頑張らなくてもいい日
本日も2話投稿予定。短いです。
私とヨハンは、カンガルーのポケットから噴き出したお宝から、少し離れたお花畑の上で、大の字に寝そべって空を見ている。
透き通るように青い空に、まんまる雲が浮かんでる。
やさしい風が頬をかすめ、ほのかに花の匂いが漂う1階層。
花柄全身タイツの私とヨハンは、1階層の扉から出ようとしていたが、1階層はカンガルーのポケットから噴き出したお宝を確認するための調査隊や、検索隊、ギルドの人などでごった返し、1階層の扉を頻繁に出入りしている。
この人ごみの中を、カメレオンなみに全身花柄タイツでもバレる。確実にバレる。
バレたら、とてもめんどくさい事になりそうなので、落ち着くまで1階層から出る事をあきらめた。
エリナ姉が、1時間たっても3階層の扉から出てこない私達を心配して、バレンシア侯爵令嬢達に頼んで、3階層に踏み入ってるかもしれないが、カンガルーは居ないし、4階層に入らなければ大丈夫だろう。
大丈夫だよね。バレンシア侯爵令嬢4階層入らないよね。入りそう。
でも、この前切れてたストーム副騎士団長も一緒だから、確実に止められてるな。
エリナ姉の事だ、3階層の扉からエリナ姉の所には、私達が出てこれない事に気付くだろう。
焦ることは何もないので、のんびりしている。久しぶりののんびりだ。
「ねえ、ヨハン。ハンマー取り戻せてよかったね」私はジト目でヨハンをみている。
「・・・・。」
ヨハンはめずらしくニコニコで、花柄全身タイツの中にハンマーを入れ、花柄ハンマーが凸っとしている。凸っとした花柄ハンマーをなで続けている。
「ねえ、ヨハン。カンガルーはアイテムボックス持ちだったんだろうね。死ぬときアイテムボックスの中身全部噴出してたでしょ。私が死ぬときは、噴水みたいに口から出てくるのかな、他のアイテムボックス持ちの人はどうなんだろうね」
「・・・・。知らない」ヨハンはそれどころでは無い様子。ハンマーをなでなで。
「カンガルーのアイテムボックスから出てきたのは、パーティー部屋にあるような物ばかりだったね。
あの3階層の白い部屋、元々はパーティー部屋だったんじゃないかな。
カンガルーは部屋にあるすべての物を、アイテムボックスに入れたんじゃないかな。どう思う」
「・・・・。わからない」ヨハンは今度は、ハンマーをお腹の上に置き、なでなで。
「カンガルーて強かったね。3階層であれだけ強いんだから、4階層はもっと強いモンスターがいるのかな。何で4階層を覗かなかったの」
「・・・・。勘」ヨハンは、一瞬真剣な表情になった。
「そっか」ヨハンの勘は、野性的だから当たるんだよね。4階層に挑むのは辞めよう。
「1階層の扉の人の出入りが落ち着いたら、ここから出るでしょ。ダンジョン横の詰め所には入れないよね。キャンプかー、キャンプは飽きたんだよね」
「・・・・。そうだな」
「ここで、このまま寝るのも悪くない」
「・・・・。眩しい」
「女神の石臼で、ログハウス出そう。ハンモックも、ここは虫がいないから寝やすいよ」
「・・・・。バレる」あきれ顔のヨハン。
「確かに。女神の石臼検証したかったな」こりていない私
「・・・・。」ヨハンがジト目でみていた。
次は、書きたいものを書きました。




