元チーター、道場破りに来られる。2
リタ「今年も、またやってる…」
私、リタ=ヴィレッブが自室で本(魔導大全)を読んでると窓辺から悲鳴等が聴こえてきた。
百年恋の戦乙女祭前数日は毎年そう、私達目当ての男の人達がユーマの家に道場破りに来るのだ。まあ、これも毎年ユーマは返りうちにしているのはいつもの事なので慣れてしまった。
ユーマが私達の恋心を知っていてやっているのかは分からないが、少なくともユーマは学院入学前までは大した魔法が使えなかった、なので彼が魔法で戦える様になってから今に至るまでも魔物達を狩る(彼はそのついでに魔物食材の調達もしている)事や、今でもこうしてユーマに挑戦に来る人達相手に魔法戦闘を続けて…まあ、日課になってるのかな…?
ユーマなら対人戦とかも余裕だろうけど、私達はほぼ対人戦…と言うか魔法戦闘自体ほぼした事がない、…実際には私、リタだけは少しはあるのだが…でも、過去の百年恋の戦乙女祭ではカードゲームだったり料理対決だったり…私達は魔法戦闘をほぼした事がない位、平和な戦いだった。まあ、今度は対人戦だったとしても…ユーマが掛かっているし、尚更負ける気はないが。(関係は無いのに、下着も可愛いのにしてしまった。)
私は、自分は何やってんだろ…と思いながら、本を閉じた。
ナイン「ユーマ君…」
その日、私…ナイン=リーフィルは用事でユーマ君のお家に来ていた所、あの男の人達が来て…ユーマ君は、少し待っていてくれ…と言って男の人達の挑戦を受けに行った。
ユーマ君は優しい、私達の恋心に気づいているのかは分からないけど…私達が嫌がるからと挑戦者達が“特定の男性“にならないように戦ってくれているのを私は知っている。
ユーマ君は優しいけど、恋には鈍感で…。
ナイン「ユーマ君はずるいよ…こんなに好きにさせておいて…」
気づいたら私はユーマ君の上着を羽織っていた。
ナイン(あ…ユーマ君の匂いがする…)
クワジィ「ナインおまたせ、ごめんね今年の挑戦者達が思ったより多くて…ナイン?」
…気づいたら、私は自室のベッドで寝ていた。…彼の上着をかけて。
ナイン「はぅぅ…」
私は赤面した。
後でお母さんに聞いたところ、私はユーマ君の家で寝ていたらしく…そのまま家まで運んでくれたらしい、部屋まではお母さんが運んできてくれたみたいだからお部屋に入られずに済んだ。セブンとかはユーマ君をお部屋に連れてきているみたいだけど…私はちょっと恥ずかしいのだ。
ナイン「取り敢えず…上着は後日返そう。」
そう言って、私は彼の上着を洗濯しに行った。
日本の夏は蒸し暑いですね。こんにちは、桑爺です。百年恋の戦乙女祭編では、女の子の恋がメインのお祭り。なので、主人公・ユーマに恋心を寄せるヒロイン視点中心に描いていこうと思っております。その為に更新頻度は下がってしまうとは思いますが、ご理解の程をよろしくおねがいします。(なるべく今までと変わらない頻度ではいるようにはしますが)作者の皆様も学業や仕事やら…執筆活動以外でもお忙しいと思います、そして今はコロナ下で暑いですから、こまめな水分補給と休憩を欠かさずにしてくださいね。




