒な煙によって壁がひび割れ、崩れ落ちる見捨てられた坑道や技術用通洞の下層階をくまなく捜索する中で、エリアンは探し求めていたものに出くわした。床の酸で深く焦げた亀裂から、濃厚で油性の「石炭の胆汁」**が滲み出していた。その猛烈な有毒の蒸気だけで喉がヒリヒリし、胸が完全に締め付けられるような樹脂だった。もう少し先、破壊された地下水道橋の低い天井ヴォールトからは、酸化した銅と腐った硫黄の匂いを放つ重い**「硫黄のイコール(スルファリック・イーコール)」が規則正しく滴り落ちていた。
震えながらも意志の力に従う手で投げナイフを手放すことなく、彼は一滴一滴慎重に、両方の攻撃的な物質を用意していた携帯用アンプルへと採取し、溶かした蜜蝋でしっかりと封印して、古い骨製の小瓶や「色あせた霜」の残りの入ったアンプルの隣のベルトに収めた。
今や、使い古された革のベルトには、完全なる致死性のアーセナルがぶら下がっていた――古くから実績のある毒、裏切りに満ちた「色あせた霜」の残滓、そして深層の新たな猛毒2種。背中には相変わらず戦利品の剣が、太ももには重いクリーバーが収められている。絶え間ない過負荷で肉体はうなりを上げ、瞳孔は不自然に拡大したままであり、その足取りは、獲物を追う捕食者=サイコパスの容赦ない精度で計算し尽くされていた。前方に広がるのは最下層の領域。そこでは城塞がその時を待っており、彼の血管の中では、この世界を身震いさせるあの怒りが煮え滾っていた。




