鬼退治⑤
K〇6はキラキラ チカチカから抽出された液体
世界を何度も滅ぼしかけた精霊の欠片、テレビゲームでわざとビンチにするように、もっと単純に高いところにわざと登る子供のように、滅ぼす気はないものをあえて滅ぼしかけてきた災厄。
命の精霊は命が増えるとつい減らさしたくなってしまう。また、減ってしまうかもしれないものをあえて残しておきたくなる。
木こりの一族の守り神 情報溢れの発生場所に行くには木を切り進まねばならない。
私は悪夢をみなくなった。
私が過去悪夢を見ていた事実さえきえていた。
病院には私のへそくりからベッドや私に使用した影響で壊れてしまった医療機器の代金を支払った。
ちゃんとそのために使われたかはわからない。
隣の怪死した女性の調査で私に取り合う暇がないのだ。
退院した日には彼は私を強く抱きしめる。
私は腐った水を浴びたような状態になっており、異臭が気になったが彼はそれでも私を抱きしめた。
それ以降私は悪夢をみなくなる。
けれども夜中ふと目を覚ますと彼が私をじっと見つめている事がある。
その頃から彼が浮気を始めたことも気にならない。
まだ正式に籍は入れていない。
私を退治する方法でも探るために誰か魔法使いに助言でももらいに行ったのだろう。
それともそれとも彼は私を救う方法を探してくれているのだろうか。
私を殺そうとし、苦しむ私をみてそれを出来なかった孫にこの話をした。
私は迷わず一口彼の首筋に噛みついた。
孫だか美味しそうだからしょうがない。
それだけで私に呪いが流れ込んだ。
あの病院の女と同じ。
目の前の孫の体の水分は高濃度のK〇6。
気がつかない呪い。私はそれを察知する。
孫は人殺しの目をして鬼食い人を見つめる。
私が本当に孫を食べるのかを確認しているのだ。
なんとかこの場から離れたい。もうキラキラ チカチカを入れられたくない。悪夢が現実を侵食さはじめている。それを避けるため、体が動くようになるまでの時間稼ぎ。
孫がかわいくて思いとどまったと思わせることが出来るかどうかのかけ。
お目溢しがもらえるのか。
話自体にウソはない。
ただ孫が食料にしか見えなかったことも嘘ではない。
「キラキラ チカチカ」
目の前の男が歌いだす。
私に道はない。鬼がいない世界。
鬼食い人の生きられない世界。
鬼にかてない鬼食い人に生きる道などなかった。
私は病室で目を覚ます。
未来を予知しただけかと安心しかける。
それは違っている。
彼はとある宗教の教祖である。
由紀菜は彼の恋人を名乗り彼の信者に殺された。
魔法使いだったから生き延びたが狙われた。
そこは病室ではなく実験場だと気付く。
私は自由を奪う程度に薄められたK〇6を入れられつづける。
かろうじて動く手で顔を触ると殴られた跡がある。
皆が私を切り刻む相談をしている。
「キラキラ チカチカ」
「キラキラ チカチカ」
「キラキラ チカチカ」
私は恐怖で再び気を失った。




