『旅路の章 ― 砂と風の短編集 ―』 湖畔の小さな冒険者たち(後編)-決戦-
【前書き】
レーヌ湖畔公国の小さな村で出会った、
“自称・ちいさな冒険者たち”。
前編では、
・ジージーたちの湖畔到着
・宿の少年少女(兄妹)との出会い
・「本物の冒険」をめぐるちょっとしたすれ違い
・嵐が近づく夕方、子どもたちがこっそり湖へ……
というところまででした。
後編では、
子どもたちの“無謀な冒険”が、
ジージーたち大人(?)の“本気の冒険”に変わる夜を描きます。
―――――――――――――――――
本編
風の音が変わった。
ジージーは、宿の窓を押し開けて身を乗り出した。
レーヌ湖の水面が、さっきまでとは違う色をしている。
夕暮れの薄紫の上に、重たそうな鉛色の雲が覆いかぶさっていた。
「……嫌な風だな」
背後でセルグレンが低く言う。
「北側の山から吹き下ろしてきてやがる。
湖の上は、あっという間に荒れるぞ」
ジージーは、遠くの岸に目を凝らした。
宿の主人が言っていた、小さな漁船用の桟橋が薄く見える。
その手前、細い影が揺れた。
「あれ……」
ジージーは思わず声を漏らす。
桟橋の先に、
小さな三つの影と、荷物。
国境警備隊の大人の姿は、どこにもない。
(ノエルとレーナと、あの小さな子……!)
昼間、「ぼくらだって冒険者になれる」と言って胸を張っていた兄妹の顔が浮かぶ。
「セルグレンさん!」
「ああ、見えた」
セルグレンの声が一段低くなる。
「リゲロ!」
居間のほうから、椅子を軋ませて立ち上がる音がした。
「見つけたか?」
リゲロが扉を開け、ジージーの隣から外を覗き込む。
「……おいおい。
まさか、この風の中で出るつもりか、あいつら」
「“丘の向こうの入り江までなら平気”とか、昼間言ってたわね……」
ジージーの喉がひりつく。
あれは牽制のつもりで冗談めかして返したけれど、
子どもたちには「大人に認められなかった」悔しさしか残らなかったのかもしれない。
「セルグレンさん。追いかけましょう」
「ああ。
悠長に親を起こして説明してる暇はねぇ」
セルグレンは外套を掴み、ジージーに目配せした。
「杖を持て。
ロープはリゲロ。
ミナは――」
「もう行ってるみたい」
ジージーは窓の外を見た。
風に紛れるように、薄く白い影が桟橋の方へ滑るのが見える。
「……ずいぶんと足の早い幽霊だこと」
リゲロが苦笑した。
「行くぞ、“ちいさな冒険者”どもを迎えに」
◆
村を抜ける小道には、湿った土と草の匂いが濃くなっていた。
夕暮れの最後の光が、背後の家々の屋根を赤く染める。
風は冷たく、湖から吹き返す水気を含んでいる。
桟橋に着くと、そこには空の杭と、
揺れる水面だけがあった。
「……遅かったか」
リゲロが舌打ちする。
湖面には、遠く小さく、白い布のようなものが揺れていた。
陽が完全に沈みきる前の、ぎりぎりの薄明かりの中でかろうじて見える。
「手漕ぎ船だな。
しかも、二人用の小舟だ」
セルグレンの声に、焦りはない。
だが、瞳は鋭く細められている。
「この風で、あの大きさ……
丘の向こうの入り江まで持つかどうか」
「持たせなきゃいけないでしょ」
ジージーは桟橋の杭を掴んだ。
「ここから泳ぐのは無茶よね?」
「死にたいのか、お前は」
リゲロが呆れたように笑う。
「ここは穏やかな湖に見えるけどな、
底は急に深くなってる。
流れも複雑だ。
冬になると、流された死体がたまに上がるって話だぞ」
「……聞きたくなかったです」
「つまり、“手段を間違えると終わり”ってことだ」
セルグレンは桟橋の端にしゃがみ込み、杭の間に手を差し入れた。
そこには、予備の細いロープと、
小舟を繋ぐための金具がいくつか束ねられている。
「ジージー。
お前はここで合図役をやれ」
「合図……?」
「丘の上の見張り塔。
昼間、子どもたちが“登っちゃ駄目”と言われてたとこだ」
セルグレンは顎で背後を示す。
「そこから狼煙を上げろ。
村全体と、湖の向こうの国境詰所、両方に見えるようになってる」
「でも……
あたしたちが勝手に使ったら怒られません?」
「怒られるか死ぬか、どっちがマシか選べ」
「それは……言い方がずるいです」
ジージーは苦笑し、杖を握り直した。
「わかりました。やります」
「リゲロ、お前は俺と来い。
あそこの備え付けの漁船を使う」
桟橋の脇に、ひとまわり大きい船が一艘、伏せて置かれていた。
「鍵は……」
セルグレンが手を伸ばす前に、
ミナの透けた手が船べりをすり抜け、
中から何かが転がり出てきた。
小さな鉄の鍵。
「……便利な幽霊だ」
リゲロが目を丸くする。
「ミナ、ありがと。
戻ってきたら、あの子たちに“怖い話”の一つでもしてあげて」
ジージーが笑うと、ミナは照れたように口元を手で押さえ、
ふわりと夜の空へ溶けていった。
「さあ、散るぞ」
セルグレンが短く言う。
「ジージー、塔へ。
リゲロ、乗れ。
――走れ、“冒険者”ども」
ジージーは頷き、
丘の小道へと駆け出した。
◆
見張り塔は、
村の外れの小高い丘の上にあった。
階段は軋み、
塔そのものも古く、
まるで「今にも倒れそう」な風情だ。
(“子どもは登っちゃダメなやつ”って、たしかにそういう意味ね……)
そう心の中で突っ込みながらも、
ジージーは駆け上がる。
最上段。
風を遮るものはなく、
湖からの冷気が全身に刺さるようだった。
ここからは、湖全体が見渡せた。
村の灯り。
遠くの国境詰所の灯台。
そして――
「……あれか」
小さな白い点が、
風に翻弄されながら、丘の影へと流されている。
ジージーは塔の床に置かれた油壺と布を掴み取った。
(やり方は、さっきセルグレンさんから聞いた通り……)
油を布に染み込ませ、
火打石で火花を散らす。
カチ、カチ、カチ――。
「……点いてよ」
息が荒くなる。
指がかじかみ始めていた。
四度目の火花で、
ようやく布の端に小さな炎が灯る。
「よし……!」
ジージーは、それを塔の縁の金属皿に落とし込んだ。
油を吸った布は一気に燃え上がり、
暗くなりかけていた空に、
オレンジの光を突き立てる。
(見えるはず。
村からも、国境の詰所からも……)
ジージーは炎の側に立ち、
湖の上の小舟を睨んだ。
「ノエル! レーナ!」
叫んでも届かない距離だ。
それでも、叫ばずにはいられなかった。
「絶対、帰ってこいよ……!」
風が、狼煙の炎と叫び声を、
湖の向こうへ運んでいった。
◆
一方その頃、湖の上。
小舟は、
予想以上の横風に流されていた。
「ノ、ノエル……!」
小さな弟が、泣きそうな声を漏らす。
「だ、大丈夫だって……!」
ノエルは必死に笑ってみせたが、
手を握る櫂の感触は、もう限界に近い。
想像していた“冒険”は、
もっと爽やかで、かっこいいものだったはずだ。
――狼王ロボみたいに、丘を駆けのぼって、
――湖を見下ろして、
――「いつかぼくも」とか言って。
今の自分はどうだ。
櫂はうまく水を掴めず。
風に押し戻され。
舟は岸から遠ざかるばかり。
(これじゃ、“迷子”じゃないか……)
そのとき、
弟の指が震えながら空をさした。
「あれ……光……!」
ノエルは顔を上げた。
丘の上で、
狼煙が燃えている。
オレンジ色の火柱。
昼間見たことのない、
夜の合図。
「……誰か、来てくれてる」
胸の奥がぐっと熱くなった。
(ジージー姉ちゃん……?
あの旅のお兄ちゃんたち……?)
そのとき、
別の光が視界の端を掠めた。
湖面の向こう。
国境詰所の灯台が、
いつもより早い回転で光を放ち始めたのだ。
「……気づいてくれたんだ」
ノエルの声が震える。
怖さと、心強さと、
悔しさと、安堵と。
ぐちゃぐちゃになった感情が、
喉の奥に詰まっていく。
「ごめん、レーナ、ユリ。
おれ……」
謝りかけた瞬間、
右側の波の向こうから、低い声が飛んできた。
「頭を下げるのは、岸に着いてからにしな!」
ノエルが振り向く。
そこには、
見慣れない大きさの影――漁船だ。
波を切って近づいてくる。
舵に立っているのは、
深くフードをかぶった男。
「大丈夫か、“ちいさな冒険者”?」
風に乗って届いた声は、
昼間、宿で聞いたリゲロのものだった。
「お、お兄ちゃん……!」
レーナが叫ぶ。
「船を寄せる。
ノエル、ロープは握れるか?」
「に、握れる!」
「よし、“リーダー”として弟と妹を守れてるな」
リゲロは片目をつぶり、
船べりからロープを放った。
ノエルは必死で手を伸ばす。
指先が、濡れた縄を掴んだ。
「絶対、放すなよ!」
「う、うん!」
縄がピンと張る。
小舟は、漁船の後ろに引かれるように向きを変えた。
その背後で、
セルグレンが冷静に舵を切る。
「風変わりの分、ちょっと回り道になるぞ」
「急がば回れってやつだ。
小舟ひっくり返したら、元も子もねぇ」
リゲロは半ば冗談めかして言い、
ノエルに大声を飛ばした。
「いいか、ノエル。
“冒険”ってのはな――
“戻ってきて初めて成功”なんだ」
その言葉は、
風よりも強く、少年の胸に響いた。
「……うん!」
ノエルの返事は、
さっきより少しだけ、大きくなっていた。
◆
岸に戻ったとき、
村はすでに慌ただしく動き出していた。
見張り塔の狼煙を見た者たちが、
宿の主人を叩き起こし、
国境詰所からも武装した兵士が駆けつけてきている。
「ノエル! レーナ! ユリ!」
宿の夫婦が、駆け寄るなり子どもたちを抱きしめた。
「なにしてるのよ、あんたたちは……!」
母親の声は震え、
叱るというより、泣き叫んでいるようだった。
「ご、ごめんなさい、母ちゃん……!」
ノエルは、
ようやく涙をこぼした。
父親は黙って、
その頭をがしっと抱え込む。
そこへ、
見張り塔から駆け下りてきたジージーが合流した。
「みんな、無事……よかった……!」
膝から力が抜け、
その場に座り込んでしまう。
「ジージー、煙はよく見えたぞ」
国境詰所の隊長が、息を弾ませながら言った。
「おかげで、詰所からも救助船を出す準備ができた。
――が、セルグレンたちが先に着いたみたいだな」
「大したもんだ」
リゲロが肩をすくめる。
「俺たち、ちゃんと“冒険者”っぽかったか?」
「ええ、とっても」
ジージーは笑った。
「でも、“あたしたちだけじゃ無理だった”ってことも、ちゃんと書いておきます」
「どこに?」
「この旅の“記録帳”にですよ」
ジージーは胸元から、小さなノートを取り出した。
リルモアを出てから、
見たもの、聞いたこと、
名前と顔と、小さな出会いを記している旅の帳だ。
「“湖畔の小さな冒険者たち”。
――これで一つ、物語が増えました」
◆
夜が深くなり、
風も少し弱まったころ。
宿の一室には、ジージーたち三人と、
布団にくるまれたノエルがちょこんと座っていた。
レーナとユリは、さすがに疲れて寝てしまった。
宿の夫婦は台所で何やら話し合っており、
この部屋だけが静かな島のようになっている。
「……怒らなかったんだね」
ノエルがぽつりと言った。
「もっと、“冒険ごっこなんて子どものすることだ”って怒られると思った」
「怒らないわよ」
ジージーは首を振った。
「だって、あんた、本気で妹たちを守ろうとしてたもの」
「それは……
途中から、“守る”ってより、“守られてた気がする”けどさ」
ノエルは照れくさそうに笑い、膝を抱えた。
「ジージー姉ちゃんたちは、本物の冒険者なんだよね」
「どうだろうな」
リゲロが横から口を挟む。
「まだ“登録証”も持ってねぇし、
ギルドからの依頼も受けちゃいない。
今やってるのは、“勝手に首突っ込んでる旅”みたいなもんだ」
「でも、強いし、かっこいいし……」
「強さはそこそこ。
かっこよさは半分。
金はほぼゼロ」
「最後のが一番致命的ですね……」
ジージーは苦笑した。
「ねぇ、セルグレンさん」
ノエルが真剣な目で向き直る。
「やっぱり、“冒険者”って、登録しないとなれないの?」
「ああ」
セルグレンは頷く。
「レーヌ湖畔公国にも、小さいがギルド支部がある。
本来はそこで“誓約”と“登録”をして、
初めて“冒険者”と呼ばれる」
「誓約……?」
「“武器は人を守るために使う”“依頼主を裏切らない”“仲間を見捨てない”――
場所によって細かい文言は違うが、大体そんなところだ」
ノエルは自分の膝を握りしめた。
「……おれ、今日、
妹たちを危ない目にあわせた」
「だが、最後まで櫂を握ってた」
セルグレンは静かに言った。
「それを忘れるな。
お前が手を離していたら、
本当に――二度と戻れなかったかもしれない」
ノエルの喉が、ごくりと鳴る。
「“冒険者”ってのはな」
リゲロが、布団に胡座をかいて腕を組んだ。
「かっこいいところだけじゃねぇ。
今回みたいに、“二度とやりたくねぇ”って冷や汗かく現場も多い」
「それでも続けたい人だけが、
登録所の扉をくぐる」
セルグレンが言葉を継ぐ。
「お前は、いつかその扉を叩くかもしれない。
今日のことを忘れなければな」
「……忘れない」
ノエルはきっぱりと言った。
「“戻ってきて初めて成功”――
リゲロ兄ちゃんの言葉も、絶対忘れない」
リゲロは鼻の頭をかいて、
ごまかすようにそっぽを向いた。
「そうだ。
どうしても“冒険者”になりたけりゃ、
やるべきことはいっぱいある」
ジージーが指を折って数える。
「体を鍛える。
字を覚える。
地図が読めるようになる。
人の話をちゃんと聞く。
それから――」
「それから?」
「“家族のご飯を美味しく食べる”。
これ、とっても大事」
ノエルは目を瞬いた。
「……なんだよ、それ」
「帰る場所があるって、すごく強いことなの」
ジージーは笑った。
「怖い思いをした日ほど、
温かいスープと、誰かの“おかえり”が、
心の中の“支え”になるんだよ」
ノエルは、しばらく黙っていた。
「……じゃあ、おれ、今日から“家族のご飯係”もやる」
「それ、いいな」
リゲロが笑う。
「ついでに、“旅人の話を聞いてメモする係”もやっとけ。
俺たちみたいな連中、時々とんでもねぇ話していくから」
「旅人帳かぁ……」
ノエルの瞳が、少し輝きを取り戻した。
「ノエル」
セルグレンが立ち上がる。
「お前がいつか、本当にギルドの扉を叩いたとき――
“レーヌ湖畔公国のノエル”って名前を聞いたら、
きっと俺たちの誰かが気づく」
「……!」
「今日ここで、
お前が櫂を離さなかったこと。
それを、俺たちも“記録帳”に書いておく」
ジージーはノートを開き、
ペンを走らせた。
『レーヌ湖畔公国
湖畔の小さな冒険者 ノエル
――嵐の中でも、櫂を離さなかった』
書き終えて顔を上げると、
そこには、少し泣きそうで、
でも誇らしげな少年の顔があった。
◆
翌朝。
湖の風は穏やかで、
水面は鏡のように静かだった。
ジージーたちは、
村を出る小道の入口で足を止めた。
見張り塔の下で、
ノエルとレーナとユリが手を振っている。
「ありがとなーっ!」
「また来てねーっ!」
ノエルは胸に、小さな木の板を抱えていた。
昨夜、リゲロが残していった“古い冒険者証”の欠片だ。
もう使えない、失効したものだが、
そこには確かに、ギルドの刻印が残っている。
「それ、どうするつもりなんだ?」
ジージーが尋ねると、
ノエルは少し照れながら笑った。
「“いつか本物をもらうまでの約束”にする。
これを見るたびに、忘れないように」
「いい約束だ」
セルグレンが頷く。
「じゃあ俺たちも、その約束に一つ“おまけ”をつけよう」
「おまけ?」
「お前が本当に冒険者になったら――
“支える誰か”も見つけろ」
ノエルは首をかしげた。
「支える、誰か?」
「家族でもいい。
仲間でもいい。
見知らぬ誰かでもいい。
“自分のためだけじゃない冒険”を、一本でもいいからやってみろ」
セルグレンの言葉に、
ジージーもリゲロも自然と笑みを見せた。
「それが、“支える勇者”の第一歩だからね」
ジージーが付け加えると、
ノエルは真剣な顔で頷いた。
「……わかった。約束する!」
ミナが、ジージーの肩の上でくすくす笑った。
「いい冒険者さんになりそうですね」
「ね」
ジージーは湖の方を振り返る。
静かな水面。
あの夜の荒れた波が嘘のようだ。
(冒険って、
たしかにちょっと“危ない”。
でも――)
横を見ると、
セルグレンが前を見据え、
リゲロが肩を回して準備運動をしていた。
(こうやって、“戻ってこられる仲間”がいるなら――
きっと、続けていける)
小さな冒険者たちに、
手を振り返す。
湖畔の村が、背後で小さくなっていく。
旅路の先には、まだ知らない街と、
まだ出会っていない“誰か”がいる。
「……じゃ、次はどこのギルド支部で金を稼ぐかね」
リゲロがあくび混じりに言った。
「その前に、腹ごしらえだな」
セルグレンが現実的なことを言う。
「冒険者志望の少年少女との“約束”もできたし、
今度こそ正面からギルドの扉を……」
「叩く前に、ちゃんと顔と服を整えましょうね。
あんまりボロボロだと、“身元不明の厄介者”扱いされちゃいますよ」
ジージーの言葉に、
三人の笑い声が、湖畔の道に溶けていった。
どこかで、
小さな冒険者たちも笑っている――
そう思えるくらいに、
レーヌの風は穏やかだった。
―――――――――――――――――
【後書き】
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
この「湖畔の小さな冒険者たち」は、
•『アラスカ/小さな冒険者たち』系の
“子どもたちの無謀と勇気”
•それを見守り、時に手を出す
“大人(先行く者)たちの責任”
•「冒険」と「無謀」の境界線――
“戻ってこられて初めて成功”
をテーマにしたエピソードでした。
ジージーたちにとっては、
•冒険者ギルドという存在を、
もう一度しっかり意識するきっかけ
•“支える勇者”として、
「自分たちの背中を見ている世代」がいる事実を突きつけられる回
にもなっています。
この後の「商人と一ポンドの約束(ベニスの商人風)」では、
もう一段階、“契約”や“裁き”の側面から
冒険者の在り方を掘り下げていく予定です。
よろしければ、そちらもご一緒しましょう。




