第17章:夜の蹄の下の灰
# 第17章:夜の蹄の下の灰
エラリアの採掘場の地下深くの暗闇に訪れた夜は、救いとなる涼しさをもたらさず、ただ古びた汗、石炭の粉塵、そして腐敗した血の窒息しそうでねっとりとした悪臭を濃くするだけだった。深い坑道の静寂を打ち破ったのは、何百もの重いツルハシが奏でるいつもの規則正しい打撃音ではなく、狂気に満ちた銅鑼の耳障りで引き裂かれるような金属の咆哮だった。鉱山の北部セクションは地獄へと変貌していた。
半エルフ、無残に切り落とされたルーンの髭を持つ二人のずんぐりしたドワーフ、そして折れた牙を持つ巨大な獣人からなる奴隷の一団は、エリアンが投げた毒された餌を盲目的に信じ込み、真っ先に持ち場から飛び出していった。裂けるような悲鳴を上げながら、錆びた鉄筋の破片や自作の尖った武器を振り回し、彼らはついに自由への道をこじ開けたと本気で信じながら、倉庫の中央格子へと突進した。
収容所の警備陣にとって、この決死の突撃は全くの予想外ではなかった。バロン・ドレイヴンの粛清部隊――馬の汗の染み込んだ重いキルテッド・ガンベゾンをまとい、牙を剥いた猛獣の口の刻印が入った黒染めの鋼鉄の胸当てをつけた看守たちは、彼らを思考を持つ存在としてではなく、狂乱した獣の群れとして迎え撃った。抑圧された非人間種族に対する慈悲など微塵もなかった。鎖から解き放たれた屈強な軍用犬が不運な者たちの群れへと突っ込み、その牙で半エルフたちの喉を食い破り、肉を引き裂いた。鉄のスパイクが打ち付けられた鈍い棍棒と、重い鉛の散弾が編み込まれた三本尾の鞭が、ドワーフたちの頭蓋骨を容赦なく砕き、獣人の肋骨をへし折っていった。血が噴水のように坑道の灰色の石畳を濡らし、北部セクションは凄惨で泥にまみれた屠殺場と化した。
一方、完全な暗闇に包まれた遠くの隔離ブロックには、不気味で死のような静寂が支配していた。
エリアンは湿った冷たい石の上に身を屈め、背骨の尖った出っ張りが灰色の痩せ衰えた皮膚から突き出るほどに丸まっていた。わずか34日と夜――わずか1ヶ月余りの間、この呪われた採掘場の地獄は彼の命を削り取り、子供を歩く骸骨へと変えていた。彼はまだ8歳だったが、この期間は彼の精神に、幾多の時代の苦難に匹敵する深い傷跡を焼き付けていた。
彼はゆっくりと顔を上げた。深く落ち窪んだ眼窩から暗い坑道の天井を見つめる**淡い灰色の瞳**は、完全に冷えきっており、虚ろで、子供らしい恐怖や痛み、弱さのかけらも残されていなかった。かつて眩いばかりの白銀色だった彼の長髪は、固まった黒い煤、嘔吐物、血が染み込んだごわごわの醜い塊と化していた。左のエルフの耳は赤黒く引きつれた瘢痕の残る欠損部となっていた――それは、奴隷商人の一団が白昼堂々と家に押し入り、家族を皆殺しにし、彼自身に焼き印を押して鉱山に売り飛ばした、あの容赦なき日の恐ろしい記憶だった。胸の肋骨は不健康でくすんだ皮膚をぴんと張った薄いアーチを描き、鎖骨は鋭い槍の穂先のように突き出していた。手足の爪は絶え間ない過酷な労働によって完全に黒ずみ、肉の根元から剥がれ落ち、手首と足首には枷による決して塞がらない、膿んだただれの傷口が口を開けていた。
北部から響く、自分の「駒」たちの断末魔の悲鳴――彼の脱出のための安上がりな代償にすぎなかったその死に微塵も注意を払うことなく、エリアンは泥と血に汚れたボロ布の下へと震える手を差し入れた。指先が冷たい金属に触れた。それは死んだ看守オブフの死体から奪い取った、魔法の鍵の束だった。
鎖を断ち切る時が来た。
エリアンは鍵を右足の枷の鍵穴に差し込んだ。乾いたクリック音とともに金属が外れる。続いて左足も。重い鉄塊が湿った石床へと音を立てて落ちた。そして一瞬の、計算された正確な動作で、彼の魔力の源を完全に押し潰していた抑制の鉄の首輪の留め具を引っ掛け、喉元から引き剥がした。重く死んだ金属が地面に転がり落ちた。
その瞬間、彼の意識の中を冷たく凍てついた思考が駆け巡った:
*(34日間、この抑制の鉄の塊が私の肉体に食い込み、真の力のあらゆる火花を押し殺し、私を声なき影へと変えていた。私はまだ8歳だが、この呪われた世界はすでに私をすり潰そうとした。前方には500年から800年におよぶ長いエルフの人生が控えている。奪われた家族のために胸に空いたこの決して塞がらない穴は永遠に消えず、私の果てしなき復讐の第一章となり、やがてこの世界へのすべての裁きがそれに続くだろう。痛みは永遠に続くだろう――だが、もう十分だ。絶対的な報復となるべきものを、これ以上の鎖や枷が縛り付けることは許さない)*。
その瞬間、この壁がその捕捉以来一度も目にしたことのない現象が起きた。
閉じ込められ、枷に抑え込まれていた魔力の源が鎖を引きちぎって暴れ出した。氷のように冷たく、痛みを覚えるほどに強烈な純粋なマナの流れが内部の障壁を吹き飛ばし、やせ衰え疲弊しきった子供のエルフの肉体のすべての細胞へと叩きつけられた。彼の唇から漏れた声は一切なかった――真の魔術師に言葉は不要なのだ。カエル・エラリスの揺るぎない精神的記憶に支えられたエリアンの脳裏は、数学的な正確さをもって第三段階の魔法の複雑で多層的な幾何学的マトリクスを瞬時に構築した。目に見えないベクトルが輝きを放ち、力の結節点が結ばれ、完璧な精神的文様が形成された。一瞬、彼の淡い灰色の瞳が内側から冷たく死んだ青い光を放った。
エリアンは立ち上がった。衰弱しきった肉体が悲鳴を上げ、関節が音を立てたが、その意志は焼き入れられた鋼よりも強靭だった。
彼は狭い技術用の坑道を音もなく進んでいった。混乱から逃れようと略奪品を抱えて逃走を図っていた後方警備の略奪者崩れの看守が、彼の進路を塞いだ。暗闇の中の人影に気づいた看守は罵声を浴びせかけ、重い鉛の棍棒を振り下ろした。
エリアンは歩調を緩めなかった。言葉も、会話も一切ない。彼は最もシンプルな音のないメンタルインパルスによって、看守の胸元にピンポイントのベクトル圧力を発生させると同時に、電光石火のステップを踏み出した。見えないマナの刃が肋骨を打ち砕き肺を真っ二つに引き裂いた瞬間、男の肺にあった空気が血の泡の噴水となって激しく吹き飛んだ。看守はうめき声を上げながら膝をついたが、エリアンは振り返りもしなかった。容赦なく顎へと叩き込んだ短い足払いで男の首を完全にへし折り、ぐったりとした死体を泥の中に投げ捨てると、汚れたブーツを冷ややかに拭き取った。死体からは、鞘に入った上質な短い戦闘用剣と、綺麗な水の入った水筒が奪い取られた。
迷路のようなトンネルをさらに十数メートル進むと、出口を求めて通路をさまようパニックに陥った鉱山の住人たち――半エルフや逃亡した流れ者の一団に出くわした。その中の一人、顔中血まみれになった恐怖で狂乱した半エルフが彼めがけて突進し、ボロ布にしがみつきながら叫び上げた。「通せ、この化け物め、道を開けろ!」
エリアンの手が、奪い取ったばかりの剣の柄を強く握りしめた。躊躇いの影は一切ない。獣のような容赦なき鋭さで、刃は男の肋骨の下から斜め上に突き刺さり、横隔膜と心臓を一突きにした。半エルフは見開いた目を限界まで広げ、悲鳴を喉に詰まらせた。エリアンは不快で生々しい水音を立てながら傷口の中で刃を捻り、一気に引き抜いて腹部を大きく切り裂いた。死体が足元に崩れ落ちると、この淡い灰色の目をした無口なエルフの子供に対する動物的な恐怖に囚われた残りの住人たちは、悲鳴を上げながら暗闇へと逃げ出し、瞬く間に道をあけた。エリアンは血の跡を残しながら、さらに歩みを進めた。
何世紀にもわたって爆発性の高い石炭の粉塵が堆積し、木箱の中にランプ用の樹脂油が保管されている深い配管坑道へと辿り着くと、エリアンは足を止めた。
彼は冷たい石の床に手の平を押し付けた。極度の疲労に指先が微かに震えたが、魔術の幾何学的構築は完璧だった。今度は、彼は意識の中で第三段階のパイロマンティック(火炎)共鳴の複雑な輪郭を構築した。精神的パターンが結合し、見えないベクトルの交差点の真ん中で、純粋で破壊的な気の塊である灼熱の火の球が実体化した。その瞬間、凄まじい轟音とともに球体が破裂し、圧倒的な破壊の衝撃波が解き放たれた。
地下世界の静寂を切り裂いたのは、誰か一人の悲鳴ではなく、胎内から響くような地殻変動のような轟音だった。炎が凄まじい勢いで壁から噴き出し、坑道を巨大な火炎放射のパイプへと変えた。木製の支柱は乾いた爪楊枝のようにへし折れ、乾燥した支えは一瞬にして燃え上がり、石炭の層があまりの猛烈さで発火したため、酸素が一瞬で焼き尽くされ、鉱山は完全に密封された火葬炉へと変わった。内部に残されていたすべての看守、警備員、そして数秒前までパニックの中で逃げ惑おうとしていた者たちは、この轟音を上げる炎と窒息する黒煙の海の中に生きたまま埋葬された。
熱気、煤煙、崩れ落ちる岩石を切り裂きながら、エリアンは岩盤を貫いて地表へと通う半ば忘れ去られた垂直の竪穴――**古代の換気用坑道**へとたどり着いた。傷だらけの血まみれの手で鉄の足場にしがみつき、痩せ衰えた子供の肉体の地獄のような痛みに耐えながら、彼は這い上がっていった――冷たい空気と、引き裂かれた家族への容赦なき復讐の第一歩へと向かって。
古い換気口を抜けて外へと這い出した彼は、崖っぷちの凍てついた固い草の上に倒れ込んだ。胸元が激しく上下し、凍てつく空気が傷ついた肺を焼き焦がしたが、耳鳴りするアドレナリンのせいで痛みはほとんど感じられなかった。冷たい地面に横たわりながら、彼は深遠な大地の裂け目の中で地下の牢獄が燃え盛る様子を見つめていた。その淡い灰色の瞳に、深紅の炎のゆらめきが映し出されていた。
*(これはまだ始まりにすぎない)*。昼間のあの血塗られた虐殺劇がすべての優しさを焼き払ったその子供のエルフの意識の中で、その思考が冷たく響き渡った。 *(家族の仇はあの下でくたばったクソ野郎どもの血で討ったが、白昼堂々と我が家に押し入り、私を連れ去ってここに売り飛ばしたあの人買いのクソ野郎どもは、今もこの世界をほっつき歩いている。一人たりとも逃がりはしない)*。
はるか後方では、鉱山の開口部や大地の割れ目から、怪物のような轟音とともに深紅の炎の柱と黒々とした樹脂の煙の塊が噴き上げていた。1か月の命を奪い、壊せる限りのすべてを破壊した呪われた採掘場の穴は、灰塵に帰し、彼の過去をその底へと葬り去ろうとしていた。
エリアンはゆっくりと立ち上がった。冷たい風が、その小さな傷だらけの頭に張り付いたごわごわの白銀の髪を揺らした。採掘場での日々、下層での作業中に耳にした看守たちのロジスティクスに関する会話の断片、そしてカエルの前世の記憶に残る周辺の地図の記憶を頼りに、彼は心の中で正確な方位を固定していた。鉱山から東へ数マイル進んだ場所に、採掘地域とドレイヴン領の伯爵・男爵領の館とを結ぶ古い廃墟の帝国街道が走っている。そこにある最初の街道沿いの集落や、傭兵、キャラバン隊、生体品の買い付け人、そして小役人たちが群がる汚れた宿場町でなら、馬を手に入れ、ボロ布をまともな服へと着替えさせ、あのときの一団に関する手掛かりを難なく手に入れることができるはずだった。
エリアンは焦げた大地へと黒く濁った血の塊を吐き捨て、その痩せこけた子供の顔に不気味で禍々しい傷の笑みが浮かび上がった。そして、その胸の奥から原始的な憎悪に満ちた掠れ声が漏れ出た――
「――なあ、クソ野郎ども……俺を死人にしたかったのか? 残念だったな。俺は戻ってきた。今度こそ、この腐った世界をお前らの血で溺れさせてやる」




