元チーター、好意を寄せられる(セブン・ナイン編)
私があいつの事を好きになったのは、いつからだろう…。
〜?年前、リーフィル邸・分娩部屋〜
???「オギャァー、オギャァー」
助産婦「生まれましたよ!元気な女の子です。おめでとうございます!」
リーフィル夫人「ああ…可愛い、私の娘…生まれてきてくれてありがとう…♥」
リーフィル公爵「おお…生まれたか、お疲れ様…そして、ありがとう」
これが私・セブン=リーフィルが産まれた時のお父さんとお母さん。
私が産まれた時には、私の双子の姉であるナインはお父さんに抱かれて眠っていて…もう一人お父さんに抱かれて眠っていたのがあいつだった。
あいつと私達は、物心つく前から一緒で、赤ん坊の頃から一緒に育てられたから、少し誕生日が私達より早いあいつの事を、実の兄だと思っていた。
しかし、私達が大人の年齢(この世界では15)になった時、あいつは言った。
ユーマ「父さん、母さん…僕、そろそろ一人暮らしして良いかい?」
リーフィル公爵「…うむ、そうだな…ユーマ君ももう一人暮らしをしたいのか、少し寂しくはなってしまうが…元気な顔を見せに来てくれるなら良いだろう!セブンもナインも寂しがるだろうしな」
セブン&ナイン「(ちょっ…)お父さん!」
リーフィル公爵「ハッハッハッ!ワガママばかり言っているとユーマ君に嫌われるぞ?」
リーフィル公爵「さて…ユーマ君、もし我が領内で一人暮らしをしたいと言ってくれるならば…良い所があるのだが、どうかな?」
クワジィ「それは…良いのかい?」
リーフィル公爵「ハッハッハッ、我が息子(同然に育てた子)に遠慮はされたくはないさ!」
リーフィル夫人「あの家ならば、私達も何時でも行ってあげられる距離だしね」
その家は、あいつのお父さんとお母さんが生前に暮らしていた家だった。
今思えば、私はこの時には既にあいつの事が好きだったのだと思う。そしてあいつが家を出ていった、この数日後に私達はあいつが実の兄でない事を知る。
私は何時からあの人…ユーマ君が好きだったのだろう…。
少なくとも私・ナイン=リーフィルはユーマ君が一人暮らしを言い出した時には好きだったと思う。
分かっていた、物心ついた位の時には、あの人が…ユーマ君がいつか離れていくんじゃないかと。
しかし、分かってはいたが…ユーマ君があまりにも突然言い出すものだから、気持ちの整理が揺らいでしまった。
そして気づいてしまった、私はあの人…ユーマ君の事が好きだったんだと。
だが、この時は知りたくなかったと思ってしまった、あの人は…ユーマ君は実の兄、ユーマ君はどう思っているか分からないけど…私は女の子としてじゃなく、妹としてユーマ君と過ごしてきた、他に好きな女の子ができてもおかしくはない。
そんな事を考えていたが、ユーマ君が実の兄妹じゃない事を知り、嬉しく思った。
どうも、色々考えながら仕事をしています桑爺です。今回は、幼なじみちゃん達の恋心を抱いた過去編を書いてみました。僕自身はそんな話は無いので、本文を考えるのが難しかったのですが、恋愛系漫画やアニメを参考にさせていただきました。




