episode43
「さぁてと。どう可愛がってやろーかねぇ...。」
「顔はバレるからやめとこーぜ?」
「まぁ、顔は良いから女の子にしてやるのも面白いな...。それを動画と写真に残すんだよ。そうすればもうデカい顔できねぇだろ?」
意識がしっかりとしてくるとおざましい会話が聞こえてくる。モデルとして新人に越されたのがどうも面白くなかったらしい。だったら、それなりに努力をしてくるべきだと思うのだが...。
「ん?あぁ。起きたかよ、お姫様?」
「気色悪い事言わないでもらえませんかね?ていうか手、解いてもらえませんか?」
「おいおい!まだ自分の置かれた立場が理解できてねぇのかよ。ウケる(笑)」
理解できてないわけがないだろう...。縄で手を縛られ地面に転がされている。サンドバックになるか、はたまた、...集団レイプでもされるか。後者は絶対に嫌だが、先程の会話からするに後者の方が当てはまってしまいそうで恐ろしい。
「なんでったってこんな真似しているんですか?」
「なんでって。面白くねぇからだよ。新人のくせして注目集めていい気になってるみたいだし。これはちょーっとお仕置きしないといけないかなぁと思ってなぁ。」
「綺麗な顔に産まれたことに感謝するんだな。お前も痛い思いするよりも気持ちい思いした方が良いだろう?」
そう言うと、モデルAは美幸の服を引き裂いた。そして、胸から腹を撫で回す。非常に気色悪い。
「おぉ、男のくせしていいさわり心地してるじゃねぇか。うわ、乳首綺麗な色してんじゃん!これなら楽しめそうだ...。」
モデルAは舌なめずりをして美幸の胸元をまさぐる。カメラを回していたモデルBも生唾をごくりと飲み込んだ。
「アンタら...このままだと終わりますよ...。」
「終わるのはお前だよこの映像があれば...!!」
モデルBが言葉を続けようとしたその時だった。どこからともなく数名のスタッフと警備員が黒川に連れられてこの場に現れた。
「MIYUKI!大丈夫ですか?!」
「黒川さん...。何とかギリギリセーフです...。」
黒川は逃げようとしたモデルAを背負い投げし、モデルBはスタッフに捕まりカメラを没収されていた。他のモデル達も続々と現れたスタッフ達によって身柄を確保される。これから奴らはもう二度とモデル人生を歩めないだろう。そうしたのも自分たちが原因なのだが。
「黒川さん、これからどうなるんですかね?」
「とりあえず、事務所預かりになりますね。まぁ、MIYUKIは何も気にすることはいりません。貴女は今回の被害者なのですから。」
なんだか芸能界の暗い部分を見た気になって、少し怖くなった美幸なのであった。




