元チーター、魔族を撃退す。
〜夜中〜
ゴォォォォ…
???「ここが例の奴の家か、…恨みは無いが、俺達の為に消えて貰う!」
???「おい、早くしろ!早くしないと、この家の魔力検知で見つかっちまう!」
???「残念だが、お前らは見つかっているぞ!」
???「馬鹿な!魔力検知対策は、まだ持つはずだ…何故もう見つかった!それに、誰だ!どこにいる!」
???「どうやってこの家の魔力検知対策をしようとしたかは知らないが…僕自身がその魔力検知だ」
その時、侵入者の背後に向かって、風が切れる音がした。
???「何故、お前らが王都に入ったか分からんが…お前ら達は始末しておかないとなぁ」
そう侵入者の後ろから声がしたと思うと、侵入者の首は転がっていた。
???「次はお前か。」
逃げようとした侵入者も次の瞬間、首が転がされていた…。
〜翌日〜
トワ「ね、ね、ユーマ君、今日はボク達のクエスト、ついてきてくれるんだよね?」
翌日、僕は女の子四人とヴィレッブ公爵邸で朝食を摂っていた。隣にはトワが座っていたが、案の定、四人共揉めた為、公平にじゃんけんということになり…僕の両隣にトワとナイン、向かいにセブンとリタが座った。
ヴィレッブ公爵「いやあ、ユーマ君とナインちゃん・セブンちゃんもうちで食べていくのはいつぶりかなぁ…ユーマ君、うちのトワかリタと婚約するときは言いなさい、真っ先に手配はしてあげるよ♪」
トワ/リタ「お父さん!/お父様!」
ヴィレッブ公爵「照れるな、照れるな…ユーマ君の事、何時も好きだって、そんな話を何時も言ってるじゃないか、若い内は恋も経験しておけ」
トワ「お父さん、いい加減に怒るよ?」
ヴィレッブ公爵「…なんてトワは言ってるが、その事以外でも困ってたらいつでも力になるぞ、ユーマ君!」
ヴィレッブ公爵はこんな感じだが、リーフィル公爵と共に僕に魔法等の戦い方を教えてくれていた。ある意味、リーフィル公爵もヴィレッブ公爵も、僕の"父親代わり"として接してくれた人たちだ。その為、頭は上がらない。
ヴィレッブ公爵「そうだ、トワもリタもセブンちゃんとナインちゃんと共にユーマ君とクエストに行くんだろう?」
ヴィレッブ公爵「私が初クエストに行った時は…」
ヴィレッブ公爵…いい人なんだけど、話が長いんだよな…。昔はヴィレッブ公爵の長話は、リタが引き受けてくれて、最後まで長話を聞いてくれていたが…最近はそんなリタでも寝る程、しかも昔より話が長くなっている。
ヴィレッブ公爵「ともかく、ユーマ君なら大丈夫だとは思うが…うちの娘達を頼んだよ!」
ヴィレッブ公爵はその上、過保護気味…な気がしなくもない。
セブン「そういえば…朝、ユーマの家前で魔族が2体殺られていたわね…」
ユーマ「ああ…片すのを忘れていたな」
ナイン「ユーマ君が倒したの?それも夜中に2体も」
セブン「魔族は、魔力が多いから…多分、首に超硬化の魔法をかけていたんでしょうけど…首がスッパリ斬られていたわ」
超硬化:その名の通り、対象物を硬くする硬化の魔法の上位魔法。硬化よりも、より硬く出来る。
トワ「魔族は魔力が多いけど…それよりユーマ君の魔力か魔力制御の方が上だったんだよ!」
セブン「魔族よりも魔力が上って…アンタ、どんだけ魔力あるのよ…」
ユーマ「えーと…ヒイ、フウ、ミイ…12000000」
セブン「1…1200万!?私達の約…48倍…」
つまりセブン達は25万位か
ナイン「それだけ魔力があって、それを制御出来てるなら負けなしでも不思議じゃないね…」
リタ「でも、そんな魔力量普通ならありえない…多くても私達位の量だと言われてる。」
セブン「魔族も多くて50万位持ってるって言われているけど…アンタの魔力量はそれを遥かに超えてるのね…」
セブン「で…でも、ユーマ君がついてきてくれるだけでも安心だけど、そんなに魔力があるなら…更に安心だよね?」
リタ「普通なら、そんなに魔力があると…制御も難しい、だけどユーマ君は制御出来てる…安心…。」
トワ「まぁ、お話は後にして、朝ごはん食べたら、早速狩りにいこー!ユーマ君の戦いも見るぞー!」
〜数時間後、ガラの森付近〜
トワ「とは言ったものの…なんにもいなーいよー!」
ユーマ「モンスターや魔物は、基本テリトリーから出ないからな…」
ユーマ「だが…魔工生物は違う。元々魔工生物は、テリトリーを持ってないからな」
魔工生物:元々は人間達により造られた、人工生命体。かつてはモンスター対策で王都を守る兵として、生活をサポートする補助として、使われていたが…時と共に忘れられ、魔物共の魔力にさらされたなれの果て。人工物の為に硬いのが特徴。
ユーマ「ほら、噂をすれば…魔工生物がいるぞ?」
セブン「ラビットゴーレム…本で見たことはあるけど、思ったよりデカいのね…でも…」
…皆、僕に戦闘をしっかり見てもらいたいと四人はじゃんけんで一人づつ戦う(強い奴は僕に倒して貰う)事にしたようだ。一番手は、セブンか。
セブン「ラビットゴーレムは硬い上に飛び跳ねるのよね…なら…」
セブンは短剣に火の魔法陣を付与したようだ。
セブン「更に…」
セブンは短剣に火の魔法陣と溶解の魔法陣も付与、…金属だから、溶かし斬るみたいだな。
セブンは複数の短剣に同様の付与をすると、それらを魔力で一斉に飛ばした。
ゴトンッ…カランッ
セブン「やった、倒したわ。初めてで倒せたなら、上出来でしょ?」
ユーマ「火の魔法陣付与はセブンに出来るとは思っていたが、溶解まで…普通に驚いた。」
セブン「でもアンタは、これを何倍もの早さで倒すのよね?」
ユーマ「そこは慣れだな、何回も倒してれば早くなるさ。」
セブン「それに消費魔力も…ラビットゴーレム一体倒すのに半分位使っちゃった。…アンタはあれだけ倒して、あんま消費しないのね…」
ユーマ「それも慣れ、使っていく内に消費魔力を抑えられる様になるよ。」
さて…次は誰の番かな?
リタ「私…頑張ってみる…」
こんにちは、桑爺です。連続投稿も9日目、そして第10部分です。気まぐれに投稿してるので連続投稿します、とは言わないのですが…妄想が止まらず、最近は連続投稿気味です。さて、遂に戦闘回を描くにあたりました。(言葉、あってるよな?)チートの主人公・クワジィことユーマ君はさておき…幼なじみのヒロインちゃん達はどんな戦いを見せてくれるのでしょうか?良ければ、お気に入りやブクマ・感想等、お願いします。




