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推しゴト!!  作者: 朱音小夏


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33/67

episode32

レッスンの休憩中、翔汰はそわそわと落ち着かない様子だった。


「ショウ君どうしたの?何かレッスンで思う所あった?」

「い、いや...例の広告今日からなんだよ。」

「そう言えば...社長が黒川と一緒に出かけてたな。」


「なになに?気になる感じぃ?」と言う澪里に翔汰はたじたじになっていた。


「そりゃあ...気になるだろ。何しろMIYUKIにとっての処女作になるんだからよ。」

「そう言われるとズルいよねぇ。なんでショウ君だけ...」

「睨むなよ...。オレが決めたわけじゃねぇんだから。」


そんな会話をしている最中だった。レッスンスタジオの扉が"バーン"と開かれ喜子一行が入ってきたのだった。そしてLUMINOUSメンバーの前を陣取ると、黒川がホワイトボードをガラガラと持ってきて何かを書いている。最後まで書き終えたところで黒川が横にはけ、喜子がホワイトボードの前に立つ。そしてバン!とホワイトボードを叩くととそこには、


「LUMINOUS新曲決定!!」との文字が。全員がそれに対してどよめいていると、喜子はコホンと咳払いを一つした。


「新曲の発表はドームツアーの最終日!最終公演!それまでにMVも作るわよ。MVには...MIYUKIを起用します!」

「「えぇ!」」

「って、なんで美幸まで驚いてるんだよ。」

「だって...初耳だったから...」


喜子と黒川はぐふふと怪しげな笑みを浮かべ、「言っちゃおっかな?どうしよっかな?」と何かを焦らしてくる。一体なんなんだ。


「社長ー。焦らさないで早く言ってよー。」

「知りたい?ねーねー知りたい?しょうがないわねぇ!な・ん・と!美幸がMIYUKIとして正式にウチの事務所に所属する事になりました!」

「「おぉー!!」」

「皆さんこれからよろしくお願いします。」


美幸がそう言うと全員が美幸を囲むように集まって来た。そして話題はまず、例の広告の事に。


「翔汰さん、広告見に行ってきたよ。...凄い人だかりだった。」

「そうそう!それにこの子、早速推されちゃってるの!」


「凄いでしょ!」と自分の事のように喜子は鼻高々に報告する。すると全員から賛美の声が上がった。


「やっぱりオレの引き出し方が良かったお陰だな!」

「...たしかに引き金は翔汰だったけれど...正直、才能が眠っていたのよ。このこの子中に。」


「まぁ、とりあえず貴方達はレッスンに戻る!そして美幸と黒川君は私と一緒に今後の話合い!」


以上、解散!!

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